「YouTubeのチャプターは使っておいた方がいいの?」
「チャプターの設定の方法は?」
2020年からYouTubeに新しくチャプター機能が追加されました。チャプターは簡単にいうと、内容ごとに動画を区切った目次のような機能です。
使っておいた方が良さそうだなとは思いつつも、イマイチ使い方が分からない方も多いのではないでしょうか。結論からいうと、チャプターは今すぐ設定すべきです!しっかり使いこなしておいた方が、再生回数やユーザーからの評価を得るのに有利に働きますよ。
そこでこの記事では、チャプター機能を上手に活用するために、以下のことを説明していきます。
- チャプターの意味
- 設定の手順
- メリット
- 注意点
企業アカウントでもYouTuberでも、このチャプター機能を設定している人は少ないのが現状です。チャプターを設置しておけばライバルの動画と大きく差を付けられることでしょう。
YouTubeのチャプター機能とは?
繰り返しになりますが、YouTubeのチャプター機能は動画を見所ごとに区切る、目次のような役割を持っています。
チャプターを設定した動画はYouTubeで次のように表示されます。
チャプターが設定されている動画では、シークバーに変化が生まれます。
シークバーとは、動画の下部分で現在の再生位置を示した棒状の機能のこと。ここにカーソルを合わせると、動画のミニウィンドウとチャプター情報が分かる仕組みになっています。
さらに、設定したチャプターは動画の説明欄にも表示されます。
シークバーか説明欄からチャプターを選ぶことで、好きな位置からの再生が可能になるのです。DVDのチャプター機能を思い浮かべると分かりやすいでしょう。
YouTubeでチャプターを設定する手順
チャプターは自動で表示されるわけではなく、毎回手動で設定する必要があります。
ここでは、その詳しい方法を画像付きで説明します。
- https://studio.youtube.comにアクセスする
- 左側のメニューから投稿動画の一覧を表示し、チャプターを設定する動画を選ぶ
- 動画の説明欄にタイムスタンプとチャプタータイトルを入力する
以上の3つの手順でチャプターの設定は完了です。
手順に出てきたタイムスタンプは、「:」を使って時間を表している部分のことです。
説明欄に入力している時点では文字列として黒字で扱われていますが、実際の再生画面ではクリックすると任意の場面にスキップできるリンクとして表示されます。
タイムスタンプのとキャプチャータイトルには必ず半角スペースを入れましょう。
YouTubeでチャプターを作る3つのメリット
YouTubeでチャプターを作るのは、正直手間がかかるかもしれません。
しかし設定しておけば、次の3つのメリットが得られます。
- 視聴者が満足する
- Googleの検索結果で目立てる
- YouTubeに動画の内容を伝えられる
【チャプターのメリット1】視聴者が満足する
チャプターは視聴者に便利な機能。動画に目次がつくことで、視聴者は見たいところから再生できます。
もし長い動画を前回の続きから視聴したい場合、チャプターがあった方が探しやすいですよね。視聴者にとって利便性が高いので、「また見たい」「次も再生しやすそう」と好印象を与えられます。
【チャプターのメリット2】Googleの検索結果で目立てる
チャプターを設定しておくと、Googleの検索結果にて自分の動画が目立てるのもメリット。大きく動画の情報が表示されるので、検索流入の増加が見込めます。
というのも、GoogleがYouTubeの親会社であるため、検索のアルコリズムにYouTubeの動画がたくさん出てくるから。
例えば、Googleで「Zeppy投資ちゃんねる 銘柄」と検索したときの実際の表示は以下のようになります。
このように動画のサムネイルやタイトルだけでなく、チャプター情報で大体の動画の中身を知れるのです。
視聴者が動画の閲覧を決めるときのにインパクトを与えられるができるので、再生回数アップも見込めるでしょう。
【チャプターのメリット3】YouTubeに動画の内容を伝えられる
チャプターを上手に使えると、YouTubeに動画の内容を伝えられます。
動画の説明欄にチャプターでキーワードを入れることで、視聴者が動画を探し出してくれるようになるからです。説明欄の活用についてYouTube公式でも以下のように説明しています。
適切なキーワードを盛り込んで説明を書くと、視聴回数や総再生時間を増やすことができます。(中略)
インタラクティブな機能を追加することで、視聴回数の増加につなげたり、コラボレーションを紹介したり、チャンネル登録者の拡大に役立てることができます。(中略)
長い動画ではタイムスタンプ を使用して、視聴者が重要な部分にスキップできるようにしましょう。
具体的には、動画やチャプターの内容に関連するキーワードをチャプター名に入れておけば、再生回数を増やすチャンスにもなるということです。
チャプターのタイトルには不自然にならない程度に、キーワードを含めるようにしましょう。
YouTubeにチャプターを付ける時の5つの注意点
YouTubeにチャプターを追加するのに、気をつけたいこともあります。
これから紹介することをミスすると動画の再生位置にリンクがつながらず、タイムスタンプはただの文字列になってしまうのです。
以下の5つのことに注意してチャプターを入力しましょう。
- 開始時間は0:00
- チャプタータイトルは3文字以上
- 動画を3つ以上に区切る
- 1つのチャプターは10秒以上にする
- 半角数字・半角記号を使う
【チャプターの注意1】開始時間は0:00
1:30など、動画の途中からチャプターをつけるのはNGです。YouTubeで統一されているからです。
1つ目のチャプターのタイムスタンプは、0:00からスタートするように作りましょう。
【チャプターの注意2】チャプタータイトルは3文字以上
タイムスタンプの後ろにつけるタイトルは、3文字以上で設定する必要があります。1文字や2文字ではタイムスタンプがリンク化されません。
文字数も意識してタイトルを付けてくださいね。
【チャプターの注意3】動画を3つ以上に区切る
動画のチャプターの数は3つ以上に区切りましょう。
1本の動画を前半と後半に分けるだけでは有効なチャプターにはなりません。タイムスタンプを最低でも3つは入力してください。
【チャプターの注意4】1つのチャプターは10秒以上にする
1つずつのチャプターが短すぎるのもNGです。10秒に満たない区切り方は無効なタイムスタンプになってしまいます。
必ずそれぞれが10秒を超えるように設定しましょう。
【チャプターの注意5】半角数字・半角記号を使う
タイムスタンプに使う文字は全て半角で入力しましょう。
- 数字
- :(コロン)
- スペース
全角が混ざっているタイムスタンプはチャプターとして認識されません。
チャプター以外にYouTubeの再生回数を上げる6つの方法
チャプターでも再生回数アップにつながりますが、他の方法と組み合わせるとより効果的になります。
ここでは、簡単にできるチャプター以外の工夫を6つ紹介します。
- 検索キーワードの候補を参考にする
- タグを活用する
- タイトルとサムネイルを魅力的にする
- アナリティクスを分析する
- 外注やコンサルを活用する
【チャプター以外の工夫1】検索キーワードの候補を参考にする
YouTubeの検索キーワードの候補を活用しましょう。
候補のキーワードは、YouTubeの検索欄に任意の文字を打ち込むと表示されます。
例えば「もふもふ」と入力してみた時の検索候補がこちらです。
視聴者の中には、もふもふ不動産だけでなく動物関係の動画にも興味を持っていることが読み取れます。
このように、キーワードから分かる視聴者のニーズを、題材探しのヒントにしてみましょう。
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【チャプター以外の工夫2】タグを活用する
タグを使うのも、再生回数を上げるのに効果的。
なぜなら、タグを設定するとYouTubeに動画の内容を伝えられるからです。さらには、似ているタグを付けた動画の関連動画として掲載されるチャンスにもなりますよ。
タグの設定は手間ではないので、実践していなければすぐにでも取り組んでみましょう。
▼タグの詳しい効果や使い方を紹介▼
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【チャプター以外の工夫3】タイトルとサムネイルを魅力的にする
再生回数を伸ばすには、タイトルとサムネイルも工夫しましょう!
読者がつい再生したくなるような魅力的なタイトルとサムネイルをつけるのがポイントです。また、タイトルには検索流入で狙っているキーワードを盛り込むのもよいですよ!
今までなんとなくタイトルやサムネイルを決めていた方は、ぜひ改善してくださいね。
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【チャプター以外の工夫4】アナリティクスを分析する
動画を投稿して終わりにしてはもったいないです。
アナリティクスをぜひ分析しましょう。そうすると、動画への課題が数値的に分かりますよ。
具体的には、以下のような情報が手に入ります。
- 視聴者層
- 離脱が多いポイント
- 動画の流入元
次の動画作成でどこを改善すればいいのか、アナリティクスから読み取って活用しましょう。
YouTubeのアナリティクスは、YouTubeの機能内で無料で使えます。
▼YouTubeのアナリティクスの読み方を解説▼
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【チャプター以外の工夫5】外注やコンサルを活用する
効率的に再生回数を伸ばしたいなら、外注やコンサルを使うのもひとつの手。
YouTubeのノウハウ不足を感じていたり、短期間で動画の質を上げたりしたい方は、積極的に活用するのをおすすめします。特にコンサルでは、YouTubeを客観的な目線で見てもらい、自分では気づけなかったチャンネルの強みや弱点を知れますよ。
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