不動産投資家のもふです。Twitterや Line@で役立つ情報を配信しています。
あなたは、「不動産投資をしてみたいけど、不動産投資の世界は怖い・・・」
と思っていませんか?その通り、不動産は怖い世界なんです。
非常に大きな金額が動くので、初心者を騙そうとする不動産屋さんが大勢います。
騙されないためには、良い業者さんを見分けることが重要という方がいますが、初心者が見分けることはかなり難しい状況です。
顧客を集めれば集められるほど稼げるので、良い立地に豪華なオフィスを構え、洗練されたデザインのホームページを持っており、さらに積極的に広告を売ったりセミナーをやったりしています。なので、初心者には見分けにくいです。
また、それだけお金をかけて集客しているということは、それだけたくさんぼろ儲けして広告費用をかけても利益をたくさん出せているという証拠にもなるのです。
この記事では、実際に不動産屋さんが騙している手法を公開します。
事前に詐欺の手法を知ることで、記事を読んでくれているあなたが詐欺に引っかかるリスクを下げられたら嬉しいです。
もくじ
不動産投資で騙される人が多い理由
不動産投資に詐欺が横行しており、初心者を騙して安い物件を高く売りつける会社も多いです。
そして、常にサラリーマンが騙されます。。なぜ騙される人が多いのかは、
- 大金が動くので、騙した時のリターンが大きい
- 不動産の価値、価格がわかりにくい
- 銀行から融資を受けることで、初心者でも大きな金額を手にできる
- 不動産の売買の仕組みがわかりにくい
のような理由があります。
大金が動くのでリターンが大きい
まず、大金が動くというのがあります。大金が動くからこそ、詐欺で騙したときのリターンが大きいのです。そのため、不動産の世界は詐欺師や騙してくる人がとても多くいる印象があります。不動産の詐欺で数億円の利益を上げるケースもあります。
詐欺を働いたとして少額の金額しか儲からないのだったら、わざわざ詐欺をするメリットが全くないですよね。
不動産の価値がわかりにくい
そして次に不動産の価値がわかりにくいので、騙しやすいんですよね。詐欺にもはめ込みやすいです。
土地と建物を見て、価格が1億円なのか1.5億円なのか?5000万円なのか?みわけがつきますか?
もしつかないのだとして、その状態で不動産投資物件を購入するのは危険な目にあう可能性があります。仮に5000万円の価値しかない不動産を1億円として売りつけられる可能性があるということです。
不動産投資に限らずですが、価格がわからないものを言われるがままに買ってしまうことは大変危険なのです。特に不動産投資の世界は初心者をはめ込もうという人が多くいます。営業マンに勧められるままに買って、返済ができなくなって破産する方もたくさんいる世界なのです。。
くれぐれも、不動産の価値がわからないのに購入することがないように気を付けましょう。
銀行から融資を受けられるのでお金がない人でも大金を動かせる
株とかほかの投資商品であれば、銀行から融資を受けることができないのでお金がない人だとそもそも大金を奪うことが難しいです。
しかし不動産投資の最大のメリットは銀行融資を使えることにあるので、貯金が多くない方でも不動産投資を始められる可能性があります。そこを逆手にとって、銀行を騙したりなどして大金を融資させ、そのお金でクソ物件を売りつけるという業者さんもたくさんいました。
いかに良くない物件に銀行から融資を受けさせるかというところは、かなり研究されている状況です。
また、初心者の方は銀行が融資をしてくれるから安心だと思い込んでいる方もいます。「銀行が貸してくれるってことは、厳しい審査をしっかりして安全保障してくれるんだ」って思っている方もいますが、これは大きな間違いです。
銀行が融資してくれるから安全とかではなく、自分自身で物件の価値や収益性をしっかりと判断しましょう。
不動産投資で騙された人々…2017年末までに爆発的に流行した詐欺スキーム
2017年にかぼちゃの馬車が破綻し、融資をしていたスルガ銀行などに調査が入りました。そこで、今まで表に出ていなかった詐欺的なスキームが明らかになったのです。
動画でまとめているので、不動産投資に興味がある方は、必ず見てみてください。
動画の内容をまとめると、不動産業界には以下のような詐欺的なスキームが横行していました。
- 物件価格を高く捏造する
- 家賃を高く捏造する
- 空室があるのを隠す
- 通帳を偽造して資産を多く見せる
- 複数の法人で複数の不動産を持っていることを銀行に隠す
詐欺的なスキームは、2種類ありました。
不動産屋さんと買主が協力して、銀行を騙すパターン
銀行から融資を受けるため、不動産屋さんと買主が協力し合って銀行について嘘をつくいうパターンがあります。
融資を受けるため、通帳を偽造したり、さらには家賃を偽造したりするケースもあります。この場合、不動産屋さんと買主さんの連携と協力が重要になってきます。
物件価格を高くして銀行に提示し、たくさん融資を引き出す手法もあります(かきあげ、ふかし)。
この場合は、銀行に出す決算書と、税務署に出す決算書を2つ別々に作らないとつじつまが合わなくなり、騙していることが発覚します。税理士さんも協力し、詐欺スキームに共謀しているパターンもあります。
不動産屋さんが、買主と銀行を騙すパターン
恐ろしいことですが、不動産屋さんが詐欺を働き、買主と銀行を騙すパターンがあります。
例えば、、手付金の詐欺があります。
手付金は、普通は物件を購入する一人からしか集めないのですが、複数人から手付金を集め、そのまま逃亡してしまうというパターンです。
これは要注意です。。僕もはめられる可能性があります。
また、電話相談をさせていただいた方からお伺いしたのですが、満室ですよと不動産屋さんが買主さんと銀行に嘘をついて、購入後に物件を見に行ったら8割が空いていたというケースもありました。賃貸契約書も巧妙に偽造されていたそうです。
不動産投資家の僕も、そこまでされるとはめ込まれる可能性が出てきます。。本当に注意が必要です。
本当に要注意です。
この詐欺スキームが報道されました
今までこういう詐欺のスキームは表に出てくることがなく、水面下で行われていました。
しかし、かぼちゃの馬車の破たん以降、様々報道機関から報道され、あかるみにでました。
銀行を騙しまくっていたのがわかったので、銀行も融資を慎重になり融資を出さなくなっている状況です。そのため、不動産が売れなくなり、水戸大家さんなどいろいろな不動産会社が破綻しつつあります。
まとめ~不動産で騙されないないためには
不動産は大金が動くので詐欺を行おうという人々がたくさん集まっています。
そこで騙されないためには、いろいろな事例を勉強して事前に知識を身に着けること、よくわからない不動産の購入は行わないことなどが大切です。
また、不動産屋さん自身が詐欺でお金を集めてそのまま逃亡するケースも出てきました。僕ら投資家も気を付ける必要があり、お金をもって逃亡する不動産屋さんがいるということを胸に刻み込んで、疑い深く調査するしか手はありません。
また、物件の市場価格がわからず、不動産の価格が安いのか高いのかわからない場合は、勇気をもって物件を買わないことも政界になります。
この記事が役に立って、少しでも詐欺による被害者が減り、利益が出ない不動産を購入することがないようになればうれしいです。