井村俊哉氏が地盤ネットを買収。和製バークシャーを宣言!

こんばんです。もふです。

今日は、個人投資家として超有名な井村俊哉さんが、上場企業の地盤ネットホールディングスを買収して「日本のバークシャー・ハサウェイになるぞ」と高らかに宣言したニュースについて、詳しく解説していきたいと思います。

https://t.co/391xkDpYwH

このニュース、Twitter(X)でもすごく話題になっていたので、気になっている方も多いんじゃないでしょうか。

井村さんは僕が以前、株式会社Zeppyという会社に株主として出資していた頃からの知り合いでもあります。そんな僕から見た井村さんのすごさや、今回の買収劇の裏側にあるドラマについても、しっかり深掘りしていきますね。

井村俊哉という投資家の異次元すぎる経歴

2020年Zeppyに出資した時のリリース
2020年Zeppyに出資した時のリリース

まず、井村さんをあまり知らない方のために、これまでの経歴をざっとおさらいしておきます。これを知ると、今回の「和製バークシャー宣言」がどれだけ本気なのかがより深く理解できるはずです。

井村さんはもともとお笑い芸人をされていて、当時は全然稼げなかったそうです。そこから100万円を元手に株式投資をスタートされたんですが、ここからの執念が凄まじい。

日本の全上場企業の決算書を死ぬほど読み込み、その中から「誰も気づいていない価値(アルファ)」がある銘柄を、徹底的に厳選します。そして、これだという2〜3銘柄に全財産を集中投資するというスタイルを10年以上続けてこられました。

その結果、元手100万円から資産100億円という、とてつもない高みに到達されたわけです。

僕も2020年頃、テレビ東京さんと一緒にZeppyに株主として参加し、YouTuberとしても経営ミーティングなどで1年ほど活動を共にしました。間近で見ていて思ったのは、彼は本当に「怪人」です。普通の人じゃない。何かを突き抜けて持っている、いい意味でクレイジーな方なんですよね。

石炭株での大勝利とファンド設立への道

井村さんの名前が世に轟いた大きなきっかけの一つが、三井松島ホールディングスへの投資です。

石炭価格が上がるタイミングを見計らって9億円もの巨額投資を行い、大量保有報告書を出しました。その後、ウクライナ情勢などの影響で石炭価格が爆騰し、数十億円という利益を出したんです。ゴールドマン・サックスなどの巨大な機関投資家が空売りを仕掛けてくる中、個人投資家(厳密には彼の資産管理会社ですが)がそれを跳ね返して勝った。このニュースは投資界隈を震撼させました。

その後、井村さんは「日本の家計を豊かにしたい、投資をもっと身近にしたい」という志を持って、2024年に大きな一歩を踏み出します。

それが、株式会社FUNDNOTE(ファンドノート)との投資助言契約です。井村さんは自身で「kaihou」という会社を立ち上げ、プロの投資家である武井入さんとタッグを組んで、一般の方も買えるファンドの助言を始めました。

この武井さんという方がまたすごい。ゴールドマン・サックス出身の超エリートで、非常にカッチリされた経歴の持ち主です。突き抜けていて破天候な井村さんのアイデアを、しっかりとした形に落とし込める最高のパートナーだと僕は見ていました。

実際、この「日本株kaihouファンド」は凄まじい人気で、400億円近い資金を集めました。パフォーマンスも驚異的で、設定から約1年で基準価額が68%も上昇しています。普通のアクティブファンドではまず達成できないような数字を叩き出していたんです。

なぜ順調だったファンドで「軋轢」が生まれたのか

しかし、物事はそう簡単には進みませんでした。ここ数週間、ファンドノート社と井村さんのkaihou社の間で、不穏な空気が流れ始めたんです。

きっかけは2026年1月24日に行われた、ファンドノート社の公開ライブ配信でした。「腹を割って話そう」という趣旨の回だったはずなのですが、なぜかファンドノートの社長が登壇を拒否。井村さん一人が出る形になり、そこで井村さんが「信頼関係が壊れている」という趣旨の発言をされました。

さらに驚くべきことに、井村さんがお気持ちを表明している最中に、ライブ配信が強制終了されるという前代未聞の事態が起きました。これがネット上で大炎上したんです。

結局、何が原因で揉めたのかは完全には明かされていませんが、運用の主体(ファンドノート)と助言の主体(井村さん)という立場の違いが大きかったのでしょう。

ファンドノート側は金融商品取引法などの厳しいルールを守りながら運営しなければならない一方で、井村さんはもっと受益者と密にコミュニケーションを取りたい、もっと自由に動きたいという思いがあったのかもしれません。

投資助言業というのは、あくまで「この株がいいですよ」とアドバイスをするだけで、最終的な決定権は運用会社にあります。井村さんは、助言だけでは自分の理想とする投資ができないと、この時強く感じたんだと思います。

逆転の買収劇:地盤ネットを「和製バークシャー」へ

そして、あの騒動からわずか2週間後。井村さんは誰も予想しなかった驚きの行動に出ました。それが、上場企業である「地盤ネットホールディングス」の買収です。

井村さんの会社であるkaihouが、創業者の金子さんから株を譲り受け、議決権ベースで31.8%を取得。筆頭株主になりました。

なぜ地盤ネットなのか。そしてなぜ買収なのか。

ここが「和製バークシャー宣言」の核心です。

投資の神様ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイも、元々は小さな紡績工場や保険会社でした。バフェットはその会社を買い取り、そこから得られるキャッシュを原資に、次々と有望な企業に投資することで、時価総額100兆円を超える巨大投資会社へと成長させたんです。

井村さんも同じ道を選びました。

地盤ネットという、地盤解析や保証を行う「保険」に近いビジネスモデルを持つ会社をハブにして、そこを投資会社へと変貌させていく。助言業者という「雇われのアドバイザー」から、自ら会社を支配する「オーナー」へと進化したわけです。

31.8%という絶妙な数字も、33.3%を超えるとTOB(株式公開買付け)のルールに触れる可能性があることを考慮した、非常に戦略的な取得だと言えます。


井村・竹入コンビはバフェット・マンガーになれるか

今回の件で僕が一番ワクワクしているのは、井村さんと武井さんの関係性です。

バフェットには、生涯の相棒だったチャーリー・マンガーという賢者がいました。暴走しがちなバフェットに唯一ノーと言える存在であり、投資判断の質を極限まで高めたパートナーです。

井村さんと竹入さんのコンビも、まさにそれと同じ匂いがします。

株のことだけに集中したい、突き抜けた感性を持つ井村さん。その熱量を、上場企業のルールや法律という枠組みの中で、正しく爆発させるための舵取りをする武井さん。この二人の役割分担は完璧だと思っています。

今回の地盤ネットの発表後、株価はもちろんストップ高になりました。僕も成行で買おうとしましたが、一株も買えませんでした(笑)。それぐらい、市場の期待値はマックスまで高まっています。


日本の投資文化を変えてほしい

最後に、僕が今回の件をどう見ているかをお話しします。

正直、日本の企業には、お金をたくさん持っているけれど使い道がわからず、現金を寝かせている「キャッシュリッチ」な会社が山ほどあります。

井村さんのような圧倒的な投資の知識とセンスを持った人が、そういった企業の舵取りをし、資金を適切に循環させていく。これは日本経済全体にとっても、すごくポジティブなことなんじゃないでしょうか。

単にビットコインを買うような投資ではなく、企業の価値を見極めて、自ら経営に食い込んで価値を上げていく。このスタイルが日本で成功すれば、新しい投資の形が定着するはずです。

助言という制限のある立場を捨てて、自ら主体となって動き出した井村さん。

これから地盤ネットをどう作り変え、どんな企業に投資していくのか。僕も一人の投資家として、そしてかつての仲間として、めちゃくちゃ期待しています。

本当はもっともっと話したいことがたくさんあるんですけど、尺が足りなくなっちゃいそうなので、今日はこの辺にしておきます。

もし続きが聞きたいとか、「ここはどうなってるの?」という質問があれば、ぜひコメント欄で教えてください。また動画や記事で詳しく解説しますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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