YouTubeの視聴維持率の目安は50%!4つのグラフパターン別に取るべき対策を伝授

「そもそも視聴維持率って何?」

「どのくらいの数字を目指したらいいの?私のチャンネルは離脱が多いのかな…?」

「どうやって分析したらいいの?」

YouTubeの動画投稿にも慣れてきて、次のステップに移ろうと思った時にぶつかるのが「視聴維持率」というキーワードです。動画を最後まで見られたほうがいいとはわかっていても、細かく分析したことがない人もいるのではないでしょうか?

動画を見続けている人の割合を示す視聴維持率は、再生数を上げる上でかなり大事!維持率を上げると、YouTubeの「おすすめ動画」に掲載されるようになると言われているからです。

そこで、YouTubeでチャンネル運営をしている筆者が、どこよりも詳しく以下のことを解説していきます!

  • 視聴維持率の概要
  • グラフの読み方
  • 視聴維持率を上げる方法

この1記事で基本から分析まで身につけられるようにしています!ぜひご覧ください!

視聴維持率の意味を30秒でサクッと解説

まずは、視聴維持率についてかんたんに解説します!既に意味は知っている方も、復習がてらご覧ください!

ここでは以下の内容を説明します。

  • 視聴維持率の意味
  • 収益化への影響
  • チャンネル登録者数への影響

YouTubeの視聴維持率とは

YouTubeの視聴維持率は、視聴者によって動画がどの程度見られているのかを知る指標となる数字です。

YouTube公式によれば、

視聴者維持率の曲線は、動画の各時点での視聴回数を、動画の全視聴回数で割った割合を表します。

(引用:YouTube ヘルプ

簡単に言えば、どれくらいの人が動画を見ているか、を示す数字です。

視聴維持率では動画の経過時間ごとの結果もグラフから読み取れます。

上のグラフなら、「動画が開始4分までは70%の人が視聴している、ところが6分時点では維持率は50%にまで減っている」ということがわかるのです。

YouTubeの視聴維持率は収益化に影響する

YouTubeの視聴維持率は、収益化までの道のりにも影響を及ぼします。

収益化に必要な条件は2つ。

  • 直近1年間の動画の再生時間合計が4,000時間以上
  • チャンネル登録者数1,000人以上

この内、維持率は動画の再生時間に影響します。

例えば10分間の動画を年間100本投稿した場合で再生時間を計算してみましょう。

  • 視聴維持率60%で必要な再生回数=400回/本
  • 視聴維持率20%で必要な再生回数=1,200回/本

このように、視聴維持率が高い方が、収益化まで効率的に再生回数を稼ぐことができるのです。

YouTubeの視聴維持率はチャンネル登録者数に影響する

視聴維持率はチャンネル登録者数にも影響します。

視聴維持率が低いということは、視聴者は途中で動画への興味を失っているということ。動画を最後まで再生してもらえないと、次の動画を再生したりチャンネル登録をしてもらえたりする可能性は低くなってしまいます。

また、視聴維持率をあげれば、YouTubeのおすすめ動画に掲載される確率もアップします。つまり、新しい視聴者にチャンネルの存在を認識してもらう機会が増えるということ。

そうすることでチャンネル登録の機会も増やすことができます。

視聴維持率の目標は50%

ズバリ言うと、YouTubeを運営する上で目標とすべき視聴維持率は50%です!

視聴維持率が40%を超えると、YouTubeで関連動画やおすすめ動画に掲載される確率が高まるとされています。

チャンネルが広く露出される機会を得ることで、再生回数の増加やチャンネル登録につながるのです。

なので40%〜50%の視聴維持率を意識しておきましょう。見続けてもらえるような、編集スキルを磨くのがコツです。

視聴維持率のグラフの4パターン

視聴維持率は全体の数値だけでなく、グラフの傾向を見ることも大切。

それぞれのグラフのパターンに合わせて、特徴や工夫すべき点を詳しく説明していきます。

【視聴維持率のグラフ1】一番理想のグラフパターン

視聴維持率で最も理想的なのが、開始から最後まで極力100%に近い平坦なグラフです。

このグラフでは視聴者が動画から離脱することなく、最後まで視聴してくれていることを表しています。

引き続き動画のクオリティを維持し、さらに100%に近い結果が出せるよう工夫を続けていきましょう。

【視聴維持率のグラフ2】急降下型

ジェットコースターのような急降下型のグラフは要注意。最初の数十秒で、視聴者が動画から離れてしまったことを意味しています。

このようなグラフになる原因は主に2つです。

  • 釣り動画
  • 冒頭のつかみが悪い

最も多い原因が「釣り動画」です。

サムネイルやタイトルで視聴者の興味をそそっておきながら、実際開いてみると内容が想像していたものと大きく違っていたパターンの動画です。

YouTubeの視聴者の中ではサムネ詐欺、タイトル詐欺とも呼ばれています。

確かに大袈裟なサムネイルやタイトルを設定することで再生回数が大きく伸びるのも事実です。しかし、中身が伴わない再生は視聴者からの指示を得られないだけでなく、YouTubeからの評価も下がってしまいます。

2つ目の原因は冒頭の掴みが上手でないこと。

視聴者は、動画の冒頭の15秒間で視聴の価値があるか判断していると言われています。冒頭で視聴者の心を掴むような内容を盛り込まなければ、視聴者は早々に動画から離脱してしまうのです。

そうならないために、15秒間のうちに動画の見所を紹介するなど編集を工夫していきましょう。

 

【視聴維持率のグラフ3】徐々に下降するグラフパターン

次は少しずつ視聴維持率が低下していく形のグラフです。

再生時間が経過するとともに、視聴者の興味が動画から離れて行っていることがグラフから読み取れます。

考えられる原因は以下の3つです。

  • 動画にメリハリがない
  • 動画のテンポが悪い
  • 適切な見せ場がない

動画を視聴するきっかけとなるサムネイルやタイトルは悪くないものの、動画の内容に問題があるということです。

例えば映画でも、場面に抑揚がないと途中で見るのをやめたくなる時がありますよね。

YouTubeの動画でもこれは同じです。動画が冗長にならないよう、所々で見せ場を作っていきましょう!

【視聴維持率のグラフ4】波があるグラフパターン

最後に紹介するのが、山あり谷ありで波のあるグラフパターンです。

このグラフから分かることは、見せ場までが長いという傾向です。

視聴者が求める動画の結果部分までが長く、スキップされていることが読み取れます。逆にいうと、このグラフで山になっている部分が視聴者の求めているビウ文です。

このグラフパターンでは悪い結果ばかりが反映されているわけではありません。

グラフで山となっている地点を視聴者が繰り返し再生している場合にも、このような波のあるグラフが作られるのです。

グラフから読み取れたテンポ感を元に、次の動画の編集してみましょう。

YouTubeで視聴維持率を確認する方法

グラフの読み方が分かったら、実際に自分のチャンネルの視聴維持率を確認してみましょう。

手順は以下のとおりです。

  1. YouTube Studioにアクセスし、ログイン
  2. チャンネルのダッシュボードを表示。左側のメニューの中から動画一覧を選択
  3. 視聴維持率を確認したい動画を選択
  4. 動画の管理画面が表示されたら、左側のメニューからアナリティクスを選択
  5. エンゲージメントのタブから視聴維持率を確認しましょう。

以上の手順でかんたんに維持率は確認できます!

視聴維持率を上げる5つの工夫

視聴維持率を改善するためにできる5つの工夫を説明します。

  • サムネやタイトルにこだわる
  • 視聴者と交流する
  • オープニングを活用する
  • チャンネル登録者を増やす
  • 繰り返し見たくなるような動画を作る

すぐに取り入れられる簡単なものばかりです。次の動画投稿からぜひ工夫してみてくださいね!

【工夫1】サムネイルやタイトルにこだわる

まずはサムネイルやタイトルを見直しましょう。これは再生回数アップのためにも必要な工夫です。

特にサムネイルが初期設定のままになっていませんか?

視聴者がつい動画を再生したくなるようなサムネイルやタイトルを意識しましょう。

【工夫2】視聴者と交流する

視聴者がまたチャンネルに訪問したいと思えるよう、積極的に交流しましょう。

交流をとる手段としてはSNSでファンを増やしたり、YouTubeのコメント機能で返信をしたりするのがおすすめです。

そうすることで投稿者の人柄を知ることができ、視聴者が「嬉しい、また交流したい!」と思ってくれるはずですよ。

空き時間でかまわないので、なるべく視聴者と交流してあなたのファンを作りましょう!

【工夫3】オープニングを活用する

繰り返しになりますが、YouTubeで視聴者が最後まで動画を見たいと思うかは冒頭の15秒で決まります。

最初の15秒で離脱されないよう、オープニングを作って素人っぽさのない動画作りをしましょう。

オープニングの作り方はザックリ言うと2つあります。

  • 固定の映像を準備する
  • 見どころを抜粋してまとめる

1つ目が毎回固定のオープニング映像を使うこと。

例えばテレビ番組でいうと「水曜日のダウンタウン」で流れる、10秒程度の音楽に乗せた開幕の映像部分がオープニングにあたります。

2つ目は本編の映像の中から見所を抜粋して数秒にまとめる手法です。こちらなら、特別な素材を必要としないので誰でも作ることができます。

以上のどちらかの作り方を応用して、視聴者を釘付けにするオープニングを作ってみてくださいね。

【工夫4】チャンネル登録者を増やす

YouTubeのチャンネル登録者は、言い換えるならばあなたのファンです。

チャンネル登録者には動画を投稿するたびに通知を届け、視聴を促すことができます。そうすることでさらに再生回数を増やすことができるのです。

さらにはディープなファンであるほど、最後まで動画を視聴してくれる可能性が高いです。

視聴を維持してもらうためにもチャンネル登録者数を増やすのは必要なのです。

【工夫5】繰り返し見たくなるような動画を作る

4つ目のグラフパターンでも説明した通り、繰り返し動画を再生してもらうと突出して視聴維持率の高いタイミングが生まれます。

このようなグラフの山を増やすことで視聴維持率の平均を底上げしましょう。

動画を繰り返しみてもらうことにデメリットはありません。

企画の内容や編集を工夫し、視聴者に気に入ってもらえるような動画作りを目指してくださいね。

視聴維持率で動画の弱点を分析しよう

基本的に視聴維持率を改善できれば、YouTubeのチャンネル運営はより良いものになっていきます。

グラフを適切に読み取って動画の弱点を知っていきましょう!

そうして一つずつ弱点を潰すことで、チャンネル登録者が増えたり再生回数が伸びたりと、さらなる相乗効果が期待できますよ。

グラフを確認するのも視聴維持率改善のための工夫も、どれもいますぐに取りかかれることです。

視聴維持率100%を目指して動画作りをしていきましょう!

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