「YouTubeのタグってどれのこと?」
「結局タグに効果はあるの?」
YouTubeでタグを使うといいとは聞いたことがあっても、このような疑問をお持ちの方も多くいらっしゃいます。動画の再生回数を増やせるのなら、なるべく色々な対策をとっておきたいですよね。
結論からいうと、タグを工夫することで再生回数が伸びる可能性はあります!
この記事では、なぜタグで再生回数が増えるのについての答えも含め、次の内容を解説していきます。
- タグの意味
- ハッシュタグとの違い
- 設定方法
- 具体的な効果
- タグ付けのポイント
- ライバル動画のタグを見る方法
- タグ以外にできる工夫
タグの付け方は難しくないので、ぜひチャンネル運営に生かしてくださいね。
YouTubeのタグ=カテゴリー分けのツール
まずはタグの意味について解説します。ザックリいうと、タグは動画をカテゴリー分けするためのツールの役割。
動画を投稿しても、YouTubeが内容を正確に読み取ることはできません。YouTubeやGoogleに動画の内容を伝えなければ、サイト内や検索エンジンへの最適化はできないままになってしまいます。
そこでタグを付けて、動画の中身を表現するためのふせんやラベルとして使うのです。
とはいえ、視聴者にはあまり関係のないシステムなので、タグは私たちの目では確認できません。しかし気づかないだけで、YouTuberの多くはタグの設定を有効活用しています。
ハッシュタグとの違い
タグと間違われがちなのが、ハッシュタグの機能です。
繰り返しになりますが、タグはYouTubeに向けた内容のアピール機能なので視聴者には確認できません。対してハッシュタグは、どちらかというと視聴者のための便利機能です。
例えば、以下の画像の青字の部分がハッシュタグにあたります。
「#もふもふ不動産」と書かれた青字のリンクをクリックすると、同じタグのついた動画の一覧画面にジャンプできます。
TwitterやInstagramのハッシュタグと近い使い方となのです。
▼ハッシュタグの付け方やコツを解説▼
【再生回数UP】YouTubeにおけるハッシュタグの付け方と7つの注意点
>>【再生回数UP】YouTubeにおけるハッシュタグの付け方と7つの注意点
YouTubeのタグの設定方法
タグのだいたいの意味が分かったら、次は実践方法です。ここではタグの設定方法を画像付きで説明します。
ぜひ一緒にやってみましょう。
- 新規動画への設定
- アップロード済みの動画への設定
- 固定タグの設定
【タグの設定方法1】新規動画
動画を新規投稿するときに、タグ付けまで一緒に済ませる方法です。
- YouTube Studio にログイン
- 右上の「作成」から「動画をアップロード」を選択
- 投稿したい動画ファイルを選択
- 動画の情報設定画面で「その他のオプション」を選択
- タグの入力欄までスクロールし、任意のタグを入力
タグの入力場所は少し分かりにくい場所にあるので、見逃さないように注意しましょう。
【タグの設定方法2】アップロード済みの動画
次は、すでにアップロードが済んだ動画に、後からタグを付け加えたり、編集したりする方法です。
- YouTube Studio にログイン
- 左側のメニューから「動画」を選択
- タグを設定したい動画にカーソルを合わせ「詳細」を選択
- 動画の詳細入力画面の1番下の項目からタグを追加する
【タグの設定方法3】固定タグの作成
動画の投稿毎に固定で付けられるタグを、あらかじめ設定しておくと便利でしょう。方法は以下の通りです。
- YouTube Studio にログイン
- 左側のメニューから「設定」を選択
- 「アップロード動画のデフォルト設定」を選択
- 1番下の入力欄からタグを設定
動画を投稿する度に1つずつタグを設定しなくてもいいので、時短になりますよ。
タグをつける効果
タグを付けるとどのようなメリットが生まれるのか、その効果を2つ紹介します。
- 関連動画に乗りやすくなる
- チャンネルの回遊性を高められる
【タグの効果1】関連動画に載りやすくなる
1つ目の効果は、関連動画に載りやすくなることです。
YouTubeがタグを元に動画の内容を把握できるため、関連動画への表示確率が上がるのです。
視聴者が動画に訪問するきっかけのほとんどは、この関連動画によるもの。ジャンルの近い投稿者の動画で関連動画として掲載されれば、視聴者はあなたにも興味を持ってくれるでしょう。
再生回数のアップやチャンネル登録につなげるためにも、タグを設定する必要があります。
【タグの効果2】チャンネルの回遊性を高められる
2つ目の効果は、チャンネルの回遊性を高められることです。毎回決まったタグを付けることで、関連動画欄をあなたの動画だけで埋め尽くすチャンスになるからです。
他のチャンネルが入り込む余地をなくせば、視聴者が次に見るのは自然とあなたの動画へと絞られます。他のチャンネルに飛ばれるきっかけをなくし、チャンネル内で視聴者が回遊してくれる仕組み作りをしましょう。
▼タグの効果の他、メリットやポイントについても解説▼
【必殺】YouTubeのタグの3つの効果とは?動画への生かし方も解説
>>【必殺】YouTubeのタグの3つの効果とは?動画への生かし方も解説 へのリンク
YouTubeでタグをつけるポイント
タグ付けにすぐに活用できる、具体的なポイントについて解説します。
- 共通タグを決める
- タグを多くつけすぎない
- 抽象的なタグを意識する
- 他のチャンネルのタグを参考にする
【タグ付けのポイント1】共通タグを決める
1つ目のポイントは、共通タグを決めること。
毎回の動画投稿で、一部のタグを統一して付けるのがポイントです。例えば、自分のチャンネル名やチャンネルIDを固定で付けるといいですよ。
こうすることで、関連動画に自分の動画を表示させる確率が高まります。
関連動画をたどって繰り返し自分の動画を再生してもらえれば、過去動画の再生回数も底上げもできるでしょう。
【タグ付けのポイント2】タグを多くつけすぎない
2つ目のポイントはタグを多く付けすぎないこと。
無闇にタグを付けてはYouTubeにスパム扱いされるからです。最悪、アカウント停止やチャンネル削除などの重いペナルティにつながりかねません。
数は多くても15個以内で設定しましょう。
【タグ付けのポイント3】抽象的なタグを意識する
3つ目のポイントは抽象的なタグを付けることです。
ピンポイントすぎるタグ設定は、関連動画の表示先が狭まってしまうからです。
例えば「ビリヤードをする大学教授とその家族」というタグでは、ぴったりタグが一致する動画はごくまれにしか投稿されないでしょう。もっと抽象的なタグに直し、たくさんの動画と重なるように意識するのがポイントです。
このタグの場合は次のように分解して、汎用性を高めるのをおすすめします。
- ビリヤード
- スポーツ
- 大学教授
- 家族
たくさんの投稿者と共有できるザックリとしたタグを付けるのがコツです。
【タグ付けのポイント4】他のチャンネルのタグを参考にする
4つ目のポイントは、他のチャンネルのタグを参考にして設定することです。
初心者のうちは、タグ付けの傾向を知るためにも他のチャンネルをリサーチして勉強するのがおすすめ。
例えば、次のようなチャンネルを参考にしましょう。
- 人気がある
- 自分のジャンルに近い
- 次の目標の再生回数やチャンネル登録者に到達している
- 開始時期は一緒なのに自分と差が開いている
これらのチャンネルを分析すれば、タグ以外にも様々なノウハウが学びとれますよ。
具体的なリサーチ方法は次の章で詳しく解説します。
▼タグの付け方の他、注意点や詳しいポイントを解説▼
>>YouTubeタグの付け方大全!メリットや注意点・抑えるポイントを徹底解説
競合動画のタグを調べる方法
他のチャンネルのタグを調べるには、Chromeの拡張を使うのがおすすめです。
一度設定をすませてしまえば、自動でタグを表示できますよ。
具体的な方法は以下の2ステップです。
- Tags for YouTubeのページにアクセスし、「chromeに追加する」を選択
- 拡張機能を追加するを選択
ここまでの作業が完了すれば、あとは動画ページを開くだけでいつでもタグが表示されます。
▼Chrome以外のタグの確認方法も詳しく解説▼
>>【必見】YouTubeのタグづけするコツは4つだけ!競合分析の方法も伝授 へのリンク
タグ以外で再生回数を高める5つの工夫
ここまでお伝えしたように、タグは再生回数アップの鍵を握っています。
さらに再生回数を上げるためには、タグ以外の工夫も欠かせません。
そこで今すぐ取り組める5つの工夫を紹介します。
- アナリティクスを分析する
- 検索キーワードを参考にする
- タイトルやサムネイルにこだわる
- 説明欄にこだわる
- 動画の最後にチャンネル登録を促す
【タグ以外の工夫1】アナリティクスを分析する
アナリティクスを分析し、動画の強みや改善点を読み解くのがおすすめです。
アナリティクスは特別な計測をしなくても、YouTubeの機能内で以下のような詳しいレポートを知れますよ。
- 視聴維持率
- 流入源
- 視聴者層
アナリティクスを元にPDCAのサイクルを回しましょう。
▼アナリティクスの見方を詳しく解説▼
【必見】YouTubeのアナリティクスは最低限4つのポイントを押さえよ【読み方丸わかり】
>>【必見】YouTubeのアナリティクスは最低限4つのポイントを押さえよ【読み方丸わかり】
【タグ以外の工夫2】検索キーワードを参考にする
YouTubeの検索欄に表示される、検索キーワードの候補も実は重要です。
なぜなら検索キーワードには、視聴者がどのようなことを知りたがっているのかが浮かび上がるからです。
例えばYouTubeで「もふもふ」と検索すると、以下のようなキーワードが一覧で表示されます。
「もふもふ」と検索する行動には、もふもふ不動産の株に関する動画を求めているだけでなく、動物のもふもふ映像へのニーズも隠れていることがわかります。
知った検索キーワードを動画の題材探しに反映させれば、より多くの視聴者に刺さる動画が作れますよ。
【タグ以外の工夫3】タイトルやサムネイルにこだわる
タイトルやサムネイルを適当に設定するのはNGです。
なぜなら、視聴者はパッと見のタイトルやサムネイルで動画の再生を決めていることが多いからです。
つい再生したくなるようなインパクトのあるタイトル・サムネイル作りを意識しましょう。
ただし、あまりに動画の内容とかけ離れたタイトルはいわゆる「タイトル詐欺」とされ、視聴者の満足度を下げかねません。
魅力的かつ節度のあるタイトル。サムネイルを作ってくださいね。
▼サムネイルを作るために必要な知識を解説▼
【完全版】効果的なYouTubeサムネイルの作り方!再生回数が増える5つのコツ>>【完全版】効果的なYouTubeサムネイルの作り方!再生回数が増える5つのコツ
【タグ以外の工夫4】説明欄にこだわる
YouTubeではタグ以外に説明欄からも動画の内容を把握しています。
動画に関係のあるキーワードを説明欄に散りばめ、YouTubeにアピールをしましょう。
また、説明欄で使えるチャプター機能を活用するのもおすすめです。
チャプター機能とは、DVDについているような目次に近い仕組みです。
使いこなすと、YouTubeへのアピールだけでなく、視聴者の満足度の高い動画が作れますよ。
▼チャプターの設定方法を画像付きで徹底解説▼
【画像あり】YouTubeのチャプター機能を徹底解説!目次づくりの5つの注意点も伝授>>【画像あり】YouTubeのチャプター機能を徹底解説!目次づくりの5つの注意点も伝授
【タグ以外の工夫5】動画の最後にチャンネル登録を促す
動画の最後でチャンネル登録を促すのもおすすめです。
多くのYouTuberが「この動画が気に入った方はチャンネル登録と高評価をお願いします!」と、視聴者の行動を後押しするフレーズを取り入れています。
これはCTA(Call To Action)と呼ばれ、マーケティングでも有効的な手法です。
動画の最後に一言添えて、次にとるべき行動を視聴者に伝えましょう。
▼YouTubeの再生回数を増やす方法は他にも。詳しく知りたい方はこちら▼
【YouTuber直伝】YouTubeの再生回数を増やす13の方法【すぐにできる】