「会社案内は動画で作った方がいいの?」
「動画の知識がなくても大丈夫?」
「動画を作るポイントは?」
競合他社が動画を上手に使っているのをみて、このような疑問を持っていませんか?
動画による情報伝達が主流になり、会社案内にも利用している企業が多くなってきました。情報がよりわかりやすく伝わるので、取り入れてみたいと考えている担当者様も多いでしょう。
とはいえ「自社でも時代の流れに乗らなくては!」と思ってもイメージが湧かない部分も多いですよね。
そこでこの記事では、以下の内容を詳しく説明していきます。
- 企業案内動画を作る目的
- 活用シーン
- 動画の形式
- 制作のメリット・デメリット
- 作成のポイント
- 活用事例
会社案内動画を作ると採用活動に使える他、会社の顔として様々な場で活躍してくれます。
他にも活用できるシーンをたくさん紹介するので、制作を迷っている企業の方はぜひ参考にしてくださいね。
会社案内動画を作る目的
なぜ多くの企業が会社案内動画を作っているのか、目的例を紹介します。
- 会社案内のアップデート
- 記念作品として
- 採用活動に使うため
自社でも動画制作のきっかけになる出来事があれば、積極的に導入していきましょう。
【目的1】会社案内のアップデート
会社案内を作り直す目的で、多くの企業が動画を作成しています。
会社案内は、いわば企業のプロフィール。イベントでの説明や取引先への紹介など、様々な場面で必要となります。
- データをコピーしたり渡したりしやすい
- 動画を流すだけで自動的に会社案内を進められる
以上のようなメリットから、従来使われてきた口頭説明やパワーポイント資料よりも会社案内が大幅に効率化できますよ。
相手にとっても、会社らしさがより伝わりやすくなるでしょう。
【目的2】記念作品として
多くの会社は創立の節目を祝う記念作品を作っています。
今まではパンフレットや冊子が主流でしたが、動画で制作する企業も増えてきました。
例えば「三井造船グループ100周年記念サイト」や「ヤマキ100周年スペシャルサイト」などで、これまでの歩みを振り返る記念ムービーが公開されています。
冊子よりも動画の方が会社の歴史を魅力的にまとめられ、世代を問わず引き込まれるのが大きな利点でしょう。
【目的3】採用活動に使うため
採用活動でも、動画での会社案内が主流になってきました。
言葉で説明するよりも分かりやすく、文字や写真だけでは伝えきれない情報まで、就活生に知ってもらえます。
- 事業への理解が深まる
- 他の企業と印象を差別化できる
- 魅力的な動画で志望動機が向上
- ミスマッチを減らせる
など、企業にも就活生にも嬉しいポイントがたくさんあります。
YouTubeやSNSで案内動画を拡散すれば、就活生は自分の好きなタイミングで会社情報を仕入れられるでしょう。
会社案内動画の活用シーン
せっかく作成する会社案内動画ですから、なるべく色々な場面で使いたいですよね。
ここでは、動画の活用シーンの具体例を4つ紹介します。
- サイトへの掲載
- イベント
- SNS広告
- YouTubeに投稿
自社でも使えそうなプラットフォームがないか、確認してみてください。
1.サイトへの掲載
まずは企業ホームページへの掲載です。
インターネットで企業情報を知りたい人の多くは、公式サイトを訪れます。そこに興味を引く会社案内動画があれば、きっとユーザーに強い印象を残せるでしょう。
サイトに動画を載せるなら、YouTubeと併用する方法が簡単です。
一度YouTubeにアップロードした動画を埋め込めば、特別な知識や機能がなくても手早く掲載できます。
2.イベント
2つ目の活用シーンはイベントです。
イベントでは、オープニングなどで企業の概要を説明することがほとんど。説明用に会社案内動画を用意しておけば、流すだけで自動で内容を伝えられますよ。
例えば次のようなイベントで動画が役に立ちます。
- 展示会
- セミナー
- 就職説明会
- 体験会
来場者にとっても魅力が伝わりやすく、記憶に残りやすいでしょう。
3.SNS広告
3つ目はSNS広告への活用です。
SNS広告はターゲットを沿った発信内容で、的確に会社のことをPRできます。
例えば、採用活動のための会社案内動画を、ターゲット年代を絞って流すなどピンポイントで無駄のない活用が可能です。
テレビCMよりも安い上に自由動画高いので、宣伝手段としておすすめですよ。
4.YouTubeに投稿
4つ目が、YouTubeへの投稿です。YouTubeは日本で6,200万人以上が利用している、最大の動画プラットフォームです。
YouTubeに会社案内動画を投稿すれば、それだけたくさんの視聴者の目にとまるチャンスになりますよね。
実際、会社案内を作成する企業の多くは、動画をYouTubeに公開しています。せっかく作った動画は、イベントなどで使うのと同時にYouTubeにも公開しておきましょう。
なお、YouTubeを活用して企業やサービスの集客につなげたい方は、当メディアの運営元「もふもふ不動産」が提供する「ビジネス系YouTubeの学校」をおすすめします。チャンネル登録者数26万人のYouTuber「もふ社長」のノウハウがたっぷり詰まったオンラインの講座。
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[school-button]会社案内動画の3つの形
会社案内動画の内容を分類すると、次の3つの形式がみえてきます。
- 紹介型
- ブランディング型
- インタビュー型
自社で動画を作成するならどのような内容にするべきか、参考にご覧ください!
1.紹介型
オーソドックスな会社案内動画が、紹介型です。
具体的には、以下のような内容を紹介するために動画を作成しています。
- 企業の歴史
- 事業内容
- 代表的な商品
- 施設紹介
堅苦しくなりがちな題材でも、分かりやすく動画にまとめることで視聴者にインパクトを与えられますよ。
2.ブランディング型
次にブランディングを意識した会社案内動画です。
ここでいうブランディングとは、企業が商品に込める想いやビジョンを視聴者と共有し、数あるライバルの中から自社を指名してもらえるような条件を作り出すこと。
数字や言葉で多くを語るよりも、視聴者の感情に訴えかけるようなストーリー性のある動画を目指しましょう。
3.インタビュー型
インタビュー型の会社案内動画は、名前の通り取材や話の聞き取りを通してメッセージを伝えるものです。
インタビューの対象にできるのは次のような人たちです。
- 社長
- 現場で働く従業員
- 顧客
多くの場合、自社の関係者がインタビュー対象になるのでキャスティング費用をかけずに制作ができます。
インタビューを通して、社員などの生の声を届けましょう。
会社案内を動画で行うメリット
会社案内をパンフレットなどではなく動画で制作するのには4つのメリットがあります。
- 印象に残りやすい
- ブランディングを形に表せる
- 幅広い場面で使える
- イメージが伝わりやすい
それぞれ簡単に確認しましょう。
【メリット1】印象に残りやすい
動画は他の媒体に比べて、印象が残りやすいです。
テキストや写真だけの情報よりも、音声や動きが複雑に組み合わさった動画の方が興味を引きやすいからです。たくさん活字が並んでいる会社案内よりも、動画なら「せっかくだしサクッと見てみようかな」と思いやすいですよね。
費用や労力をかけて作った会社案内なら、少しでも視聴してもらったり人々の印象に残ったりしたほうが、作った側も気持ちがいいでしょう。
【メリット2】ブランディングを形に表せる
事業や商品の訴求のみならず、今までは言葉に表しにくかったブランディングを形に洗わせます。
例えば、抽象的になりがちだった以下のような要素が、動画では伝えやすいです。
- イメージ
- 雰囲気
- 感情
- サービス内容
複雑な図や難しい言葉が必要ないのは、他の媒体にはない良さですね。
【メリット3】幅広い場面で使える
動画は様々な場面で活用できます。例えば、以下のような場面です。
- 社内へのイメージ共有
- 取引先への自己紹介
- SNSやサイトへの掲載
大掛かりなプロジェクターがなくても、最悪パソコンやスマートフォンがあれば会社案内動画は流せます。
紙の資料や冊子とは違って荷物にならないのもポイントです。
【メリット4】イメージが伝わりやすい
動画は、テキストや写真の情報に比べてイメージが伝わりやすい媒体です。
情報伝達に必要な3つの要素が、動画には完璧に網羅されているから。
3つの要素とは、次の通りです。
- 視覚情報(映像)
- 聴覚情報(音声)
- 言語情報(テロップなど)
具体的にはテキストと写真を組み合わせて伝えるより、動画は5,000倍ものイメージを伝えられるとされています。
社員が働いている様子や職場の環境など、動画で伝えた方が分かりやすい内容もあります。
会社への理解を深めてもらうためにも、動画を使った方が効果的でしょう。
会社案内を動画で行うデメリットは費用がかかること
動画による会社案内は便利な反面、1つデメリットも存在します。
それは費用がかかること。満足のいく動画を制作するなら、専門の会社やクリエイターへの利用が欠かせないからです。
具体的な費用相場は以下の通りです。
- 制作会社:70万円〜
- 個人:3万〜10万円
金額だけ見ると個人に頼んだ方が安めですが、会社の顔となる案内動画は費用よりもクオリティを重視して制作しましょう。
▼依頼先の探し方や発注先の選び方はこちら▼
【必読】YouTubeの動画編集を外注する相場は?相手を選ぶ4つのポイントも解説>>【必読】YouTubeの動画編集を外注する相場は?相手を選ぶ4つのポイントも解説
会社案内動画で失敗しないポイント
せっかく会社案内動画を作るなら、失敗は避けたいところです。
ここでは、意識したいポイントを4つお伝えします。
- 誰に向けた動画なのか決める
- 外注を検討する
- メンバーで方向性をすり合わせる
- 何年間かは使える内容で作る
それぞれ簡単に確認し、動画制作に生かしてくださいね。
【ポイント1】誰に向けた動画なのか決める
1つ目のポイントは、誰に向けた動画なのかターゲットを決めて作ることです。なぜなら、相手によって知りたいことや知識量が変わるからです。
例えば、製造を下請けしてくれる工場と就活生とでは、伝えるべき情報が全く違います。
ターゲットによってそれぞれが知りたいこと、疑問に思うことを分析した上で動画の内容を考えましょう。
【ポイント2】外注を検討する
2つ目のポイントは、動画制作の外注を検討することです。自社の社員だけで撮影から編集まで行うのも、不可能ではありません。
しかしプロの作品との違いは素人目でも分かってしまいます。
繰り返しになりますが、会社案内は会社の顔のような存在。多少お金をかけてもクオリティを重視し、外注もしながら制作するのがおすすめです。
【ポイント3】メンバーで方向性をすり合わせる
3つ目は、メンバー同士で方向性をすり合わせることです。
会社案内動画は1人では作れないからです。演者・編集者など関わる人たちにしっかりと方向性やイメージを共有することが大切。
外注で動画制作する場合でも、相手先にどのようなことを望むのかなどあらかじめ決めておいたほうが失敗を防げますよ。
【ポイント4】何年間かは使える内容で作る
最後は、何年か使える内容で動画を作っておくことです。テキストと違い、動画では部分のみの差し替えができません。
例えば、以下のようなコンテンツは避けた方が無難でしょう。
- すでに終わりかけているプロジェクト
- 期間限定の商品紹介
- 流行に合わせた表現方法
せっかく費用をかけて動画制作するのですから、使い捨てではなく資産性の高い作品にしましょう。
ユニークな会社案内動画
次はユニークな会社案内動画の事例を紹介します。
- 国際自動車
- 三朋企業
- 吉本興業グループ
自社でも取り入れられる工夫はないか、参考にしてみましょう。
【事例1】国際自動車
国際自動車は老舗のタクシー業者で、新卒採用のために採用課のYouTubeアカウントを作り、動画配信しています。
動画の見所は、種類の多さ。
- オリジナルアニメ
- ドライバー密着ドキュメンタリー
- メッセージ動画
1つのジャンルにこだわらず、バラエティに富んだ動画で会社の特徴を伝えています。
【事例2】三朋企業
三朋企業は群馬県を中心に営業している、エアコン取り付けなどを行う会社です。
「映画かな?」と目を疑ってしまうような映像の作りこみがポイントです。
会社案内動画を後悔する前には、なんと予告編も作成。
予告編だけでも20万回以上の再生となりました。
ストーリーに引き込まれ、思わず最後まで見入ってしまうことでしょう。
【事例3】吉本興業グループ
吉本興業グループは、お笑い芸人のマネジメントを行なっていることで有名な会社です。
本社は廃校を利用した独特な作りになっており、採用向けの会社案内動画で細かく内部を公開。
実際に社員や所属タレントが社内で働いている様子も収録されています。
就職希望者の志望度がより上がることでしょう。
会社を知ってもらうならYouTubeを活用するのも一つの手段
会社案内をせっかく作っても、たくさんの人にみてもらわないと効果は発揮できません。
ホームページにひっそりと動画を掲載するだけでは非常にもったいないです。
YouTubeを使えば、無料で世界中の人に会社の良さをアピールできますよ。
高速かつ大容量な5G回線の普及により、ますますYouTubeには期待が集まってきています。
YouTubeで関連動画に掲載されれば、今まで企業と接点がなかった新たなユーザー層を開拓することも可能。
社員のインタビューや事業紹介も活用しながら、将来の見込み客にアプローチしていきましょう。
企業も動画投稿が当たり前になった今、ライバルと差が開かないうちにYouTubeを始めるべきですよ。
とはいえ、YouTubeや動画に詳しくない企業も多いはず。
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