「YouTuberの将来性は期待できる?」
「これからも稼げる?」
「どうやって生き残ったらいい?」
芸能人も続々参入し、盛り上がりを見せているYouTube。
バブルのような印象を受ける反面「報酬が減っている」「事務所の株価が下がっている」といったネガティブな噂があり、将来性に不安を抱える方が多いのではないでしょうか。
できることなら将来性を確かめた上でYouTuberになりたいですよね。
そこでこの記事では、YouTuberに関する以下の内容を解説していきます。
- YouTuberの将来性が明るい理由
- YouTuberの将来に関する不安
- 生き残るための戦略
結論から言うと、YouTuberの将来性は二極化するものの、立ち回り方を間違わなければ問題なく稼げます!
YouTuberになりたいけどできる限り失敗はしたくないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
YouTuberの将来は二極化する?
まず、YouTuberの将来に関するリアルな予想を解説します。
単刀直入にお伝えすると、YouTubeの利用者の成長は今がピークといっても過言ではありません。
そのため、YouTuberで成功できるかどうかは二極化する傾向にあります。
なぜなら、すでにYouTubeの月間国内利用者数は6,500万人にも昇っているからです。これは、日本人の2人に1人以上がYouTubeを利用している計算。
まだまだ可能性のある媒体ではあるものの、YouTubeは十分に浸透したため今後は利用者の伸びが鈍化すると予想されます。
結果、稼げるYouTuberと稼げないYouTuberに分かれることが考えられます。
将来性はあるとも言えるし、不安とも言えるのが現状です。
将来性にや不安に関する根拠は次の章から順に解説します。
YouTuberの将来性が明るい5つの理由
こちらでは、YouTuberの将来性が明るいといえる具体的な理由を解説します。
- 市場規模の拡大
- ユーザー層の広がり
- YouTubeの使い方が多様化している
- 5Gの登場
- 企業とYouTuberのタイアップが増加
それぞれ確認しましょう。
【将来性が明るい理由1】市場規模の拡大
YouTuberの市場規模に関する調査では、YouTuber市場は2022年に向けて順調に拡大すると予想されています。
市場規模の成長を示す具体的な数値は以下の通りです。
- 2022年には市場規模が579億円に達する見通し
- 2017年の約2.6倍に当たる成長
また、YouTubeの広告売り上げは毎年30%以上も増加。
(参考:YOUTUBEと海外マーケティング~579億円の国内市場規模とビジネスモデル、今後の展望、YOUTUBERの収入まで~)
YouTuberとして業界に関われば、成長の恩恵を受けられる可能性が大きいです。
【将来性が明るい理由2】ユーザー層の広がり
YouTubeを利用するユーザー層は広いので、どのような属性のYouTuberにも稼げるチャンスがあります。
子供から高齢者までYouTuberの動画を視聴しているからです。
特にテレビの視聴に慣れている高齢者は、YouTubeでの動画閲覧にも親和性が高いと考えられます。
若者の利用者が大半を占めるSNSよりも幅広いユーザー層が集まるので、今後ともYouTubeは使われ続けることでしょう。
【将来性が明るい理由3】YouTubeの使い方が多様化している
YouTubeの使い方が多様化しているため、今後も継続して利用されることが考えられます。
なぜなら動画は表現の幅が広く、ユーザーの様々なニーズに応えられるからです。
例えば、単に暇を潰すだけでなく以下のような目的でYouTubeは使われています。
- 商品の使い方を調べる
- 就活生が会社説明を視聴する
- 講義動画で勉強する
- 音楽を聴く
YouTubeが生活の一部になっているので、需要さえあれば安定した再生が得られますよ。
【将来性が明るい理由4】5Gの登場
5Gの普及により、YouTubeが今以上に使いやすくなると予想されます。
5Gとは新たに登場した情報通信システムで、現在主流の4Gよりも大容量で高度な通信が可能になります。
YouTubeの動画再生でも、高速通信によりストレスなく視聴できる環境が整うでしょう。例えば動画の読み込みが速くなったり、画質が向上したりすることが期待されています。
その結果、動画視聴がより簡単で身近な存在になり、視聴時間や回数がさらに伸びることでしょう。
【将来性が明るい理由5】企業案件が増加
YouTuberの企業案件は今後さらに活性化することが考えられます。
企業案件とは、依頼された商品やサービスの紹介をする代わりにYouTuberへ報酬が入る仕組みのこと。
他の広告手段よりも安く宣伝ができるため、多くの企業がYouTuberとタイアップしています。結果として、企業案件を行う企業数は2016年から2019年までの4年間で約2.8倍に増加しました。(参考:かむなび)
企業案件を行う件数は、YouTubeの市場拡大とともにこれからも増え続けるでしょう。
▼企業案件について基礎から解説▼
YouTuberに企業案件を頼む7つのメリット!依頼の方法や注意点も解説
>>YouTuberに企業案件を頼む7つのメリット!依頼の方法や注意点も解説
YouTuberの将来に関する3つの不安
ここからはYouTuberの将来に関する不安点を3つ紹介します。
- 炎上のリスク
- Googleへの依存
- 再生回数の二極化
YouTuberの将来に対して、ネガティブなイメージが持たれる原因を知りましょう。
【将来への不安1】炎上のリスク
YouTuberとして成功するほど、炎上のリスクが高まります。
炎上とは不適切な言動や不祥事が原因で非難が集まる状態のこと。YouTuber本人に悪気はなくても、視聴者のとらえ方次第で大きなトラブルへと発展します。
炎上による誹謗中傷や個人情報の特定は個人のYouTuberにも起こります。
炎上の内容によっては活動休止や、引退を余儀なくされる場合も。
最悪、本業の職場や家族にも悪影響が及ぶことを覚えておきましょう。
【将来への不安2】Googleへの依存
YouTuberはサービスの提供元であるGoogleに大きく依存した稼ぎ方です。
Googleの判断で、ガイドラインへの抵触がないか確認したり、報酬制度を決めたりしているからです。もしもYouTubeの仕組みが大きく変われば、収入へのダメージは避けられません。
GoogleやYouTubeの考え方を常に気にする必要があり、不安が多い稼ぎ方になります。
【将来への不安3】再生回数の二極化
YouTubeの再生回数は二極化しています。
なぜなら、スマートフォンが高性能化したことで、誰でも簡単に動画を投稿できるようになったからです。発信者の分母が増え、動画を視聴してもらえる確率は下がることが考えられます。
実際に、YouTube全体で再生回数が1,000回を超える動画は1割程度しかありません。(参考:Pex)
ある程度ファンを抱え込んだYouTuberとそうでないYouTuberとの差が大きいことがわかります。
さらにユーザーが動画視聴に割ける時間は限られているため、YouTuber同士で視聴に充てられる時間を奪い合う構図になるでしょう。
YouTuberが将来的に生き残るための戦略6選
将来的にYouTuberとして生き残るためにはどうすればいいのか、具体的な戦略を解説します。
- キャラを差別化する
- ターゲットを絞って発信する
- 活動の幅を広げる
- ノウハウを活かす
- 専門性を持つ
- 企画力を鍛える
自分のチャンネルに活かせることがないか確認してみてください!
【将来的に生き残るための戦略1】キャラを差別化する
濃いキャラ作りで差別化しましょう。
他のYouTuberに印象が負けないようにするためです。
例えば、登録者の多いYouTuberの中にはキャラが立っている方が多くいます。
- カズチャンネル/Kazu Channel:福井なまりと地元密着の動画スタイル
- まあたそさん:「岡山が生んだ奇跡の不細工」として自らを不細工キャラでブランディング
- ゆうこすモテちゃんねる:最強モテ女子を目指すというコンセプトで動画投稿
同じテーマを取り扱うYouTuberとの違いを作り視聴者に覚えてもらうことが、繰り返し視聴してもらうポイントです。
【将来的に生き残るための戦略2】ターゲットを絞って発信する
自分が発信したい内容とターゲットをすり合わせましょう。
ターゲットによって編集のスタイルや題材選びが変化するからです。
例えば「家電レビューの動画を投稿したい」と思っても、対象が美容家電なのかオーディオ用品なのかで視聴者層は変化します。美容家電を取り上げるなら、若い女性が好むフォントでテロップを入れたり、肌の知識を身につけたりすると効果的です。
ターゲットの設定を、動画の方向性を決めるヒントにしましょう。
明確なターゲットに向けて狭く深く発信した方が、濃いファンが増えて安定した再生を得られます。
【将来的に生き残るための戦略3】活動の幅を広げる
YouTuberとして知名度が上がってきたら、YouToubeに限らず、活動の幅を広げましょう。
YouTubeの規約や報酬の変更といったリスクに備えるためです。
- ブランドプロデュース
- イベント開催
- グッズ販売
- タレントへの移行
など、YouTuberとして獲得したファンを動画以外の方法でも抱え込みましょう。
繰り返しになりますがYouTubeやGoogleに依存した稼ぎ方は、サービスが終了した際などに困る可能性があります。
なるべく収入の柱を増やしておけば、1つのプラットフォームで上手くいかなくても稼ぎを途絶えさせません。
【将来的に生き残るための戦略4】ノウハウを活かす
YouTuberとして活動するうちに身につけたノウハウを活かし、新たなビジネスチャンスにしましょう。
動画編集の技術を活かして編集の仕事を受注したり、コンサルを提供したりするイメージです。
例えばMEGWIN TVによるチャンネルの運用代行や、当メディアを運営しているもふもふ不動産によるYouTubeの学校など、YouTuberによるサービスが数多く生まれています。
YouTubeのチャンネルを実績としてアピールし、多面的な収入源を作ってくださいね。
【将来的に生き残るための戦略5】専門性を持つ
専門性のある内容で動画作りをしましょう。
ある内容に特化して深い知識を持っている人の方が、視聴者から信頼を得られるからです。
「車には乗らないけど、調べた知識で動画にしてみました!」というYouTuberよりも「現場仕込みの知識をもとにメンテナンスのノウハウを解説しています」といった内容の方が、説得力が増すでしょう。
例えば、次のようなYouTuberが専門性を元に動画投稿しています。
- 和田さん。チャンネル:元美容部員の知識を活かしたメイク技術やレビューの解説
- しらスタ【歌唱力向上委員会】:現役ボイストレーナーによる歌唱指導
- バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika:海外生活で習得した英会話スキルを活かしたレッスン動画
経歴や実績を紹介し、専門性をアピールしてくださいね。
【将来的に生き残るための戦略6】企画力を鍛える
闇雲に動画を作成するのではなく、企画をしっかり練ることがおすすめです。
なぜなら、企画を考えることなく作った動画はありきたりな落ちになったり、方向性がブレたりする可能性があるからです。
例えばYouTubeで「メントスコーラ」と検索して表示されるヒット動画は、ただメントスコーラチャレンジをしている訳ではありません。
「天井までコーラを吹き上げよう」「猫が初めてメントスコーラを見ると?」など、企画を工夫しています。
綿密に会議をした上で企画を作るYouTuberもいるほど。
よく考えた企画で他の人には思いつかない内容や、斬新な切り口を見つけましょう。
▼YouTuberのネタの探し方を解説▼
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