不動産投資などを始めようと思っても、元手になる現金がない場合には、株式投資で少しずつでも増やしていくのがおすすめです。
しかし、株式投資をきちんと勉強しても大きな損失を出してしまう人もいますので、それを理解した上で取り組む必要があります。
株式投資を始める際に、最初に迷うのが『どの証券会社を使えばよいのか?』という点です。
私は10年以上SBI証券の口座で株式投資をしていますが、特に今まで不満を感じたことはありませんので自信をもってオススメできると考えています。
この記事では、なぜ株式投資家にはSBI証券はオススメなのか?メリットデメリットを含めてわかりやすく解説していきます。
SBI証券のメリット
SBI証券にはさまざまなメリットがあります。その中から代表的なものをいくつか紹介していきましょう。
ネット証券口座開設数No.1の実績
知名度の高いSBI証券ですが、証券口座開設数は楽天証券やカブドットコム証券などの主要ネット証券を抑えてNo.1の実績を誇ります。これは手数料や取扱商品などが魅力的である証拠です。
ネット証券以外では野村証券に次ぐ2位の地位を築いており、ここ数年は毎年30万~40万口座増のペースで増え続けているので国内証券会社で口座開設数トップの座につくのも時間の問題でしょう。
知名度が高く、多くの人が使っていればお得な情報も出回りやすいですし、何か困ったことがあっても知っている人が多くいるので解決もしやすいのは魅力的です。
取引スタイルによって選べる格安手数料プラン
一般的に利用されることの多い現物取引において、SBI証券の手数料はスタンダードプランとアクティブクランの2種類に分かれています。
スタンダードプランは、1回の注文ごとに手数料がかかりますが、アクティブプランは1日の合計で手数料が決まってきます。
いずれも業界の中で最低水準の手数料ですが、比較的予算が少なく金額が低い株を1日に何度か取引する場合には、アクティブプランがオススメです。
例えば2万円の株を2回売り買いすると合計8万円分となり、スタンダードプランでは税込み220円の手数料がかかりますが、アクティブプランであれば0円です。
一方で、取引回数は多くないが10万円以上の株を取引きする場合には、スタンダードプランの方がオススメです。
このように投資のスタイルによってお得な手数料プランが変わりますので、あなたの投資スタイルに合ったプランを選択しましょう。
取引のチャンスが広がるPTS取引
通常、国内株式は証券取引所が開設している9:00~11:30と12:30~15:00の合計5時間しか取引できません。
しかし、SBI証券ではPTS取引で証券取引所がオープンしていないときでも株式の売買が可能です。
時間は8:20~16:00と16:30~23:59までとなっており、例えば日中は仕事で取引できないけど、仕事が終わってからも取引が可能です。
決算発表は証券取引所が閉まる15:00以降に発表されることがありますが、サプライズ決算などで翌日から株価が上がることが予想される場合には、前日にPTS取引で購入しておくこともできるので、株式投資のチャンスが広がります。
銘柄分析が可能な高機能ツール
SBI証券では口座を開設することで、高機能な分析ツールを利用可能です。日経平均やドル円など主要な指標はもちろんですが、売買代金や値上がり値下がりなどのランキング、上場している企業の会社概要や業績、ニュースなどさまざな情報を入手できます。
わざわざ取引するためのツールを閉じてインターネットブラウザを立ち上げ、検索する必要がないので、効率よくチャンスを逃さずに株式の売買が可能です。また、なかなか自分では見つけにくい情報も入手できるので、非常に便利ですね。
外国株取り扱い国数が豊富
国内だけでなく海外でもさまざまな国で株式が売買されています。もしかすると、購入しようとした会社が実は海外の会社で、購入できなかったという人もいるかもしれません。
SBI証券では、アメリカや中国を始め、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアの株式を取り扱っており、ネット証券ではNo.1の取り扱い数を誇ります。
選択肢が大きいということは、それだけチャンスがあるとも考えられますので、海外の株式にチャレンジしてみても良いですね。
iDecoの豊富なラインナップ
iDeCoは個人型確定拠出年金の略称で、自分で決まった金額を積み立てることで、税制面で大きなメリットを得られる年金制度です。
支払う税金を抑えることが可能なiDeCoは証券会社によって取り扱い商品のラインナップや手数料が異なりますので、できるだけお得で選択肢が多い証券会社を選びたいです。
SBI証券ではあなた自身で選択できるセレクトプランや、SBI証券が組み合わせを考えてくれているオリジナルプランから選択でき、いずれも口座開設や管理手数料が無料です。また10年以上の実績があるため、加入者数がNo.1であり、魅力ある条件を証明しています。
つみたてNISAは手数料0円
つみたてNISAは、年間で40万円までのNISA枠で投資することで、配当と売却益が20年間非課税になる制度です。
SBI証券の積立NISAは100本以上の幅広いラインナップを取り揃え、100円から気軽に始められます。カートつみたて機能を利用すれば、NISAの活用枠を明確にできますし、複数銘柄の積立設定も一括でできるため、とても便利です。
証券会社の口座の開設は無料で可能
SBI証券に口座を開設する場合は、無料で口座を開設することができます。欲しい株やNISAやiDeCoなどを始めたいと考えているのでしたら、まず口座開設だけでも済ませておくことはおすすめです。
口座開設まで時間がかかってしまうので、「将来性がある値上がりしそうな株を見つけたから、株を買いたい!」って思ってから、実際に購入できるまでに株価が上がってしまうことなどもあるかもしれません。
口座を開設するときに、特定口座をどうするか迷う方がたまにいらっしゃいます。
初心者は「特定口座を開設し、源泉徴収を選択する」が便利でよいです。自分で確定申告をする必要がなくなります。(頻繁に売買して源泉徴収されるのが嫌な上級者は、源泉徴収しないほうが良いかもしれませんが、自分で確定申告が必要になります)。
SBI証券が初心者におすすめな理由
SBI証券が投資初心者におすすめな理由は下記の3点になります。
- 多くの人が使っているため安心感があり情報も多い
- 運用の選択肢が豊富
- 手数料が安い
初めて株式投資をする際には不安ですし、わからないことも多いです。そんな時にでもSBI証券であれば利用している人が沢山います。
不明点を気軽に聞ける人が身近にいるかもしれませんし、もしいなくても検索すればインターネット上に情報が豊富にあります。
また、個別株に海外株、投資信託、iDeCoに積立NISAと投資先の選択肢が豊富なため、あなた自身のスタイルに合った投資が格安の手数料で取り組めます。
不安を払拭したうえで、精神的に安定した状態を作れるため、あわてて売買することもなく落ち着いた投資に繋がるでしょう。
SBI証券のデメリット
これだけ規模が大きく、メリットが多いSBI証券ですが特にデメリットはないのでしょうか?
目立つデメリットはない
全てにおいて業界No.1というわけではないですが、特に悪く目立つところはなく、全体的に優秀な証券会社といえます。それはメリットで説明した内容や、毎年口座開設数が右肩上がりであることからも、納得ですね。
どの証券会社で口座を開悦すればよいのか迷った場合には、まずSBI証券の口座を選択しておけば間違いないでしょう。
手数料が最安でない場合がある
特に大きなデメリットがないSBI証券ですが、強いてデメリットを上げるならば手数料は格安ですが最安ではない場合があることです。これは各社の戦略によりますので、投資スタイルによってSBI証券が他の証券会社と比べてもっとも安く利用できる場合もあれば、他社の方が安いこともあります。
ただし、投資スタイルは変わる可能性もありますしその為だけに口座を開設するのも手間ですし、管理が大変になってしまいます。全体のバランスを考慮すると、SBI証券の手数料設定は魅力的です。
SBI証券のまとめ
ここまで、SBI証券の特徴やメリット、デメリットを紹介してきました。
10年以上SBI証券を使っている僕から見ても、何の不満もありませんし使いやすい証券会社だと思います。
もし、初期資金がなくって株式投資を始められない…って思われている方がいたら、1000円くらいから月々実質手数料16円から投資可能な、最近人気のSBIネオモバイル証券などがオススメです。
株式投資は、元本が保証されている投資商品ではありませんのでリスクがあります。初心者であればなるべく少ない手数料でお得に、いろいろな選択肢の中からあなたにあった選択を見つけていきましょう。
SBI証券であれば、多くの方に使われている実績もありますし魅力的な投資対象が多く準備され、格安の手数料で投資可能です。
初心者から上級者までメインで利用する証券口座としてオススメの証券会社だと思います。
僕自身、株式投資で増やしたお金を元手に不動産投資を始めることができた過去があります。投資の第一歩として株式投資は本当に初めやすくオススメできます。