もふもふ不動産のもふです。
僕は投資家でTwitterやYouTubeやブログなどで資産運用や不動産投資について解説しています。
今日は、日経平均株価の仕組みについて解説をします。
日経平均株価について意外にも知らない方が多くいらっしゃいます。
知らなきゃやばい?!これから分かりやすくお伝えさせていただきます。
日経平均株価の概要
バイデン氏のアメリカ大統領選勝利のニュースから株価の値動きが激しくなっています。
- 年始から1ヶ月半で約3500円の上昇
- その後、わずか10日で約1700円の下落
どうしてこのような上がり・下がりは起こっているのでしょうか?
日経平均株価の概要について解説していきます。
日経平均株価とは〜その1
- 日本経済新聞社が発表する株価指数
- 銘柄の選定も民間企業の日本経済新聞社が行っている
- 東証一部銘柄のうち、225銘柄を対象に構成されている
「日経平均株価」とは、日本経済新聞社が発表している指数になります。
これらは日本の株全体を表している数値ではありません。
日経平均株価は東証一部に上昇している銘柄のうち225銘柄が対象となっています。
この225銘柄の会社の平均を出した値が「日経平均株価」の値です。
自分の持っている株が、この225銘柄に入っていなければ
日経平均が上昇しても関係ないと言う事です。
日経平均株価とは〜その2
- TOPIXと並び日本を代表する株価指数
- ニュース番組でも株価は日経平均が伝えられている
- 先物・ETF・投資信託など幅広く売買されている
TOPIXも日本を代表する株価指数の1つです。
日経平均株価とは対照的にTOPIXは、時価総額をベースとした指数になります。
ニュース番組では株価は「日経平均」の数値が伝えられることが多いです。
そのため、日経平均株価の値の方が一般的には広く見られているかもしれません。
しかし、先ほども言いましたが日本の株全体を表しているわけではないので、日経平均が良いと景気が良い・悪いということではありません。
日経平均は先物・ETF・投資信託など幅広く売買されているため、市場全体をバランスよく知ることができるメリットがあります。
日本平均株価の特徴
ここまで日経平均株価の概要について解説をしてきました。
次は指数の特徴についてお伝えしていきます。
特徴1 指数について
- 株価平均型の指数
基本的には株価が高いと、構成比率の上位になる。 - TOPIXは、時価総額加重型の指数
基本的には、時価総額が高いと構成比率の上位になる
日経平均株価を見る上でのポイントは、「株価が高いと構成比率の上位になっている」点です。
時価総額(株価×発行株数)ではなく、株価が対象とされるためその点で注意が必要です。
一方のTOPIXは日経平均と逆をいく形で、時価総額に基づいた値になります。
特徴2 値嵩株(ねがさかぶ)の影響大
- 値嵩株とは、株価の単価が高い銘柄のこと
- 1位のファーストリテイリングだけで、13.05%を占める(2/26時点)
- 上位数銘柄は、先物の影響を受けやすいし先物に影響を与えやすい
2つ目の特徴として、値嵩株(ねがさかぶ)の影響を挙げます。
値嵩株とは、株価の単価が高い銘柄のことです。
例えば、株価ランキング1位を占めるファーストリテイリングの株価は日経平均のうちの13.05%を占めています。
たった1社の企業が日経平均株価の13.5%を占めているというわけです。
この1社の株価が上がれば日経平均株価は連動して上昇する・・・このような特徴があります。
ポイントとしては、上位数銘柄は先物の影響を受けやすいし、先物に影響を与えやすい。
しっかりこの点を押さえておきましょう。
特徴3 構成比率の偏りが顕著
- 1位・・・ファーストリテイリング(13.05%)
- 2位・・・ソフトバンクグループ(7.38%)
- 3位・・・東京エレクトロン(5.41%)
上位3社で日経平均株価は、全体の25%を占めているような現状です。
大手企業のトヨタやソニーは上位にはランクインしていません。
株価7901円 時価総額25兆円のトヨタ→25位で0.96%
株価8278円 時価総額1.8兆円のバンダイナムコ→23位で1.01%
時価総額が10倍ほど違うTOYOTAとバンダイナムコの構成比率が同じくらいです。
TOYOTAが上位に入ってきていないのは、
「株価が高い銘柄の構成比率が上位になる」日経平均株価の特徴が影響しているからです。
日本株全体を反映していない場合も
日本株全体を反映していない場合も・・?
日経平均が上がっているからといって、株価が全て上がっているわけではありません。
日経平均と騰落銘柄数
- 日経平均が上がっても値下がり銘柄の方が多いことも・・・
- 日経上げても保有銘柄下がってる・・という声も多い
日経平均が上昇しても値下がり銘柄数の方が多いこともよく見られます。
日経平均株価が上昇しても自分の保有株は上がっていないというのは、この特徴が関係しているためです。
TOPIXの特徴
- 東証一部の時価総額を基準に算出
- 時価総額が大きい企業の株価が反映される
TOPIXの場合は、東証一部の時価総額を基準に算出されています。
時価総額の高い順から上に並んでいるので分かりやすいという一面もあります。
TOYOTAやSONYなど時価総額が高い企業順に上から並んでいます。
目的によって使い分けるのがいいよ〜!
日経平均とTOPIXの比較
- 日経平均とTOPIXの値に乖離が出てきている
- 目的によって使い分けるのがオススメ
日経平均とTOPIXの値はだいたい同じだったのですが、最近は乖離が続いてるようです。
これはファーストリテイリングやソフトバンクなど一部の値嵩株の影響があるからだと思われます。
やはり、日経平均株価とTOPIXを目的によって上手く使い分けることがオススメです。
ですが、実際はニュースでも取り上げられることの多い日経平均株価の方が重要視されることが多いようです。
日経平均株価の注意点
- 日経平均株価=日本株全体の平均は間違い!
- TOPIXの方が、全体相場を表している
- 値嵩株の値動きに注意が必要
日経平均株価=日本株全体の平均は間違いなので
TOPIXの方が全体相場を表しているので、全体を見るのに向いています。
加えて値嵩株の値動きには注意です。
値嵩株を無視して日経平均だけ見ていると、騙されてしまいます。
まとめ
ここまで、日経平均株価の仕組みについてお伝えをしてきました。
- 日経平均が乱高下している
- 日経平均は日本を代表とする指数
- 相場全体が乖離している場合も・・・・
- 特徴を理解した上で、注視していこう
投資はあくまでも自己責任で。
正しい知識と小さく投資経験を積み上げていくことがオススメです。
下記には、今回の記事が動画で見られるように、リンクを貼っておきました。
「日経平均株価」と「TOPIX」2つの指標があるんだね〜〜