自分で選ぶ投資信託とETFの特徴とおすすめ商品5選を紹介!

資産運用に関していろいろと調べている中で、個別で株式投資をするのは自分にとってリスクが高そうだし分散もできない。

かといって、ウェルスナビのように完全お任せをしてしまうのも、投資をしている感覚が得られなさそうなので、できれば避けたい。そんな人には、小額から分散投資が可能で選択肢が幅広い投資信託やETFの活用がオススメです。

リスクがあったり、危ないイメージがあるかもしれませんがきちんと勉強して、適切な選択をすれば安定的に複利でお金を増やすことも可能です。

この記事では、投資信託やETFの選び方に加えて、オススメの商品を紹介していきます。

投資信託やETFを購入しようと思っても、それぞれかなりの数が用意されており、なかなか簡単には選べません。どのような基準で選べばよいのか確認しましょう。

おすすめの投資信託・ETF

ここからは、おすすめの商品を紹介していきます。それぞれに対して、どのような考え方で運用をしているか明確にし、さらに注意すべきポイントである手数料についても触れていきます。どれを購入しようか迷ったときには、ここで紹介する商品を選択肢に入れて頂くと良いかもしれません。

ただし、投資商品なので元本割れのリスクがあることは十分に理解して、投資をしましょう。

1.ファンドパック日本

国内の運用商品に独自のバランスを取りながら運用している商品の中でお勧めなのが、ファンドパック日本と呼ばれるニッセイ・インデックスパッケージです。

投資の割合は国内株式と国内リートが15%ずつで、残りの70%が国内債券です。債権の割合が大きいため、リスクはなるべく抑えたい人にとって魅力的な商品で、購入時や換金時の手数料は必要ありません。

運用管理費用(信託報酬)として年率で0.3102%と監査費用として年率0.011%の費用が掛かります。手数料の水準はかなり低いため、リスクをなるべく取らずに運用をしていきたい人にとってはオススメの商品です。

2.S&P500

S&P500は米国の取引所に上場している企業の中から、特に流動性がある大型株の中から選んだ500銘柄で構成されている指数です。投資の神様と呼ばれるバフェットさんが、遺言書に自分が死んだらこれに投資をするようにと記していることでも有名になりました。

S&P500に連動するように設定された投資信託やETFは複数ありますが、iFree S&P 500インデックスは購入時手数料無料で、運用管理費用も年率0.2475%と低いため、余計な手数料をかけずにバフェットさんがオススメするS&P500での運用が可能です。

3.SPYD

ここまでは投資信託でしたが、SPYDは米国のETFで、ステートストリートという有名な信託銀行が運営しています。S&P500の中でも高配当銘柄のうち上位80社を優先して組み込んだ上場投資信託です。

主に不動産や公益事業セクターへの構成比率が多く、2つのセクターで50%近くにも及びます。小額から80銘柄への分散投資をしながら、高額な配当金を得ることができるので、初心者でもモチベーションを保ちやすくオススメです。

また、手数料もかなり安く年間でたった0.07%なので10万円購入したときのコストはたった70円です。たったこれだけの手数料で、分散しながら高配当株投資ができるのであれば、米国株に投資してみたいけどどの銘柄に投資したらよいのかわからない人にとっては魅力的ですね。

また、ETFはリアルタイムに売買ができるので、値動きを見ながら売買を楽しみたい人にもオススメです。

4.楽天VT

楽天VTは楽天・全世界世界株式インデックスファンドの略称で、1つの投資信託で世界中の株式にインデックス分散投資が可能な魅力的な商品です。

2017年の秋に設定されてから累積投資金額である純資産総額は右肩上がりで増加しており、2019年の10月時点では260億円以上となっています。

手数料となる信託報酬は0.2196%とかなり安いので、手数料が安いインデックスファンドという魅力的な商品です。

仕組みは非常に複雑なのでここでの詳細説明は避けますが、バンガード社という非常に有名な世界的運用会社が設定しているETFへ投資する形なので、楽天としては手数料を抑えることが可能です。

楽天VTは楽天証券以外では購入出来ませんので、ぜひ楽天証券の口座を開設しておくことをオススメします。

楽天証券に関しては【楽天証券】楽天経済圏ユーザーなら口座開設しないと損する理由!でも解説しています。

5.eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

三菱UFJ国際投信が設定している商品の中に、eMAXIS Slimシリーズがあります。全世界株式、先進国株式や新興国株式など株式中心のものが多い中で、バランス(8資産均等型)はとても面白い構成をしている商品です。

投資割合は国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債権、新興国債権、国内リート、先進国リートという8種類に対してそれぞれが同じ割合である12.5%になるように運用しています。

2018年10月に設定されて以来、1年で純資産残高が330億に到達しており、人気を集めていることが分かります。

運用管理費用は年率でたった0.1540%と非常に低いため、さまざまな商品をバランスよく購入したい人には魅力的な商品です。

まとめ

投資をこれから始めたいと思っている人にとって、投資信託やETFは銘柄選択をプロにお任せできるだけでなく、小額から分散投資でリスクを限定可能な魅力的な商品です。

もちろん投資商品なので元本保証はされていませんし、自己責任で行う必要がありますが、手数料が安く抑え長期間続ければ、失敗のリスクをかなり下げられます。

今回解説した商品はいずれもインデックス型で、手数料も安い商品なので、手数料を最低限に抑えながら魅力的な銘柄への分散投資が可能です。

自分ひとりでは難しい銘柄選択や分散をこれだけの手数料でプロにお願い出来るのはとても魅力的です。

今回オススメした商品の他にも、魅力的なインデックス型で手数料の安い投資信託やETFはありますので、同様の考え方で商品選びをしていきましょう。

もし気に入る商品が見つけられなかった場合には、今回紹介したものの中から選択するのも良いでしょう。

※元本割れのリスクがあることは十分に理解し、自己責任で運用しましょう。