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日本経済は長年のデフレに苦しんでおり、デフレよる不況というニュースをよく見ると思います。デフレからいかに脱却するのかということが話題になっており、日銀の金融政策などもデフレ脱却を目指しています。
しかし、そもそもデフレとは何なのか?なぜデフレになるのか?生活にどんな影響があるのか?これらをしっかりとイメージできない方もいらっしゃると思います。
この記事では、デフレとは何なのか?なぜデフレになるのかなどをわかりやすく解説していきます。
もくじ
デフレとは何か?わかりやすく解説
デフレとは、物価が下がりお金の価値が上昇することを言います。
例えば、2019年に缶ジュースが100円だとして、2020年に98円になったら2%のデフレと言います。
これはお金の価値が下がって物価が上がるインフレの逆のことです。(インフレの解説はこちらの記事を参照)
って思われるかもしれません。
確かに物価が下落することは生活費が下がるので、短期的に見るとメリットがあるかもしれません。しかし、実はデフレはとても恐ろしいものなのです。
デフレの、原因と問題点~不景気になるとデフレになる
なぜ物価が下がりデフレになるのか?を考えてみましょう。
不景気で物が売れなくなり物価が下がる
デフレの原因は、簡単に言うとモノが欲しいと思う人が減って需要がなくなり、物が売れなくなるので価格が下がっていくと考えられています。
物が売れなくなると、お店の売り上げは下がってしまうので給料も減ってしまいます。これがどんどん積み重なると、不景気となります。
物が売れないと会社の固定費を維持できなくなり、人員削減などのリストラや工場の撤退なども起こるかもしれません。
そうなってしまうと失業率も高まり、給料も下げられてさらに物価も下がっていく…デフレが加速すると、そういう恐ろしい状態になると考えられています。
借金が大きいと、返済が大変になる
もし1000万円の借金があり、年収が500万円で給料で余裕で返済できたとしてます。
もしデフレが起こって年収が300万円とかに減ってくると、1000万円の負担がより大きくなり返済が難しくなってきます。このように、借金がある場合はデフレになると返済するのが大変になり、より生活が苦しくなります。
デフレは心理面の影響も大きい
もし今後も継続的に不景気になり、給料が下がって物価も下がっていくと予想されるのなら、
って思うのではないでしょうか?
デフレになると心理的にも買い控えが起こりやすくなり、景気がさらに冷え込むという現象も発生します。
デフレの対策は?
デフレの対策としては、様々な経済学者がさまざまな意見を提案しており、簡単に答えが出るような問題ではありません。
一般的に共通する対策としては、お金を市場に流通させ、経済を活性化させることが対策として考えられます。
日本政府のデフレの対策として、アベノミクス3本の矢の政策が行われていますが、これも市場にお金を流通させて経済を活性化させようという対策になっています。(3本の矢の解説はこちら)
しかし、まだ日本はデフレから十分に脱却できていない状況です。
消費税増税でデフレ加速の可能性も…
2019年10月に消費税が8%から10%に増税されます。
消費税が増税されると、高いものとかを買おうという気持ちが失われる方向に働くので、消費が抑制されてしまいます。消費が抑制されると、物がさらに売れなくなってしまうのでデフレが加速してしまう方向です。
せっかく景気が回復しかかってきたところに水を差す結果となってしまう可能性があり、消費税増税後の日本の景気に中止が必要です。
デフレとは何か?まとめ
デフレとは、物の価格が下がり、お金の価値が上がる現象のことを言います。
一見すると物価が下がっていいことなようにおもわれますが、実は物が売れなくなって物価が下がっており、不景気になるといわれています。物が売れなくなるので、給料も下がっていく恐ろしい状態になるのです。
デフレ脱却は日本が抱えている問題の一つで、今後もデフレ対策と日本がどうやってデフレから脱却するのか?注意深く観察することが大切です。