もふもふ不動産もふです。
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今回は、格安プランが出揃ったドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア会社に加え、話題の楽天モバイルも含めた4社の中でどの格安プランがお得なのか、また各プランに向いている人などを解説したいと思います。
群雄割拠の通信業界において、果たしてどのキャリアの格安プランがおすすめなのでしょうか。
僕自身、スマホなどのガジェットが大好きなので、こういったプラン比較を得意としています。
このような人には特に信頼性のある情報だと思いますので、ぜひ読んでくださいね。
この記事では、
- ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の格安プランについて
- 各プランのメリット、デメリット
- おすすめの格安SIM会社
などを解説しています。
もくじ
auの新プラン「povo」の概要
- 基本月額料金は2480円で20GBまで使用可能
- 通信制限後は1Mbpsとなる
- +500円/月することで5分以内の通話は無料になる
- +200円/日することで24時間データ通信使い放題となる
- キャリアのメールアドレス付与はなし
- 一般の店舗はなく、インターネットでの受付のみ
このようなプランになっています。
追加で料金を支払えばより便利になるようですが、これを「トッピング」と称しています。
必要なら自分で付け足してね、ということですねw
お休みの日に通信制限を気にせずネットを楽しみたい方は、+200円すれば1日中通信料を気にしなくて良いのでおすすめのプランかもしれませんね。
キャリア4社のプラン比較
- 月額基本料金
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「on LINE※」と、月額基本料金は若干違いますが、通話無料のオプションをつけるとほぼ同価格帯になります。
そこに「楽天モバイル」が足並みを揃えてきた格好です。
※現在は3月17日から利用開始可能である「LINEMO」という新サービスに名称が変わっています。 - データ通信料
「povo」は+200円することで24時間ネットが使い放題となります。
「楽天モバイル」は、楽天の通信エリア圏内であればデータ無制限となります。
これは他社との大きな差ですよね。 - 人口カバー率、通信安定性
ドコモ、au、ソフトバンクが人口カバー率99%以上となっています。
通信もキャリアの品質に準じるため安定しており、さすがの貫禄を見せつけています。
対して楽天の人口カバー率は74%と少し出遅れており、通信に関しても少々不安定です。 - データ上限超過時の速度
誰もが経験したことのあるデータ上限超過時の通信速度ですが、これは各社共通で1Mbpsとなっています。元はこの10分の1ほどの通信速度でしたが、楽天が1Mbpsに引き上げた影響で、他の3社もそれに倣って1Mbpsとなりました。
- 通話時間
ドコモとソフトバンクは、1回の通話時間が5分以内であれば国内通話は無料です。
auの「povo」は、+500円することで5分以内の国内通話が無料になります。
楽天は、楽天リンクを使用していれば無料通話が可能となります。
※楽天リンク(楽天が提供するコミュニケーションアプリ)については、コチラで詳細を確認できます。
- 4G/5Gの対応
このご時世ですし、4社とも共通で対応予定です。 - eSIMの対応
ドコモは対応予定となっており、他3社はすでに対応しております。eSIMとは・・・Embedded SIM:エンベデッドシム。M2M(Machine to Machine)の通信で使用するためのSIMカードのことである。一般的なSIMカードとeSIMの大きな違いは、eSIMがリモート操作による契約事業者情報の書き換えに対応している点である。SIMカードを差し替えることなく事業者の情報を書き換えることが可能になることで、機器の取り扱いが容易になる。
引用元:IT用語辞典BINARY - 海外利用
auの「povo」とソフトバンクの「on LINE」は未発表ではありますが、ドコモの「ahamo」、「楽天モバイル」は各自対応しています。 - キャリアメール
こちらは4社とも対応していないので、Gmailなどのフリーメールを使う必要があります。 - 契約・サポート店舗
ドコモ、au、ソフトバンクはオンラインでのみ契約を受け付けています。
楽天は契約であれば店舗での受付は可能です。
サポートに関しては4社ともオンラインのみとなっております。
いずれも店舗を構えるコストを削減して月額基本料金を安くしている為、これはとても良い取り組みだと思います。
使い方別おすすめプラン
各社特色がありますが、どのような人がどのプランに向いているのかを解説します。
①ドコモ「ahamo」
- 海外旅行や出張の予定がある人
- 家族がドコモで契約している人
1月14日に発表されたのですが、「ahamo」契約者もドコモのファミリー割引の対象プランとしてカウントされるそうです。
ファミリー割引の対象プランとなれば家族内の国内通話料が24時間無料となるので、お得ですね。
「ahamo」を契約しているからといって特別な割引が適用されるわけではないので、その点は勘違いしないように気を付けましょう。
②au「povo」
- 普段通話をしない人
- 1日に多くデータを使うかもしれない人
「povo」は+500円することで5分以内の国内通話が無料になるプランですが、普段通話しない人からするとこのトッピングは不要になります。
そのため、他のプランと比較すると最安の2480円で利用することができます。
また、YoutubeやNetFlixなどの動画サービスを利用する人は、+200円することで24時間使い放題となるので、「povo」は向いていると言えますね。
③ソフトバンク「LINEMO(on LINE)」
- LINEで写真や動画共有をよくする人
- LINEのビデオ通話をよく使う人
「LINEMO」だと、LINEでのトークやビデオ通話がデータ通信料のカウント対象外となります。
つまり、LINEを用いて写真や動画を共有したり通話をよくする人は、実質無制限で使い放題となるわけです。
2020年10月時点での国内でのLINE普及率は8600万人というデータもありますし、いまやほとんどの人がLINEを使っているので、このプランであればLINEでのやりとりに困ることはなくなりますね。
④楽天「楽天Mobile」
- 月にデータ通信を20GB以上使う人
- 通話もよく使う人
楽天の通信エリア範囲内であればデータ無制限で使えるため、YoutubeやNetFlixなどの動画サービスをよく利用する人に向いています。
また楽天リンクを利用していれば無料通話が可能なので、データ通信に加えて通話もよくする人はさらにおすすめです。
通信エリアも全国各地にどんどん拡大していっており、CMでもよく耳にしますし、今一番勢いのある会社といっても過言ではないでしょう。
ちょうどキャリアの更新月であったり別のキャリアへの乗り換えを検討されている方は、これを機に乗り換えてみてもよいかもしれませんね。
おすすめの格安SIM会社
ここまで4大キャリアの解説をしてきましたが、格安SIMについても触れてみます。
日本通信
僕のおすすめは、この日本通信です。
- 20GB使えて月額基本料金は1980円
- 通話の頻度は多くないが、1度に長時間通話する人向け
- 1GBあたりの追加料金が250円で安い
まず月額基本料金が圧倒的に安いです。
そして、仕事以外の場面で時々長電話するという人がターゲットになっています。
動画サービスが主流である今、20GBの制限を超えた後の追加料金が安いのも魅力的ですよね。
今後の格安SIM業界の動向
キャリアが低料金化したことで、格安SIMの卸価格も下がります。
つまり、格安SIMのプランも今後は今より安くなっていくと思われます。
しかしながら、現状これだけ価格が安いにも関わらずキャリアほど格安SIMは広まっていないので、競争相手であるキャリアの価格が下がってくると、格安SIM会社の経営は厳しくなるでしょう。
一口に格安SIMと言っても恐らく数百社以上あるので、淘汰されないための競争が過酷になります。
番外編:楽天モバイルの社員が逮捕される
もう一つ話題になっていたことがありまして、楽天モバイルの社員が企業秘密を盗んだとして逮捕された事件がありました。
事件の経緯
こちらはITmediaから引用した、ソフトバンクの元社員が不正競争防止法違反の疑いで逮捕された記事です。
というのも、転職先である楽天モバイルのサーバーや業務用のパソコンに、ソフトバンクの機密情報が保存されていたそうです。
楽天モバイル側が、ソフトバンクで5Gの事業に携わっていた人を意図して引き抜いたのかどうかは定かではありません。
しかし、この社員が転職する際に自分のパソコンにデータをダウンロードしていた履歴も見つかっているので、ソフトバンクから楽天モバイルに不正に情報を持ち出したことは事実のようですね。
話題としては面白いかもしれませんが、これは実は大問題です。
15年ほど前にvodafoneからソフトバンクへ社名が変わった際、なかなか電波が繋がらない時期がありました。
そこから現在まで、ソフトバンクには「5Gの基地局をどう設置するか」といった色んな知見が貯まってきているのですが、それらの情報が盗まれたとなると、楽天モバイルがカバーする通信エリアに直に影響する可能性があります。
となると、競争相手であるソフトバンクの損失は大きいですよね。
「どのように基地局を設置して通信エリアをカバーするのか」といった情報は、楽天モバイルからすると喉から手が出るほど欲しいでしょうし、そういった背景もあってこの社員を引き抜いたのではないかと言われています。
ソフトバンクから引用した記事ですが、この件についてはこのように表明しています。
「秘密保持契約を結んでいたにも関わらず、当社の営業秘密を不正に持ち出していたことが2021年2月に判明しました。4G及び5Gのネットワーク用の基地局設備や、基地局同士や基地局と交換機を結ぶ固定通信網に関する技術情報を持ち出されました。」とのことです。
楽天モバイルのサーバーや業務用のパソコンに機密情報が残っていたことから、持ち出されたデータが楽天の事業に利用されているとして、めちゃくちゃ怒っていますw
「ソフトバンクから楽天モバイルに向けて、楽天モバイルの事業に利用されることがないように、当社営業秘密の利用停止と廃棄等を目的とした民事訴訟を提起する予定です。」ということで、これまで苦労して得た知見を使うなよと、訴える構えですね。
さらに「今回の出来事を受けて、当該元社員への損害賠償請求を含めた措置も視野に入れている」ということでした。
対して、楽天モバイルからはこのような表明が出ています。
こちらは楽天から引用した記事です。
「弊社では、社内調査を徹底しており、現時点までに、当該従業員が前職により得た営業情報を弊社業務に利用していたという事実は確認されておりません。また5Gに関する技術情報も含まれておりません。」ということで、楽天モバイル側ではソフトバンクの機密情報は使っていないと言っています。
ただ、転職した社員のパソコンの中に情報が保存されていたので、それを使っていないということはあり得ないでしょう。
むしろ意図して引き抜いたのではないかとまで言われているので、これから警察の調査も入り、どうなるか見ていきたいところです。
日本は他の国と比べても情報流出を制限する法律があまりないので、重い法律を作った方がいいのではないでしょうか。
激化する通信キャリア会社の戦い
今回はドコモが口火を切ったことをきっかけに各社の情報が出揃ったわけですが、本来は国がこのような通信業界の価格に口出しをするのはいかがなものでしょうか。
通信関係のインフラを維持するのには莫大なお金がかかるので、それを政府が無理に下げることもないんです。
「国が電波を割り当てているから価格についても提言が許される」という意見もありますが、価格はあくまでも市場の需要と供給によって決まります。
資本主義で自由に競争原理が働くという前提があるので、政府が企業間の価格に介入するのは異常なんですね。
なぜ僕がここまで価格の低下を懸念しているかというと、通信業界の利益自体が損なわれることは、5G以降の投資や、世界との競争力低下のリスクがあるからです。
なので、独占禁止法やカルテルなど違法な行為がないのであれば放置で良いと思うのです。
むしろNHKの方が問題ともいえます。
まとめ
さて、4大キャリアのプランをまとめてみましたが、ご自身にあったプランは見つかりましたか?
僕自身auを使っているので、これを機に「povo」にプランを変更してもいいかなと思いました。
ちなみに、ドコモ、au、ソフトバンクの3社に関しては黒字ですが、楽天は1年無料のようなプランをやっているので、無料で携帯を配っている状態です。
そのため、契約者が増えれば増えるほど赤字がかさんでいくような状況です。
現在は赤字になっていますが、どこまで楽天がこの3社に食らいついていけるでしょうか。
また、店舗を設けず契約はネットのみで受け付けているので、コストのかからないユーザーは安く使えるというメリットを享受できるのがとても良いですよね。
通信業界のみならず他のサービスにおいても、不要なコストは削減していき、我々ユーザーにメリットがあるようになっていけば良いですね。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
今回の記事は動画でもご視聴いただけますので、ぜひご覧ください。