この記事ではこんな方について解説します。
僕は不動産投資家で、戸建て2戸、区分マンション1戸、アパート2棟、マンション1棟、テナントビル1棟など、たくさんの不動産を購入して、賃貸に出したり、高く売却したり利益を出してきました。
そんなたくさん不動産を購入している僕が思う、マンションと戸建てのどっちを選ぶべきかを解説したいと思います。
Youtubeでも解説しています
もくじ
マンションと戸建てはどっちがお勧め?
マンションと戸建てはどちらがお勧めか?
マンションと戸建て、それぞれメリットとデメリットがあります。そのメリットとデメリットを踏まえ、あなた自身のこれからの生活にぴったりなのを選ぶのがお勧めです!
一概にどちらが良いとは言えない難しい問題なのです。そのため、それぞれのメリットとデメリットを比較しつつ、どちらを購入するのがよいのかを解説します。
マンション | 戸建て | コメント | |
価格 | 〇 | △ | 同じ立地で面積ならマンションが安い |
資産価値 | 〇 | ◎ | 土地がある分戸建が有利 |
セキュリティ | 〇 | △ | オートロックがあるマンション有利 |
騒音 | △ | 〇 | 戸建ては子供が騒いでも大丈夫 |
庭 | △ | 〇 | 広い庭は戸建ての魅力 |
断熱性 | 〇 | △ | マンションのほうが断熱性良好 |
眺望 | 〇 | △ | |
バリアフリー | 〇 | △ | 平屋の戸建てなら互角 |
メンテ | 〇 | △ | 管理会社が清掃してくれる |
維持費 | △ | 〇 | 管理費、修繕費、駐車場 |
建物メンテ | 管理組合 | 自分で |
マンションと戸建て~価格や資産価値はどうなる?
マンションと戸建てですが、仮に新築で同じ立地で同じ延べ床面積であったとしたら、マンションよりも戸建のほうが価格が高くなります。
それは、土地を購入する分、不動産の価格も上昇してしまいます。駅前など立地が良いところに住みたい場合、戸建ての価格はさらに上昇してしまうと思います。
同じ価格で探すのなら、マンションのほうがより駅に近くなり、戸建てのほうがより遠くなる傾向にあります。
立地を重視するならマンションにしたほうが良いでしょう。
マンションと戸建ての資産性は?
マンションと戸建ての資産性については、一般的には戸建てのほうが土地が残るため資産価値が落ちにくいです。
しかし、駅から離れた郊外の戸建て出会った場合は、土地の価格も安いため、そもそも土地の資産性があまりない可能性があります。
都心の駅前のマンションなどは、古くなってもきちんとリノベーションしておけば資産価値は下がりにくい傾向があるので、一概にどちらが資産価値がないとは言えません。
将来のマンションや戸建ての資産価値を確認するには?
将来のことを予想するのは難しいのですが、10年後の不動産の価格を予想する場合は築10年の不動産の価格を見てみると良いでしょう。
購入されようとしている物件に、できるだけ似た物件が中古で売られている価格をチェックすることで、自分の購入しようとしている不動産が将来いくらくらいの価格になるのか予想することができます。
マンションと戸建て~セキュリティーは?
危険な事件が報道されることが増えてきた昨今、セキュリティについても重要な要素となってきています。
一般的にはマンションと戸建てを比較した場合、オートロックなどがある集合住宅のほうがセキュリティーが高いといわれています。
周りの部屋の方もいるので、人気がいない時間もできにくく、泥棒や暴漢などがマンション内に侵入してくるリスクが下がります。
戸建てにおいても、セコムや防犯カメラなどの対策でセキュリティーを上げることができますが、マンションの防犯にはかなわないと思います。
マンションと戸建て~小さな子供がいて騒ぐ
マンションで気になる点としては、隣や上下の騒音問題です。
鉄筋コンクリート製のマンションなら、騒音は聞こえにくくはなっているものの、それでもお子様が大声で騒いだりすると隣の家や、下の家にご迷惑がかかる可能性があります。
その点、戸建てでは隣の家と隣接していないため、たくさん騒いでも問題がないです。
また、庭がある場合は子供が庭で遊ぶこともできるので、大きな魅力にもなると思います。
ガーデニングをしたり、庭があることで普段の生活の中にも四季を感じることができたりします。
マンションと戸建て~断熱性、眺望、メンテナンスや維持費など
マンションと戸建てを比べたときに、断熱性、眺望、メンテナンス、維持費などが気になると思います。
断熱性
マンションと戸建てを比較した時、一般的には四方を部屋で囲まれているマンションのほうが断熱性が高いです。
窓が少ないマンションに住んでいたことがありますが、四方から暖房で温められていたので、冬でも暖房を付けなくても暖かかったです(笑)
雪国の戸建ては、断熱材をたっぷり入れて2重窓にして、断熱性能を高めている家もあり、その場合はあまり差がないかもしれませんが、一般的にはマンションのほうが温かい傾向にあります。
眺望
これは完全にマンションの勝利です。
高層階からの景色は、何物にも代えがたいと思います。また、高層階のほうが需要があるので資産性も落ちにくいです。
戸建ても場合は高くても3階になるので、眺望を望まれるのならマンションを選ぶことになります。
バリアフリー
一般的な戸建ては2階建てになるので、その場合はかなりの予算をかけないとバリアフリーは難しいと思います。
高齢になると階段の上り下りが大変になるので、マンションのほうが段差も少なく楽に生活できる場合が多いです。
バリアフリーを考えられるのでしたら、マンションがお勧めです。
メンテナンスと維持費
戸建ての場合、メンテナンスはすべて自分で行う必要があります。
草むしり、清掃、蜘蛛の巣をとったりなどなど、意外と大変です。建物に不備があった場合も、自分で対応しないといけません。
マンションの場合は管理会社が行ってくれるので、とても楽です。家の中のことだけを行えばよく、共用部の清掃は清掃員にやっていただけます。
その代わり、マンションは管理費がかかり、駐車場代も必要となります。戸建ての場合は管理費も駐車場代もかからないので、月々の維持費は戸建てのほうかからずに楽です。
どちらもメリットとデメリットがあるので悩ましいところですね。。
マンションと戸建て~建物のメンテナンス
建物のメンテナンスに関しては、どちらも一長一短があります。
マンションの建物のメンテナンスは、マンション全体で月々修繕積立金というのを積み立てて置き、その費用から大規模修繕を行います。
大規模修繕とは、外壁塗装を行ったり、屋上の防水シートを張り替えたり、タイルの剥がれを修繕したりなど、建物全体の大規模なメンテナンス作業のことで、10年から20年に1回行われます。
どのように大規模修繕を行うかはマンションの管理組合が行います。管理組合は、マンションの住民の方がみんなでかわるがわる管理組合になるのが一般的です。当初は管理組合がうまく機能しているのですが、築40年とかになってくると高齢化や修繕積立金を滞納する人など、いろいろな問題が出て管理組合が崩壊するケースもあるので注意が必要です。今後社会問題になってくると思われます。。
戸建ての場合は修繕積立金は必要ないかわりに、すべて自分で修繕を行う必要があります。戸建ても20年くらいたってくると、外壁塗装が必要になったり、屋根の防水処理が必要になったり、いろいろなところに細かい不備がたくさん出てきます。
築50年以上の戸建てを保有していましたが、いろいろと不具合が出てくるものです。修繕費用を全く考えていない場合、雨漏りなどが起こっても修繕できなくなってしまうリスクがあるので、しっかりと計画的に修繕費用を貯金しておくようにしましょう。
個人的にはどちらが好きなのか?
不動産投資家である僕はどっちが好きなのか?
不動産は価格次第なので、価格が市場より安くて儲かるのならどちらでも買ってしまうというところなのです(例えば1円で東京23区の家が買えるなら、絶対に買いますよね?ありえませんが)。
が、そういう投資目的とかをいったんおいて考えた場合、どちらに住みたいか?これは個人の主観なのですが…。
僕はマンション派です。理由は、戸建ては駅から離れていて不便なのと、いろいろとメンテナンスをするのが大変だからです。掃除したり、草むしりしたり、極力やりたくないですし…。草むしりや剪定を依頼するにしても、手配とかめんどくさいです。
高いところからの眺めが好きなので、高層階に住みたいという思いもあるし、マンションのほうが楽に生活できるのでありがたいですね。戸建てに住むことは、ほとんどないと思います。
マンションと戸建てはどっちがお勧め?まとめ
ここまでマンションと戸建てのメリットとデメリットを解説してきました。
どちらもメリットとデメリットがあるので、あなた自身の価値観や生活スタイルで決めるのが良いと思います。
マンション | 戸建て | コメント | |
価格 | 〇 | △ | 同じ立地で面積ならマンションが安い |
資産価値 | 〇 | ◎ | 土地がある分戸建が有利 |
セキュリティ | 〇 | △ | オートロックがあるマンション有利 |
騒音 | △ | 〇 | 戸建ては子供が騒いでも大丈夫 |
庭 | △ | 〇 | 広い庭は戸建ての魅力 |
断熱性 | 〇 | △ | マンションのほうが断熱性良好 |
眺望 | 〇 | △ | |
バリアフリー | 〇 | △ | 平屋の戸建てなら互角 |
メンテ | 〇 | △ | 管理会社が清掃してくれる |
維持費 | △ | 〇 | 管理費、修繕費、駐車場 |
建物メンテ | 管理組合 | 自分で |
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