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2019年3月末にサラリーマンを辞め独立。詳しい自己紹介はこちら。もふもふしたものをこよなく愛し、不動産投資、株式投資、経済、税金、科学、研究開発などを初心者にわかりやすく解説することを得意としている。
もふもふ不動産のもふです。
僕は投資家でTwitterやYouTubeやブログなどで資産運用や不動産投資について解説しています。
サラリーマンが会社を設立したらどうなったのか?
僕自身、2015年にサラリーマンでありながら会社を設立しました。
現在会社は6期目で完全独立をしていますが、設立当時の自身のエピソードと合わせて解説をします。
どれだけ儲かったのか・・・ぶっちゃけた話もしています。
もくじ
なんで会社を作ったの?
大学の先輩の起業きっかけに、自分も会社を作ってみたいと思うようになりました。
最終的に設立する決め手になったのは、
法人にした方が不動産投資において融資が受けやすくなるということ
そのほか税金の節税対策になるというところで法人を設立することに決めました。
個人だと累進課税がヤバイ・・・
日本は累進課税制度をとっており、控除された年収に対して税金が徴収される仕組みです。
上の表を見てもらうとわかりますが、個人だと税金が最大45%引かれます。
これに住民税の10%を合わせると、なんと最大で55%もの税金が引かれてしまうのです。
節税の仕組み
ところが法人を設立すると、最大で約35%の納税で済ませることができます。
合わせて、法人は給与を支払うこともできるので個人の給与20%と法人35%などとすることもできます。
節税対策では有名な話ですが、個人と法人に分散させることで節税に繋げるという仕組みです。
また、法人のメリットとして経費が使えるという利点もあげられます。
例えば車を購入する際、会社名義で経費として算出することによって税金の負担を小さく済ませるような話です。
個人に最後お金を移す時には要注意
実は見逃している人が多いのですが、最後法人から個人へお金を移す際には注意が必要です。
ここでもしっかり対策を取らないと、法人35%徴収からの個人でも55%の二重取りをされてしまう可能性もあります。
これを防ぐためにも、法人から個人へ最後のお金の流動方法についてあらかじめ策をとっておくようにしましょう。
サラリーマンでも会社って設立できるの?
「サラリーマンが会社を設立すること」についての詳細は専門家に相談することをオススメします・・・
しかし僕自身、サラリーマンであっても会社設立は基本的にOKだと思っています。
サラリーマンでも会社を作れる仕組み
僕の前にいた会社は副業禁止ではなかったので会社には伝えていませんでしたが法人を設立していました。
会社を設立して役員報酬を0にしておけば、特に問題はありません。
また、副業をすることは最終的に法律でも保障されています。
法を犯さない程度の副業であったら全く問題ないと思うので、多くの人が心配なく設立できると考えるのです。
副業禁止だけどどうしたら良い・・?
これもよくいただく質問なのですが、解答はアナタ次第といったところです。
●会社でずっと働くことの方がリスクが低いか。
●自分で稼げるスキルを身につけることの方がリスクが低いか。
自分の状況に置き換えて、どっちのリスクをとることが最適なのか自身で見極めるようにしましょう。
会社の設立方法
「いざ会社を作ろう」となった時、どうやって会社を作ったらいいのでしょうか。
会社の設立の仕方についても簡単に紹介します。
2種類の会社から選ぶ
株式会社と合同会社の2つからどっちかを選びましょう。
合同会社は聞き慣れない名称かもしれませんが、昔の「有限会社」のような小さい規模感の会社をイメージしてください。
身近な例ではアマゾン・ジャパンなどは合同会社で、必ずしも合同会社=小規模という訳でもありません。
2つにどっちがいいというのもなくて、違いとしては合同会社の方が設立費用が少々安くなっています。
また、株式会社でいう「代表取締役」は合同会社では「代表社員」と呼ばれます。
どちらがいいとかはないのですが・・一般的に名前が精通しているという点で、お金に余裕があるのなら株式会社にしておくのが無難でしょう。
いざ会社を設立してみよう
行政書士さんにお任せしたらすぐに作ってくれます。
また、最近では自分でも簡単に設立できるようになっており、「ひとりでできるもん」というサイトを利用して設立されている人も多くいるようです。
そのほか定款の作成をします。(定款=会社で何をするのか)
定款を決めるのには少し悩むかもしれません。
銀行からの融資を考え定款を作る際には、それふさわしいものにするようにしましょう。
住所・印鑑・資本金・口座などの準備
自宅を会社の住所として登記することが可能です。
しかし、この場合は会社から自宅バレする可能性も考えておきましょう。
バーチャルオフィスでも登記することができますが、銀行の融資は受けにくくなることも考えられます。
次に印鑑について、最初は僕もいらないかな〜なんて思っていたのですが、絶対に必要でした。
無難にゴム印を準備しておけばいいでしょう。
チタン製や牛骨・・・色々種類ありますが、これもご自身にあったものを使うのがオススメです。
資本金については、100万円〜500万くらいを見ておくと良いでしょう。
登記簿謄本に今後残り続けるものなので少なすぎると融資が受けにくくなります。
ただし、1000万円を越えてくると税金が途端にかかるので注意しましょう。
- 登記する住所の手配
- 印鑑の購入
- 資本金の確保
銀行口座
メガバンク、しんきん、ネットバンキング、ゆうちょ様々な機関ありますが、
手数料がからない機関を利用することがオススメです。
最近ではマネーロンダリングの影響なのか口座開設を断られる事例もあります。
もし、知り合いに金融関係の方がいらっしゃる場合はその方に助けてもらうのもいいでしょう。
会社の維持費はどのくらい?
ズバリ、法人税と税理士さんを雇う費用がかかります。
これは会社が赤字であってもかかってくる費用なので、固定費として考えましょう。
30〜50万円くらいが税理士さんを雇う平均的な値段です。
そもそも節税のためだけに会社を設立するという場合、こういった固定費を加味して考えなければなりません。
実際に会社を設立してどうなった?
ここまでで会社を設立するメリットと具体的な会社の設立の仕方を解説してきました。
では、実際に会社を設立してからどうなったのかについても見ていきたいと思います。
現在おかげさまで、会社を設立して6期目に入りました。
具体的な売上推移なども下記に記述しているので最後までご覧ください。
現在の会社事業
2019年3月末に会社を退職し、2019年から会社専属で働くようになりました。
- 不動産投資
- メディア事業
- 法人コンサルティング
この3本柱で現在主に収益をあげています。
2019年5期目、順調に終えられた
サラリーマンを退職し、5期目はメディア事業に注力してこれがとても伸びました。
不動産に関しては、土地を売却しアパートを1棟購入しています。
グラフを見てもらっての通り、今期からサラリーマンを辞めて会社に注力できたので、不動産・ブログ・Youtube共に絶好調です。
おかげさまで1人の会社ながらもふもふ頑張っております。
まとめ
ここまでサラリーマンでも会社ができるということについて解説してきました。
今日の話をまとめると・・・
- サラリーマンでも会社は設立できる
- 設立費用はおおよそ20万円 会社維持費は30万円
- 事業の規模拡大や節税対策などのメリットがある
- いきなり会社を辞めるより、まずは副業から始めてみよう
会社設立はもちろん簡単なものではありません、まずは副業から始めてみるのが良いでしょう。
ブログやYoutubeで情報も簡単にゲットできるので小さな行動から始めてみましょう。
下記には、今回の記事が動画で見られるように、リンクを貼っておきました。
▼サラリーマンが会社を設立したらどうなったか?【副業で法人設立と起業】
ぜひ見てみてください!