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IT企業を売却した資産家が不動産投資を始めた理由と体験談

不動産投資家のもふです。今回は、資産家の方が不動産投資を始めた体験談の記事を書いていただきました。

学生時代に会社を起業して売却し、大学卒業後に就職。大手金融機関に就職後、半年で退職。IT企業を起業し、うまく成功させ売却される経験を持たれている方です。

この方が、どのように不動産投資を初めたのか?なぜ不動産投資なのかなどについて体験談を書いていただきました。


投資で財を成すことは簡単ではありません。

これは投資をされている方や、長年投資に携わっている方であれば皆さん共通で理解されていることかもしれません。

しかし近年、日本国内の投資環境は大きく好転しました。

「アベノミクスによる企業の業績アップや株価上昇」

「2020年東京オリンピック開催による地価やマンション価格の高騰」

「ビットコインやYouTuberなど、稼ぐ選択肢の拡大」

ここ数年だけでも、多くの方が利益を手にしており、億万長者になられた方が多くいたのはみなさんの耳にも届いているかもしれません。実際私もそんな中の一人です。

そこで今回お話しさせていただくテーマは「不動産投資」についてです。

ただ不動産投資について堅苦しく語っていくのではなく、今回は、私自身の「不動産投資の体験談」をお話しさせていただきます。

テーマは、「1棟目購入までの体験談〜私が資産家になるまで〜」です。つまり序章の部分になります。

今回全般通して私の主観・着眼点で不動産投資についてお話しさせていただいておりますので、あくまで私的な感想になります。

もしこれから始められる方や、現在投資家の方で参考になるような内容が明記されていたら嬉しく思います。

自己紹介

まず始めに少しばかり私の自己紹介をさせて頂きます。

いきなり「私は資産家だ!」と話し出しても、皆さん何の情報もなく、読者の方が困惑されるだけなので、ざっくりここまでの経歴を書かせてください。

私は学生時代から国内株式、FX投資はもちろんのこと、起業して会社(IT関連)を立ち上げており、結果的に大手IT企業に売却。

大学卒業後、一度は新卒で大手金融機関に就職するものの、職場環境が合わず半年で退社。

その後は、在学時に企業売却で得た資金と、投資で稼いだ資金を元手に、再度IT関連の会社を新たに立ち上げ、売上数十億円前後に育て、この会社も大手IT企業に売却しました。

そして現在は、投資をする傍ら複数の会社を経営しており、その仕事に奔走しております。

簡単ながら私の経歴についてまとめさせていただきました。

なぜ不動産投資を選んだのか?

ここからは、なぜ私が不動産投資を始めるに至ったのか、なぜ不動産投資を選んだのかといった私の価値観や投資を始める上での導入部分になります。結論からお話しすると、選んだ際に崇高な理由などは一切なく、あくまで自己中心的な考え方に支配されております。ここについては、これから投資を始められる方にとって、不動産投資をハードルの高いものと位置付けるのではなく、気軽に考えていただきたいと考えいくつか列挙させていただいております。

ここではあえて率直かつ厳しく書かせて頂いているポイントが数点ございます。

気を悪くされたら申し訳ありませんが、かなりリアルなお話を書かせていただきました。予めご了承ください。

○投資家・資産家になりたかったから

まずはじめの理由としては、やはり「お金持ちになりたかった」という私利私欲の部分になります。学生時代から起業していたこともあり、ある程度、社会の流れや、お金についてのリテラシーはありました。しかしそこではっきりわかったのは、「ただ働き続けてもずっとお金に支配され続ける」ということでした。

もちろん社会人になれば仕事をする対価として給料が発生し、日々生活していく上ではお金に困ることはありません。しかし裕福な暮らしが出来るわけでもありません。そのため何かを日々我慢したり、諦めたりしなければならないと考えた時に、「このままではいけない」と思うようになりました。

そんな際に浮かんだのが

  1. 起業して社長になること
  2. 投資を始めること

の2点でした。この2点は始めるといっても簡単には出来ません。そのため若いうちから土台を構築しておくべきと考え、上記で触れさせていただいたような経歴になりました。そのため学生の頃から不動産投資は当たり前の選択肢として存在しており、お金持ちになる上では通過点として思うようになりました。

○他の投資手法との比較

学生時代より、株式投資とFX投資を行なっており、毎年ある程度の利益が出ておりました。しかしこの2点は、値動きや流動性も激しく、安定資産とも言えないため、投資で利益は積み上がって増えても、安泰と呼べるまでにはかなりの時間を要することは目に見えていました

そこで着目したのが不動産投資になります。「衣食住」の一翼を担う不動産は生活していく上では必要なものになります。そんな案件に投資をしておくことで、バランスの取れたポートフォリオを構築できると考え、いつしか株やFXで増えた余剰資金を不動産投資に回すようになっていました。

○選択肢の拡大

これは利益の部分というよりは、投資の知識を増やす上で自分自身の「人生における選択肢」を拡大されるという意味合いになります。私の持論ですが、人間は自分自身が携わっていることや関係のある問題や事柄にしか興味を示さないと思っております。

そのため、

  • 株取引をしない人は日経平均を見ない又は何のことかわからない
  • FXをやらなければドル/円が幾らか知らない(海外旅行に行かれる方は別だが)

この持論を当てはめると、不動産を所有しなければ地価の価格や、家賃やマンション相場を正確に把握することは出来ないと思っています。

私はこういった情報は投資に限らず、どんな場面でも活用や応用出来ると思っています。

  • 営業先での話題の一つ
  • マンション価格から見る震災時にどういった被害を受けるか
  • 近隣にどんな建物があるか、新たな流行りの店、場所はどこか

このようなことから、投資で利益を上げる以前に、人生そのものの選択肢を増やすことに繋がると考え、不動産投資を始めることにしました。

○将来に備えて

他の投資案件と大きく異なるのは、やはり「不動産投資=現物資産」ということではないでしょうか。株も通貨も投資が出来ても、有事の際にはただ紙切れ、ただの数字になってしまいます。しかし不動産投資にはちゃんと建物が残ります。私はこれだけでも今後の将来の備えとしては十分だと考えています。

更には現在の社会保障制度(保険・年金など)を疑ってかかった時に、国からもらうお金だけで果たして生活していくことが可能でしょうか。ここについてはご意見あるかとおもいますが、私は厳しいのかなと考えています。

そこで不動産投資を着実に構築していくことで、社会保障+定期的な収入を得ることが出来、将来に不安を抱えることなく生活していけると思い、早くから不動産投資に目を向けました。

不動産を購入して感じる感想

ここでは私が感じた不動産を購入してみて感じたリアルな感想になります。

投資をしていく上で、常に想定通りに行くことはありません。もちろん今回の購入の際も様々な感想が交錯しております。

ここではその当時を振り返り、簡単ながら少しばかり、お話しさせていただきます。

○不動産投資を初めて良かった点

まず始めに不動産投資を始めて良かったことですが、大きく2点あります。

  1. 有益な物件を持つことで、収益性が安定し、他の投資で無理矢理な投資戦略がなくなった
  2. 若いうちからお金や不動産に対しての経験値を積むことで、投資家としての見識が広がった

やはり投資家として安定的な収益を得られることは、何より肉体的、精神的なダメージを和らげることが出来ます。これにより結果的に全体的な投資における収益率が向上したり、無理な目標設定から乱発していた投資判断ミスなども防ぐことに繋がりました。

また不動産投資の側面を株やFXといった他の投資にも繋げることが出来るようになり、投資以降は相乗効果を生んでいます。

○不動産投資で想定外だった点

  1. 思うように収益が上がらない
  2. 想定するより多くのトラブルに見舞われる

ここでは先に箇条書きで書かせて頂きましたが、以上の点が挙げられます。

ある程度はリスクの部分や、うまくいかないといった点を想定や考慮してはいましたが、それ以上にうまくいきませんでした。投資案件が「1部屋」と「1棟」では全く投資としての性質も、リスクも別物になります。この他にも思う以上に修繕費がかかったり、収益率の低下からシュミレーション通りにいかないなど、いくつか問題点はありましたが、早期に始めていたことと、相場の流れが良かったため、大事に至ることなく終えることが出来ました。

○不動産投資で後悔している点

最も後悔している点は、適切な判断が下せなかったことです。

この頃は、株やFXなどの収益の使い道に困っているといった現状から、比較的投資金額の多い、不動産に手を出しました。

一応個人、法人両方のスキームを使って対応をしましたが、もちろんこの当時は不動産投資の”初心者”です。そのため「投資とは?」いった心構え等は自負しているものの、不動産をどのように買うのか、どんな物件を買えば利益が上がるかといった部分は、一部の書籍と情報だけで決定してしまいました。

その結果、収益化まで思った以上に時間がかかってしまっている点は、かなり後悔しています。

今ではこの反省をもとに、立地や、人口動態、戦略、金額等、あらゆるデータを駆使して投資を行いますが、始めのこの経験は今でも後悔しています。

資産家が考える展望や目標

最後にお伝えしてしていくのは、私が不動産投資に思う今後の展望と目標です。これはあくまで私の”私見”や”願望”も一部含みますので、こうなるといった正解などとくくるのではなく、一例として頭の片隅に置いていただける程度で構いません。

○選択と集中

今現在、日本国内での不動産の需給バランスは大きく歪んでいます。毎年多くの新築マンションが建てられ、価格も一般の方が手が届かないくらい高騰しています。現在の不動産のストック戸数や空き家率を考慮すれば、既に国民ではさばけないほどの不動産があることは目に見えているはずですが、今現在でも多くの場所で開発が進んでおります。

この業界でもこれから考えられるのは、「選択と集中」です。投資家の方にとっては戦々恐々かもしれませんが、今後大きな変革がなければ、これから日本の総人口は減少の一途を辿ることになります。

そのため不動産についても、ただ買うだけでは借り手は付かなくなります。そのため投資家の方もただ漠然と買うだけではなく、強みを打ち出したり、借りてくれるターゲットを限定したりと、これまでの戦略をを見直す必要が出てくることと思います。

○淘汰される時代へ突入

最も厳しい提言はこの「淘汰される時代に突入する」といった内容ではないでしょうか。

先ほどお話ししたように、人口減少に伴い、不動産自体も淘汰されることになります。地方はもちろんのこと、大都市の中でも差別化を打ち出せなかったり、取り残されると、一気に借り手を失います。

また近年、働き方改革や、ライフスタイルの変化、都市部でもコンパクトシティ、スマートシティ化する流れ、AIの導入など、着実に変化は起きつつあります。こういった知識や流れをうまく取り入れられるかも焦点ではないでしょうか。

空き家率は現時点でも多く、ただ不動産を持っているだけでは選ばれません。もう貸し手が優位な時代は終わってしまうのかもしれません。

○今後の日本は私たち次第!

ここまでは悲観的な話題を2つお話ししてきましたが、暗いばかりではありません。

それは先ほどまでの話を逆手に取ったり、みなさんがそれぞれ流れを作っていく動きになります。これまでの展望は、あくまで時代の流れに対して”受動的”な行動です。これではどんな世界でも業界でも生き残ることは出来ません。

しかし変化に対して”能動的”に動くことでそのリスクは解消できます。これは不動産投資にも同じことが言えます。

ここでは具体的にどんな行動を取るべきかといった内容は省略させて頂きますが、現在私の不動産では実際に行動を起こしています。その行動が着実に身を結び、年々収益率も上昇しています。

是非みなさんも受け身になるのではなく、ある程度の戦略や想定を頭に入れて行動していくことをおすすめします。

IT企業を売却した資産家が不動産投資を始めた理由と体験談のまとめ

今回は、私がなぜ不動産投資を始めるに至ったのかといった理由に始まり、実際に不動産投資を始めて感じたリアルな感想、またこの業界に僅かながら携わる上で感じた今後の展望を、ざっくばらんにお伝えしてきました。

これから投資を始められる方や、今現在不動産投資をされている方にとって、少しでも有益な記事となっていれば嬉しい限りです。

もちろんこれは一投資家の意見に過ぎませんし、マーケットというものは自分の思い通りには動いてくれません。

今回は主に「一棟目購入の際の体験談」を綴らせて頂きましたが、現在ではこの時より多くの経験や体験をしてきましたし、この時には感じなかった不動産投資の面白さや難しさなども日々痛感しております。

もし今後不動産投資について語る機会があれば、その際にお伝え出来ればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

みなさんにとって有益な記事となっていましたら、嬉しい限りです。

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