投資家のもふです。
僕は2005年から株式を投資をはじめ、そこから不動産投資やFXなど様々投資をおこなってきました。投資で一番重要なのは、リスクを把握することと、その対処方法について学ぶことです。リスクを把握せずに投資を始めてしまうと、
こんなはずではなかった…
ということになってしまいます。株式投資でも、不動産投資でも、初心者が気を付けないといけないことがあります。
この記事では、実際に僕が失敗した内容や、株主優待を始めるときの注意点とリスクについて解説しています。
もくじ
株主優待の注意点とは?初心者が注意すべきリスク
株主優待で注意する点としては、以下の5つになります。
- 株主優待をもらったけど、けっきょく使わない
- 株主優待目当ての人が多く、株価が割高傾向になっている
- 優待の権利落ちで株価が暴落
- 株主優待が改悪されると、株価が暴落する
- 空売りのクロス取引で、逆日歩が発生し大損害
株主優待を始めるとき、これらのことに気を付けておけば損をする可能性が小さくなります。こういうリスクを知っているのか知らないのかで大きく結果が変わってきます。
https://twitter.com/mofmof_investor/status/1079226534160871425
株主優待をもらったけど、けっきょく使わない
これはまさに僕ですね。。
居酒屋の株主優待をいくつか保有していますが、そもそも居酒屋に行くことがないんですよね。それでも、
って、ふんわりした感じで株を買っちゃうんですよね。。こういう人がほかにもきっといるはずで、ふんわりした理由で株を買うから株価が意味もなく上がってしまう傾向にあります。
そして、いざ届いた株主優待。居酒屋の株主優待の期限は半年か1年が多いです。結局、行かずじまいで期限ぎりぎりに行きたくもないけど居酒屋に一人で行くか、誰かにあげてしまうことが多いです。。
なんとなく株を買って優待もらっても、けっきょく使わないということがあるともったいないので、よく考えて株主優待をえらびましょうね(*´Д`)
居酒屋系の優待
株主優待目当てで買っている人が多いので、株価が割高になっている
株主優待を出している会社に共通することとしては、株主優待が欲しくて株を買っている人が多いため、株価が株主優待を出していない他の同業他社と比較して割高になっているケースがあります。
同業他社と比較する方法としては、PER(一株当たりの利益の割合)や、PBR(一株当たりの資産の割合)で比較してみるといいでしょう。
これらのPERやPBRを比較することで、優待を出しているために株価が高くなっていることがわかると思います。
株主優待のせいで、実際の実力よりも株価が過大に評価されすぎていることがあるので注意が必要です。
優待の権利落ちで株価が下落
株主優待は、権利確定日というのがあり、その日に株を持っていた人にたいして株主優待の権利が確定します。
例えば、1000円のクオカードの株主優待が欲しくて株を買ったとします。そして権利が確定し、1000円のクオカードの株主優待がもらえることが確定しました!
しかし、その翌日に株価が下落し、2000円の損失になってしまった。。そういうことがよくあります。
これは、株主優待の権利確定日に株が欲しい人が殺到し、そして権利確定したら売りたい人が殺到するので売られすぎて株価が下落する場合が多いのです。
これを知らないと、1000円のクオカードをもらうために2000円の損を出してしまうなどという馬鹿らしいことになってしまう可能性があります。。
これを逆手にとって、株主優待の権利確定日を過ぎて株価が暴落した時に、株を購入するという作戦の方もいます。その後に確実に上がる保証はないのですが、売られすぎる場合があるのでその時に割安で株を仕込もうという作戦ですね。
株主優待の改悪で、株価が暴落する可能性がある
これも僕ですね。。
色々と痛い目を見ています。
優待目当てで三光マーケティングフーズという株を持っていました。この会社は、東方見聞録などの居酒屋を経営している会社です(三光マーケティングフーズの株主優待はこちら)
今まで、200株買うと年間1.2万円分の居酒屋などで使える優待券がでていましたが、これを廃止し割引券に変更しやがりました!!!(詳細はZai)
その発表後、株価は大暴落。。
僕は200株持っていたので、だいたい8万円くらいの損失を出しました。。
なんてこった。。
本当に、株主優待の改悪は最悪なので要注意ですね。。株主優待利回りが高いほど、株主優待の負担になっているということなので改悪される可能性が高くなってきます。
せっかく買った株の株主優待が、ある日突然亡くなってしまい株価が大暴落するというリスクも把握しておきましょう。。
信用で空売りし、クロス取引で優待確保するも、逆日歩でやられるパターン
これは中級者以上であるある失敗です。
先ほど紹介したように、株主優待の権利確定日以降は株価が下がってしますケースがほとんどです。そのリスクを押させるため、
- 株を買う(現物)
- 株を売る(信用)
というようにして、同じ株数だけ売りも買いも入れておくと、株価が上がっても下がっても損をしないという状態になります。
これに目を付けて、株を空売りしてしまうととんでもない損失になるケースがあるので要注意です。
コイケヤ2500円分の優待が欲しくてクロス取引したら、手数料がなんと58240円も掛かってしまったということがありました。
※コイケヤ高級ポテチの簡単な解説
・湖池屋の株主優待である2500円相当のお菓子詰め合わせをゲットするために、権利取り最終日に湖池屋の現物株100株を5120円で持ち越し
↓
・湖池屋株の持ち越しと同時に、湖池屋株を5120円で100株空売り
↓
・空売りを現物株で返済(5120円-5120円)するので、優待権利取り落ち後の株価変動リスクなしに実質0円で優待をゲット!(※株式用語でいう「両建て」「クロス取引」)
↓
・しかし、みんな過去に学ぶことをしなさすぎて大量の空売りが入る事態に
↓
・とんでもない株不足の状態に陥り、空売り調達コスト「逆日歩(7日で582.4円)」が発生
↓
・100株両建ての人は、実質0円で優待をゲットするはずが「582.4円円×100株=5万8240円」を支払って優待をもらうことに
↓
・クロス乞食の湖池屋お菓子詰め合わせ(2500円相当)が5万8240円の高級ポテチに
これは、大勢の人がカラ売りをすると株不足になるので、とんでもない金額の手数料(逆日歩といわれる)がかかってしまうということです。。優待の権利確定日後に株価が下がることは予想できることなので、大勢の人がカラ売りを仕掛けたり、クロス取引で優待をゲットしようとしています。
そういう人が大量に集まると、株不足になってしまうのです。株不足が起こると、空売りの手数料が跳ね上がるんです。空売りは株を借りてこないといけないので、株が不足してしまうと空売りできなくなってしまうんですよね。
そういう考えの人が多く集まることで、1年に何回も繰り返されています。。
株主優待の注意点とは?初心者が注意すべきリスクのまとめ
- 株主優待をもらったけど、けっきょく使わない
- 株主優待目当ての人が多く、株価が割高傾向になっている
- 優待の権利落ちで株価が暴落
- 株主優待が改悪されると、株価が暴落する
- 空売りのクロス取引で、逆日歩が発生し大損害
Youtubeでも株主優待の注意点について解説しているので、ぜひ見てみてください。