この記事では、そんな疑問にお答えします。私は投資家のもふです。2005年から株式投資を行ってきました。
これまでに、通算2000万円以上の利益が出ています。そのお金を元に不動産投資を開始することができたので、株で人生を変えることができたといっても過言ではないです。
過去、2006年ライブドアショック、2008年リーマンショック、中国株バブル崩壊、2011年東日本大震災などを乗り越えて、なんとか利益を出してこれました。
株の良いところは、
- 10万円から誰でも始められる
- 経済に詳しくなれる
- 経営に詳しくなれる
- 利益を出しやすい
- リスクの幅を選べる
というところがあります。10万円くらいから始めることもできますし、大きく増やす可能性もあります。儲かっている会社がさらに伸びると考えていれば、その会社の株を買うことでも受けることもできますし、逆にある会社が破産しそうと思えば株を売ることもできます。
景気や経済や会社の分析能力で、勝率を高めることがでいます。一方で、リスクとしては買った株の価値が最悪0円になる可能性もあります。しかし、それ以上のリスクありません(現物取引の場合)。
僕は株で儲けたお金で不動産投資を行い、さらに資産を増やすことができています。
この記事では、
- 株とは何なのか?
- 株の基礎の基礎
- いい株の見分け方
- 株の買い方
を、投資家の目線で解説しています。
もくじ
株のはじめ方~投資家が基礎から超わかりやすく解説
そもそも、株式ってなんだかご存知でしょうか?まずは株が何なのかについて説明します。
株とは、会社を運営する権利のようなものです。お金を出資して会社を設立します。そのお金を資本金といいます。そのお金を払った人に、会社の権利として株を発行するのです。
カブガイドさんよりイラストを拝借
なので、株を買えばその会社の権利を一部保有しているという意味なんですね!好きな会社の株を買えば、自分自身がその会社のオーナーの一人ということができます!
会社は社長が運営しますが、株主とは限りません。会社は利益を上げるために活動し、その利益を株主に還元するの目的があります。
また、株主の責任は出資したお金以上の責任を負いません。仮に100万円出資したとしたら、100万円を失う以上の責任を負われることはないのです。
そして株を持っている人が会社のルールを決めることができます。例えば、株式の50%以上を持っていれば、会社の取締役を決める権利があります。また2/3以上の株を持っていれば、会社の合併などを決めることもできます。
大塚家具で、お父さんと娘が争って、娘が勝ってお父さんを追い出したニュースをご存知の方も多いと思います。これは、父を娘のどっちが株をたくさん集められるかで現れましたが、娘が61%の株の議決権を集め勝利を収めました。
負けた父親は創業者にもかかわらず、追い出されるしかありませんでした。株を持っている人が会社のルールを決められるというのイメージできると思います。
- 株主がお金を出し、そのお金で会社を設立。
- 会社を社長が運営して利益を出し、株主に配当金を還元する
- 株主は、出資した金額の範囲内での責任に限られる
- 株を多く持っている人が会社のルールを決められる
株を買うと何でいいことがあるの??
株を買うと2つ良いことがあります。
会社の業績が上がった場合、
- 株の価格が上がる
- 配当金がもらえる
ということがあります。
株は会社の権利そのものと説明しました。もし会社が利益を上げて大きくなれば、その会社の株が欲しいを思う人は増えていくでしょう。
すると、株の価値は上がっていくのです(ほしいと思う人が増えると高い金額でも欲しいと思う人が増えてくる)。
また、会社の利益は配当金という形で株主に配られます。会社が大きくなって利益を上げれば上げるほど、その利益は株主に還元されるのです。
なので、成長が見込める企業や、安定的に収益を上げている会社の株を持っていると、株価上昇の恩恵や配当金をもらえるというメリットがあります。
株を買うにはどうしたらいいか?
株を買うにはどうしたらいいのでしょうか?
仮に、「もふもふ不動産」という会社があったとします。
- 2015年設立
- 資本金1000万円
- 発行株式1000株
資本金1000万円で1000株を発行しているので、1株1万円となる計算です。この株を買おうと思ったらどうすればいいかというと、この会社の株を持っている人に直接話をして、株を売ってもらうしか方法がありません。
もし1株10万円でも欲しいという人がいたら、その価格で売却することが可能です。実際は、売りたい人と買いたい人がマッチングすることがほとんどないため、直接株を売買するというケースは稀です。なので、普通の会社の株を買うのは大変な労力があります。
株の上場って何?上場していれば、誰でも株を買うことができる
会社の規模を大きくするためにもっとお金を調達したい場合の手段として、自分の株をいろんな人に広く売却して、そのお金で設備投資をすることができます。
そのことを、上場といいます。
上場すると証券取引所で誰でもその会社の株を購入することができます。その代わり、厳格な基準やルールがあってそのルールを守れる会社だけが上場することができます。
上場は、東証(東京証券取引所)が有名ですね!東証一部、東証2部、マザーズ、ジャスダックなどいろいろな市場がありますが、当初はあまり気にしないでもよいでしょう。
これから株を購入される方は、この上場されている会社の株しか買うことができません。
有名な企業でも上場していない会社があります。例えば、サントリーは上場していません。市場からお金を調達する必要がないからなのでしょう。
上場した場合には、デメリットもあります。
- 上場することで株主が増える
- 増えた株主は短期的な利益を求めるので、短期的な結果を求められる
- 経営に口出しされる(ものをいう株主)
- 配当UPなど求められる
そういったデメリットを考慮して、あえて上場しない企業もあります。
ソフトバンクの上場
2018年だと、ソフトバンクが上場しました。(株)ソフトバンクの株は、親会社のソフトバンクホールディングスがほぼ100%の株を保有していました。しかし、市場から資金を調達するために、保有している株の34%を売りだして2.4兆円の資金を調達しました。
ソフトバンクは2.4兆円の資金を手にして、5Gの設備投資などに使うようです。
株の買い方~証券会社に口座を開設しよう
ここまで、株の仕組みと株を買うには上場している株を購入することを解説してきました。
上場している株を買うには、証券会社に口座を開設すれば購入できます。口座を作る費用は無料で、維持費も無料です。
口座を開設するのに時間がかかります。株は購入するタイミングが大事で、いい時に購入できないとどんどん株価が上がって悔しい思いをすることもあります。欲しい株がすぐ買えるように口座の開設だけはしておいたほうが良いです。
SBI証券がおすすめ
色々な証券会社があるのですが、業界最大手のSBI証券がお勧めです。
僕も10年以上SBI証券を使っていますが、何の不満もありません。いろんな証券会社があるのでそれぞれ特色があるのですが、まずは一番有名で最大手の証券会社で口座開設して株になれるのがいいでしょう。その後、詳しくなってきたら他の口座も開いてみるのがいいと思います(ぶっちゃけ、どこの証券会社が圧倒的にいいというのはないので、どこでもいいと思います)
- 業界最大手
- 手数料が安い
- 投資信託も豊富で100円から投資可能
- 夜間取引(PTS)があり、なんかあっても夜に売買できる可能性がある
- 外国株も豊富にあり
- IPOの取り扱いも豊富
- 2018年度のオリコン満足度ランキングで1位
特定口座については迷われるかもしれませんが、自分で確定申告をしないですむので、「特定口座を開設し、源泉徴収を選択する」が便利でよいです。(頻繁に売買して源泉徴収されるのが嫌な上級者は、源泉徴収しないほうが良いかもしれませんが確定申告が必要になります)。
初心者は500円から個別株が買えるSBIネオモバイル証券がおすすめ
個別の株を買うのなら、株によりますが数10万円の資金が必要になってきます。
という方には、SBIネオモバイル証券がお勧めです。
1株から購入することができるので、株によっては500円くらいから個別株を購入することができます。手数料もかなり安いので、初心者が少額の株を取引するにはおすすめです。SBIネオモバイル証券の詳しい解説はこちらの記事をご参照。
- Tポイントを使って投資できる
- 1株単位で購入が可能(ヤフー株なら300円くらいで購入可能)
- 50万円以下の取引なら、月額216円とお得。Tポイントが200円貰えるので実質ほぼ無料。
- 取引をしなくても月額216円かかる。(Tポイント200円貰える)
- 50万円以上を取引するようだと、手数料が割高になる
- 購入のタイミングが決まっている(前場と後場の始まり値)
- NISA、積み立てNISA、iDeCoに非対応
株のはじめ方~株価ってどうやってきまるの?
株の値段は、毎日変わってきます。例えば、日本で一番規模が大きい会社のトヨタ自動車の株価は、2019年1月25日で6764円でした。1日の中の価格の変動を見ると、上がったり下がったりしています。なんで株価が上がったり下がったりするのでしょうか?
株価は、買いたい人と売りたい人の価格が釣り合ったとき、売買されます。
これはとても大事なことなのでよく理解しておきましょう。
買いたい人と売りたい人は、板と呼ばれる表に表示されています。下の図は2019年1月25日のトヨタ自動車株の板ですが、トヨタ自動車の株を売りたい人と買いたい人の一覧が表示されています。
左側が売りたい株価と株数、右側が買いたい人の株価と株数になっています。当たり前ですが、売りたい人は少しでも高く売りたいですし、買いたい人は少しでも安く買いたいです。公平に売買できるように売買したい金額と株数の注文を出して、それを板に一覧表示されているのです。これは東証の板なので、どの証券会社で注文を出してもこの板に表示されることになります。
今の状況だと、
- 6773円で1700株売りたい
- 6764円で2100株買いたい
という注文がせめぎ合っています。どうしても株が欲しい人は、6773円で1700株を買うことができますし、どうしても株を売りたい人は6764円で2100株を売ることができます。この売買の値段の差で売買されて、ものすごいスピードで売買されているのです。
それで、買いたい人のほうが売りたい人より多いと株価が上がるし、逆なら下がるということで1日の株価が変動していきます。
ストップ高、ストップ安
買いたい人が殺到して、売りたい人の株をすべて買ってしまった場合はどうなるのでしょうか?その時は、株価は1日に上がる株価の上限に張り付くことになります。株価が急激に変動すると市場に対する影響が大きくなりすぎてしまうので、1日の株価の変動幅はだいたい20%くらいに制限されています(株価ごとに上限が定義されています)。
また、1日の値幅表は、下記の図のように決まっています。
優しい株のはじめ方さんより引用
株価はどうやって決まるか?
株価は売りたい人と買いたい人との需要と供給で決まることを解説しました。
つまり、その株を買いたい人が多ければ株価は上がっていきます。逆にその株を買いたい人がいなくなれば株価は下がっていきます。これは株を始めるうえでとても重要なポイントです。業績が良いと上がると思っている方もいますが、業績が良くてもその会社の株を欲しがる人がいない場合は株価が下がるのです!
業績が良くても無名な会社はたくさんあります。そういった会社の株を欲しがる人が少ないので、業績が良くても株価が上がらないということはよくあることなんです。株価は奥が深いのです。
- 株価は1日の中で上がったり下がったりしている
- 株価は、買いたい人と売りたい人の値段が釣り合うと売買される
- 買いたい人が多くいれば、株価が上がる
- 売りたい人が少なければ、株価は下がる
- 買いたい人が売りたい人の株をすべて買ったらストップ高
- 売りたい人が買いたい人の株をすべて打ったらストップ安
株のはじめ方~株の指標を覚えよう
日本にはたくさんの株が上場しているので、どの株を買っていいのか判断が付かないかもしれません。どういうところを見て買うのがいいのでしょうか?
まずはこの6個を覚えるようにしましょう。これが基礎の基礎です!
- 一株当たりの利益(EPS)
- PER=株価/一株当たりの利益(EPS)
- 一株当たりの資産
- PBR=株価/一株当たりの資産
- 一株当たりの配当
- 配当利回り=配当/株価
1株当たりの利益~EPSとPER
会社は利益を出すために運営されています。会社がいくらくらい利益を出しているのかは重要な指標になります。EPSやPERは、稼ぐ力を表せ素のに大切な指標となっています。
一株当たりの利益(EPS)=会社の利益/発行株数
であらわされます。一株当たり、いくらくらいの利益を出しているのか?という指標になります。
PER=株価/一株当たりの利益(EPS)
です。目安は業界や成長産業かどうかによっても違うのですが、僕は10くらいを目安に見ています。10ということは、10年で株価と同じ金額を稼ぐことができるということです。PERは小さければ小さいほどよく、例えばPERが1だとすると、1年で株価と同じ利益を稼ぎ出すというすさまじい状態になります。
成長産業では今後稼ぐ力が増えることを期待してPERは大きくなり、成熟産業ではこれから稼げなくなり市場が縮小されると見込まれるためPERが小さくなる傾向にあります。
一株当たりの資産(BPS)とPBR
会社がどれくらいの資産を持っているかというのは重要になります。会社がつぶれて会社の価値が0になったとしても、会社の資産を売却すれば株と同じお金が返ってくることも可能かもしれないという指標になります。
会社の資産を表す指標として、BPSとPBRがあります。
一株当たりの資産(BPS)=会社の資産/発行株数
PBR=株価/一株当たりの資産(BPS)
です。PBRが1を切っている会社は、会社の資産を全部売り払って解散したとしてら、株価以上のお金が返ってくる可能性があるというように取れるため、割安といわれています(実際は売却できない資産や簿価の価格で売却が難しいものも多々あるので、この表現は正確ではないです)。
一株当たりの配当
会社が稼いだお金を株主に配る制度があります。そのことを配当といわれています。
配当利回り= 一株当たりの配当/株価
例えば、株価が1000円で1株当たりの配当が30円だとしたら、配当利回りは3%になります。
一般的には1%~3%くらいの配当が一般的です。銀行の金利と比較すると高いのですが、株価が下落するリスクもあるので単純に銀行の金利と比較してはいけません。
トヨタ自動車の株のPER、PBRなど財務諸表
ここでトヨタ自動車のPERやPBRを見てみましょう。
PERが8.73でPBRが0.99で割安な印象です。
株のはじめ方~何の株を買えば儲かるか?
よくこういう質問をされるのですが、どの株が上がるかなんてわからないです。もし絶対に上がる株があるという人がいたら、詐欺を疑ったほうがいいでしょう。
株の投資塾を開いている人も多くいますが、もし確実に上がる株を知っていたら塾なんてやらずに自分でその株を買い占めて大金持ちになっているでしょう。わざわざ塾を開いて、数10万円をあつめるのは、そっちのほうが低リスクで儲かるからです。
そういったことから、この「もふもふ不動産」のサイトでは、儲けるための考え方を伝えるようにしています。
株のはじめ方~自分のスタンスを決めよう
株式投資を始めるにあたり、どういうスタンスで株を始めるのかを決めておいたほうが良いです。例えば
- 安定志向:10万円を1年後に11万円にする
- 成長志向:10万円を1年後に100万円にする
1年後に100万円にするのは極端かもしれませんが、安定的に年間10%の成長を期待する方と、1年後に2倍以上にしたい人では買う株もスタンスも大きく異なってきます。
まずは、どういうスタンスで株式投資をはじめ、どれくらいの利益を得たいのかを決めましょう。
リターンが大きい投資ほど、損を出す可能性も高くなりますので注意してください。
株式投資のスタンスで、どのレベルの時価総額の株を買うか決める
もし安定して資産を増やしたい場合は、時価総額が大きい企業が安定している傾向にあります。しかしデメリットとしては大きな成長をあまり見込めないかもしれません。
一方で、大きく資産の増やしたい場合はベンチャー企業や中小企業など時価総額が大きくない企業が成長の余地が残されている。その反面、うまく成長できる保証はなく、事業がうまくいかずに縮小してしまう可能性もあります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、あなた自身の株のスタンスをきめて、それに合った株を購入するようにしましょう。
チャートの見方
株の値動きのチャートを見たことがあるでしょうか?チャートにはとても重要な情報が隠されている場合があるので、チャートを見れるようになりましょう。
まず、ロウソク足ですが、これは主に3パターンあります。
- 日足:1つのロウソク足が1日を表す
- 週足:1つのロウソク足が1週間を表す
- 月足:1つのロウソク足が1ヶ月を表す
さらに細か値動きを見る場合は、分足とかもあります。どれくらいのスパンでデータを見たいかで見る情報を買えます。
移動平均線というのは、何日間かの平均の株価を表しています。図でMA5と書いてあるのは、5日間の道平均線ですね。
出来高は、どれだけ取引されたかを表しています。実は出来高も大事な指標になっています。先ほど、買いたい人が多い株は株価が上がると説明しました。急に出来高が多くなった場合、いろいろな投資家から注目されている場合が多いです。その後に株価が大きく上がったり下がったりするケースが多いので、出来高が急増した場合は何らかのチャンスの可能性があります。
ローソク足の見方
ロウソク足で様々な情報がわかるので、見方を置覚えておいたほうが良いでしょう。
図の左側の白いのが株価が上昇した場合、右側の黒いのが株価が下落した場合を表しています。
髭の先端が、その日のうちの最大値と最小値を表しており、軸の部分が始値と終値を表しています。このロウソク足を見ることで、その日のうちにどのような変動が起こったのかを直感的に理解することができるので重宝されています。
そのほかのチャートの見方
そのほかにもチャートの見方はたくさんあります。
下ヒゲは、いったん下がった後に元に戻るため、株価の下限となったという目安とされています。上ヒゲは逆に株価のピークの目安とされています。
三角持ち合いは、抵抗線と上昇線がまじりあうところで一気に上に超えるように株価が上がるケースが多いので、個人的にはよく注目しています。
短期と長期の移動平均線がクロスするところは、上昇するときがゴールデンクロス、加工するときがデッドクロスと呼ばれてトレンドが転換するときのサインとして重宝されます。
ここで紹介したのはほんの一部だけで、実際はもっともっとチャートのシグナルはたくさんあります。結果論でこじつけているような人もいるので、信頼しすぎるのは良くないですが参考程度に勉強しておいてもいいと思います。
株の始め方~株の買い方の解説
株の買い方は、主に3パターンあります。
- ドルコスト平均法
- 何回かに分けて購入する
- 1点買い
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法は、毎月同じ金額の株を買い続ける手法です。たとえば、毎月1000円ずつ株を買うようなイメージです。ドルコスト平均法で購入すると、仮に株価が下がった場合は多くの株を購入することができるので、購入の平均単価を下げることができます。積み立てNISAなど、この手法で買われています。5年10年と安定して増やしたい方向けの手法です。
何回かに分けて買う
20万円の株を100万円分買いたい場合に、1週間ごとに5回に分けて購入するようなイメージです。こうすることで、株価の変動があっても平均的な価格で購入することができます。
1点買い
20万円の株を、一気に100万円分買うようなイメージです。買うタイミングがかなり重要になります。買った後に下がってしまうリスクがありますが、買った後に一気に上がった場合にも利益が大きく出ます。初心者にはあまりお勧めしません。
損切りのラインを決めておこう
個別株を買う場合には損切りする株価を決めておくことをお勧めします。
人間心理として、損失を出したくないという気持ちが大きく働くため、株価が下がっても持ち続ける方が多いです。
しかし、株式投資では再起不能の大きな損を出さないことが何よりも大切となっています。なので、買う時に「ここよりも株価が下がったら売却しよう」という金額を決めておくことをお勧めします。
※つみたて投資では買い続けることが大切です。また、ずっと保有し続けるという判断をして、ずっと保有し続けるというのもありだと思います。
下がった場合に「買い時が来たから買いましだ」といって買い増しされる方もいますが、これもおすすめしません。
この下がった時に買い増しする手法をナンピンと呼びます。
ナンピンは上級者が行う手法です。初心者はやめておいたほうが良いでしょう。
損失がさらに拡大する可能性があるので、僕は絶対にナンピンをしないようにしています。
株を始める前に、しっかりと損切りラインを決めておいて、そこを下回ったら粛々と損切りをできるようにしておきましょう。
SBI証券で口座を開設する
色々な証券会社があるのですが、業界最大手のSBI証券がお勧めです。
僕も10年以上SBI証券を使っていますが、何の不満もありません。いろんな証券会社があるのでそれぞれ特色があるのですが、まずは一番有名で最大手の証券会社で口座開設して株になれるのがいいでしょう。その後、詳しくなってきたら他の口座も開いてみるのがいいと思います(ぶっちゃけ、どこの証券会社が圧倒的にいいというのはないので、どこでもいいと思います)
- 業界最大手
- 手数料が安い
- 投資信託も豊富で100円から投資可能
- 夜間取引(PTS)があり、なんかあっても夜に売買できる可能性がある
- 外国株も豊富にあり
- IPOの取り扱いも豊富
- 2018年度のオリコン満足度ランキングで1位
特定口座については迷われるかもしれませんが、自分で確定申告をしないですむので、「特定口座を開設し、源泉徴収を選択する」が便利でよいです。(頻繁に売買して源泉徴収されるのが嫌な上級者は、源泉徴収しないほうが良いかもしれませんが確定申告が必要になります)。
楽天証券で口座を開設する
楽天証券も、SBI証券と並んで人気の証券口座です。なんといっても楽天ポイントがたまるメリットがあり、楽天ポイントを使って投資することもできます。
SBI証券とどちらがお勧めか?といいわれると、好みの問題でどちらも大きく変わることはありません。楽天バンガードVTIが人気で合ったりするのですが、SBI証券にも新しくSBIバンガードS&P500が0.1%を切る手数料で登場したり、切磋琢磨し合っているイメージです。
迷ったらどちらも口座開設しておくというのもいいかもしれません。僕は楽天とSBI両方使っています。ただし、NISAやiDeCoは複数の証券会社でできず、1社でしか解説できないので注意しましょう。
初心者は500円から個別株が買えるSBIネオモバイル証券がおすすめ
個別の株を買うのなら、株によりますが数10万円の資金が必要になってきます。
という方には、SBIネオモバイル証券がお勧めです。
1株から購入することができるので、株によっては500円くらいから個別株を購入することができます。手数料もかなり安いので、初心者が少額の株を取引するにはおすすめです。SBIネオモバイル証券の詳しい解説はこちらの記事をご参照。
- Tポイントを使って投資できる
- 1株単位で購入が可能(ヤフー株なら300円くらいで購入可能)
- 50万円以下の取引なら、月額216円とお得。Tポイントが200円貰えるので実質ほぼ無料。
- 取引をしなくても月額216円かかる。(Tポイント200円貰える)
- 50万円以上を取引するようだと、手数料が割高になる
- 購入のタイミングが決まっている(前場と後場の始まり値)
- NISA、積み立てNISA、iDeCoに非対応
株の始め方のまとめ
ここまで、株の始め方をまとめてきました。
- そもそも株は、会社の権利そのもの。株を持っている人が会社のルールを決められる
- 市場から資金を調達するために証券取引所に上場する。
- 上場した株は、証券会社に口座を開けばだれでも株の売買ができる
- 株価は買いたい人と売りたい人の需要と供給で決まる
- 株の指標で、PER、PBR、配当利回りを覚えよう
- どの株を買えば儲かるかは誰もわからない
- 株を始める前に、どういうスタンスで株を買うのか決めよう
- 購入方法は、ドルコスト平均法が安定。1点買いは詳しい人向け
- 損切りは大切。購入前に損切りのラインを決めておこう
Youtubeでも解説していますので、ぜひ見てみてください。