もふ社長
「もふもふ不動産」の運営者。投資家、ブロガー、YouTuberとして活動。「もふもふ不動産」のYouTubeのチャンネル登録者数15万人を超え、Twitterは4万人を超える。2019年3月末にサラリーマンを辞め独立。詳しい自己紹介はこちら。もふもふしたものをこよなく愛し、不動産投資、株式投資、経済、税金、科学、研究開発などを初心者にわかりやすく解説することを得意としている。
もふもふ不動産のもふです。
僕は投資家でTwitterやYouTubeやブログなどで資産運用や不動産投資について解説しています。
この記事は2020年3月17日に書いているのですが、3月16日にはダウ平均が史上最大の下げ幅2997ドルも下落して、20188ドルとなりました。ダウ最高値の29551ドルから1ヶ月で32%も暴落している状況です。
トランプ大統領が国家非常事態宣言をして、さらにFRBが1%の利下げをした直後にこれだけ暴落したので、投資家もショックを受けている人が多い状況です。
この暴落がどれくらい続くのか?
過去の暴落のデータを比較して、どれくらい暴落が続きそうなのか比較しました。
リーマンショック時の下落と、今回の下落のスピードを比較していますが、本当に恐ろしい速さで株価が暴落していっていることがわかります。
もくじ
ダウ平均の過去の暴落のデータの紹介
ZeppyのKENがデータを調べてくれたのを紹介します。YouTubeで解説されていて、とても面白かったので許可を取ってブログでまとめさせていただきました(いつ相場は反転を目指すのか?)
このデータは、
- 過去のダウ平均が10%以上下落した時がいつなのか?
- 何%下落したのか?
- 最高値からどれくらいの期間で底値になったのか
- 底値から元の株価にどれくらいの期間で戻ったのか?
がまとまっており、とてもわかりやすくなっています。
ダウ平均が10%~20%の暴落の時のデータ
このデータを見ると、10%下落は6回ありました。
10%~20%下落の時の特徴として超おもしろいのは、半年くらいで下落して、半年くらいで元の株価に戻っているような傾向があります。
比較的、早く落ちて早く戻ったような印象ですね。
インフレ再燃、アジア通貨危機、ロシア危機、チャイナショック、VIXショック、貿易摩擦など、なかなか大きな暴落だったような記憶があるのですが、数字で見るとそこまで大きな暴落ではないことがわかりますね
ダウ平均が20%以上暴落した時の特徴
20%以上下落した時は過去に4回あります。
- ブラックマンデー
- 湾岸戦争
- ITバブル&911
- リーマンショック
この時の特徴は、ブラックマンデーと湾岸戦争は、2~3ヶ月でそこになり、半年くらい~2年弱で回復しているところでしょう。
一方で、ITバブル&911と、リーマンショックはかなり長期化していることがわかります。
ITバブルの時のチャート
ITバブルの時のダウ平均は、ピークから底まで2年9ヵ月かけて約38%下落しています。
そして、元の株価に戻るまで、なんと4年もかかっています。
ピークから復活するまで、7年近くもかかっていることになりますね。。
もし今回のコロナショックが当時のITバブルと同じ期間かかって復活するとなると、2027年に30000ドルを復活することになります。。
かなり気が遠くなる話ですね。。
暴落した株価がすぐは戻らない可能性があるという事を、しっかり理解しておくことは大切ですね
リーマンショックの時のチャート
リーマンショックの時は、ピークから1年5ヵ月かけて約54%下落しました。
そして復活するのに4年もかかっています。。
ピークから元の株価まで戻るのに5年半かかっていることになります。
リーマンショックの時も、かなり長い期間をかけて株価が戻ってきていることになりますね。
今後のダウ平均はどうなるのか?
今後のダウ平均がどうなるのでしょうか?
今のダウ平均のチャートと、リーマンショックの時のチャートを比較してみました。リーマンショック前のピークが、今のダウ平均のピークになるように低倍率を掛け算して、グラフを重ねて書いてみました。
比較してみるとより鮮明ですね…
リーマンショックも急激に株価が暴落していった記憶がありますが、、
今回の暴落はたった1ヶ月で32%も暴落しているのです。恐ろしいスピードで、逃げ場がどこもないような圧倒的な下落です。
リーマンショックを経験した投資家たちが、
って言っているのは、この恐ろしい暴落スピードもあります。
リーマンショックの時は52%暴落したので、もし同じ比率で下がったとすると、ダウ平均は15000ドルくらいまで下がることになります。
もちろん、リーマンショックと同じ比で暴落するかはわからず、もっと軽いかもしれないし、もっと暴落するかもしれません。
でも、これが一つの目安にはなるでしょう。
過去のダウ平均の暴落まとめ!コロナショックでどこまで暴落するか?まとめ
35年分のダウ平均のチャートを見ると、ITバブル~リーマンショック復活までの12年間は、ほとんど株価が動いていない時期がありました。
もし、またこのように12年間の踊り場が来るとしたら、次にダウ平均が30000ドルに回復するのは2032年になります。。(笑)
かなり気が遠くなりますよね。
ずっと株価が上がり続けることはなく、調整を繰り返しながら上がったり下がったりして株式投資の相場は動いていきます。
株の暴落しているときは、ドルコスト平均法での積立投資の格好のはじめ時だと考えています。余剰資金をコツコツ積立てて買うのは、お勧めしています。
ただ、12年間くらい株が戻らないことが過去の事例ではあったという事を把握しておいてください。もしかしたら、もっと戻らない可能性もあります。だからこそ、余剰資金での積立投資が大切なのです。