もふもふ不動産もふです。
僕はYouTubeで登録者数22万人を超える「もふもふ不動産」のチャンネルや、6万人以上のフォロワーがいるTwitterアカウントを運営しています。
また、「もふもふ不動産」と名付けている通り、不動産投資家でもあります。
今回は、YouTubeで登録者16万人を超える「高橋ダン」のチャンネルを運営するウォール街出身のプロ投資家高橋ダンさんに、日本の不動産の変わっている点についてお伺いしてみました!
高橋ダンさんに関する以前の記事については、コチラをご覧ください。
この記事では、
- 高橋ダンさんの紹介
- 日本の不動産の変わっている点
などを解説しています。
高橋ダンさんの紹介
高橋ダンさんは、12歳のときから投資を始め、26歳でヘッジファンドを設立し、30歳で会社を売却されました。
現在はインドネシアの金属鉱山やベトナムでの不動産投資など、いくつかの新しいビジネスに注力中。
納豆と筋トレをこよなく愛し、起業家かつ投資家として、大活躍されています。
Youtubeでは、政治・経済ニュースをはじめとして、成功するための秘密やお金の稼ぎ方など、多岐にわたる内容を解説しており、その登録者数は16万人を超えております。
そんなダンさんですが、なんと半年前まではYoutubeやTwitterなどのSNSは活用していなかったとのこと。
たった半年で各媒体をここまで大きく育て上げる手腕は、圧巻の一言です。
各地で講演をされていたり、雑誌で特集されたりとまさに引っ張りだこなダンさんですが、海外の投資家の目線から、日本の不動産の変わっている点をお伺いしてみました。
ここが変だよ日本の不動産!!
①礼金制度
日本の不動産を購入されたことはなく、賃貸しかされていないそうですが、まず1つ目の日本の不動産の変わっている点として、礼金の制度を挙げられました。
「礼金」という漢字を観察し、弁護士にも見てもらった挙句、こう思ったそうです。
日本以外のどの国においても、「礼金」という制度は聞いたことがなかったそうです。
それは、先進国であろうと、発展途上国であろうと、関係なくです。
「礼金」を英語で翻訳するとどうなるのかお伺いしてみました。
我々は日本に住んで長いので、「礼金」という制度が当たり前の感覚になっていますが、海外の方からすると特殊なようですね。
②下がる賃貸料
ダンさん自身、不動産がお好きとのことですが、日本の不動産事情はあまり詳しくないそうです。
そんなダンさんでも、日本の不動産における、ある傾向を不思議に思うとのことでした。
それは、日本の不動産賃貸料は、5年や10年といった長期的スパンで下がる傾向にある、ということです。
海外においては、市場経済が悪くなる時に一時的に下がることはあるものの、長期的に賃貸料は上がるのだそうです。
日本では、「借地借家法」という法律によって、大家さんだけの一存で家賃を上げたりすることができません。
※土地や建物に関する税金等が増加したり、近所の相場と比較して不相当となった場合など、例外はもちろんあります。
ですので、海外では賃貸料が下がるという認識自体がないそうです。
賃貸料も下がり、不動産自体の価格も下がる旨をお伝えしたところ、彼はこう言いました。
ダンさんがそう思われるのも無理はありませんが、住宅ローンと家賃を比較して、購入した物件の売却益まで考慮して儲かるケースがあれば購入しても良いと、僕は考えています。
その辺りの話については、以下の記事を見てもらえたらより勉強になると思います。
③空き家の多さ
ダンさん曰く、日本の空き屋の多さは海外でも話題になっているそうです。
②で解説したように、不動産の価格が下がることによって、売っても儲からない場合があります。
そうなると、物件自体を手放すこともできず、かと言って借り手も見つからないので、空き家を所有したまま税金だけを払い続けるケースが増えてきています。
また、都市部に人が集中し地方の過疎化が進むことで、空き家が今後も増え続けることが予想されており、社会問題にもなりつつあります。
- 日本全体で高齢化が進み、老朽化している家屋の修理が困難
- 修理するのにもお金が必要
- 修理しても賃貸料が下がる
- メリットがないため、修理せずに放置
この状況自体、ダンさんからすると特殊なようです。
現状を打破するため、不動産投資家にしかできないことがあると感じています。
- 空き家を安く購入し、低コストでリフォーム
- リフォームした物件に入居者をつける
- 空き家が減ることで、地域の活性化に繋がる
我々は今後、こういった役割を担っていく必要があると考えています。
④家を買わない理由
ダンさんが20代の頃、海外ではこう言われていたそうです。
「何故家賃で無駄遣いしているの!?何故(家を)買わないの!?」
多くの若者が家を購入せず賃貸で暮らしているのも、特殊と感じるそうです。
とのことでした。
礼金の制度もしかり、日本の不動産事情から、「(家を)買ってもしょうがない」というメンタリティーがあるのかもしれないと仰っていました。
さらに、日本のローンは、世界的に見ても非常に低金利です。
なので、海外では「日本の若者は、何故みんな住宅ローンを使って家を買わないのか?」という記事もあるそうです。
とも仰っていました。
※ここで言うインセンティブとは、賃貸料や購入した不動産価格の上昇などを指します。
住宅ローンも通りやすく、低金利であるにも関わらず家を購入しないというのは、やはり日本独自の文化が大きく影響していると考えているそうです。
まとめ
ダンさんのお話をお伺いして改めて感じましたが、アメリカと日本とでは、物件の購入に対するメンタリティーが大きく異なるようです。
ダンさん曰く、日本は豊かな国であり、不動産などの知識も市場に出回っている中、若者が家を購入するに至らないのは、やはり物件の購入におけるインセンティブがないことが原因であるとのことでした。
僕自身もブログやYoutubeで様々な情報を発信してはいますが、大きな声で「不動産を買いましょう」とは言いづらいのが実情です。
失敗しないように気を付けましょうと、解説していますね。
賃貸料や不動産価格が上昇していくのであればポジティブに購入を促すこともできますが、コロナの影響もあったりしたため、これからどうなっていくのか予想が難しいです。
ダンさんも、これから日本の不動産の変わっている点を見つけたら教えてくれるとのことでしたので、今後も役立つ情報を発信していきたいと思います。
最後に、今回の記事は動画でもご視聴いただけますので、ぜひご覧ください。