2019年3月末にサラリーマンを辞め独立。詳しい自己紹介はこちら。もふもふしたものをこよなく愛し、不動産投資、株式投資、経済、税金、科学、研究開発などを初心者にわかりやすく解説することを得意としている。
もふもふ不動産のもふです。
僕は投資家でTwitterやYouTubeやブログなどで資産運用や不動産投資について解説しています。
金の価格が高騰してきて「金への投資はどうなの〜?」という声をよく聞きます。
金の現物投資を投資対象として見る場合、僕はあまりオススメができません。
なぜオススメできないのか、逆に金投資とはどんな人にオススメできるのか以下で解説していきます。
もくじ
【きほん】資産=分散させることが重要
投資をはじめよう。その投資先は多岐に渡っています。
例をあげると、ドル・円・債券・株券・不動産・オイル・金・・・などなど。
どれか1つの商品に投資をするよりもいくつか分散させることによってリスクを軽減することができます。
投資商品それぞれの特徴
通貨・・・「円」をはじめ、「ドル」や中国の「元」など他国の通貨で保持ができる
債券・・・「国債」「社債」などで金利がもらえる
株券・・・「値上がり」「配当金」がもらえる
不動産・・・「値上がり」「家賃収入」で長期的に安定した収入がもらえる
金とは現物投資
一方で、石油や金などは現物投資と呼ばれます。
物(もの)に投資をすること
現物投資とは至ってシンプルで、その物の価格が上がるか、下がるかどうかなのです。
株券の配当金などのように量的に増えていかないのと、そこから収益も生まれせん。
1gの金を買ったらその金はずっと1gのままで、量的には増えていかないのです。
つまり、株券のようにそれ自体に価値がどんどん生まれていくというものではなく、
あくまでも金の資産としての価値が増えるかどうかがこの現物投資の特徴と言えます。
金の特徴
さらに金の特徴を詳しく見ていきましょう。l
● 何百年もの価値を長い間保っている(=価値がなくなることはほぼない)
● 通貨が暴落しても金の価値は維持されている
● 1gの金が2gに増えるなど量自体が増えることはない
例えば、通貨が暴落しても金の価値は保たれることから、
金は守りの資産、そして資産を安定させたい人にオススメできるものと言えます。
どんな人が金の投資に向いているのか
金の現物投資について解説をしてきました。
では、いったいどんな人が金の投資に向いているのでしょうか?
資産を安定させたい人
● 円以外の資産を持ちたい
● 金の価値が上がると信じている人
金の現物投資はもってこいの投資商品だと言えます。
何かあった時にすぐにお金に変えることができる点で金は安定した資産だと言えるでしょう。
僕の個人的な意見になりますが、
金投資はあくまでも「資産を守る」ことであって増やす=投資目的でみるとオススメはできません。
株式投資と金投資で比較してみた
もう一度株式投資を思い返してみてください。
会社の利益が増え会社規模が大きくなったら、株価も比例して大きくなります。
良い会社や成長しそうな会社の株券を安い値段で買ってその会社が成長したとした場合、
その株券の価値は何倍にもなり得るのです。
そういった点では、株式投資の方が何倍も利益が生み出しやすいと考えられます。
株式投資も株価の変動はもちろんあり、リスクを追うことに変わりないですが、
株式投資と金の現物投資を比較すると「儲ける対象」として見た場合に、株式投資の方が利益が見込めるのではないかと僕は考えます。
金の価格について
「実際の金の価格はどう推移しているの?」
それが何より知りたいことですよね。では、過去のデータから金の価格の推移を見ていきましょう。
相対的には価格の変動はほとんど見られない
ここ2年で金の価格は上昇しているようです。
しかしその前の5年間くらいを参照すると価格にほぼ変動がありません。
そういった点では国債などを購入した方が金利がつくのでは・・・と個人的には思ってしまいます。
長期的にみても金の価格は大きく変動しない
合わせて1980年からの40年間のデータが上記です。(楽天HPより)
40年前から遡ってみると、ほとんど価格は変動していないことがわかります。
この点から、今後もそこまで上がることはなく価格は常に安定しているものなのではないかと想像します。
逆に言えば金はかなり安定した投資商品!安定した投資先が欲しい人にはうってつけです。
証券会社で金のETFが購入できます
金商品をとにかく買いたいんだ!という方へ
証券会社の「金のETF」(=上場投資信託)というものから簡単に購入することができます。
- 金価格連動型上場投資信託(1328)
- SPDR ゴールド・シェアシェア受益証券(1326)
- WisdomTree 金上場投資信託(1672
- 純金上場信託(金の果実)(1540)
- OneETF国内金先物(1683)
商品の中には金に交換できるETFなど様々な種類があるようです。
参考までにこちらもご参照ください。
まとめ
ここまで金への投資はどうなの?と儲ける視点から解説してきました。
今日の話をまとめると・・・
- 大きく増やしたいのなら、株や不動産
- 安定させたいのなら債券や、外貨
- 資産を守りたいのなら、金
金の価値が上がると確信できる人は投資商品として金に投資するのが良いでしょう。
ただ、僕自身は金に投資することは守りだと感じています。
人それぞれ考え方は違うとは思いますが、参考程度に読んでいただけたら嬉しいです!
下記には、今回の記事が動画で見られるように、リンクを貼っておきました。
▼金への投資はするな!【資産を増やすには向いていません】
https://www.youtube.com/watch?v=M_dMqDhKVyA