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不動産投資に必要な資格とは?宅建士、不動産鑑定士は有利か?

もふもふ不動産のもふです。

2014年から不動産投資を開始。TwitterYouTubeやブログなどで資産運用や不動産投資について解説しています。

もふ
不動産投資を始めるのに、もっておいたほうがよい資格とかあるのかな?

と、質問されることがあります。特に宅建士(宅地建物取引士)を取得したほうが良いのですか?とか、不動産投資に必要な資格はありますか?ってよく聞かれます。

実際、不動産投資に必要な資格はなく、宅建士の資格も不要です。

この記事では、不動産に関する資格を紹介し、不動産投資家に求められるスキルと違うので必要ないということを解説していきます。

不動産投資に必要な資格とは?

不動産投資というと特殊な資格が必要と思われているかもしれません。

確かに、不動産に関する知識や建物に関する知識や税金に関する知識など幅広い知識が必要とされます。

不動産投資に関係しそうな資格をピックアップしてみました。

不動産投資に関係しそうな資格

こういった資格が必要と思われている方もいるかもしれません。

正直言うと、、

もふ
資格があるかないかならあったほうがいいけど、わざわざ取るメリットはない

といったところでしょう。宅建の資格などを勉強して取ったところで、不動産投資に活かせるかというと活かせるわけではありません。それぞれ資格について解説していきます。

不動産投資に宅建士の資格は必要か?

宅建士の資格は、

宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)とは、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者であり、宅地建物取引業者(一般にいう不動産会社)が行う、宅地又は建物売買交換又は貸借の取引に対して、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実に法に定める事務(重要事項の説明等)を行う、不動産取引法務専門家である。

-Wikipediaより-

Wikipediaより引用しましたが、このようになっています。

  • 不動産の売買
  • 不動産の賃貸

の仲介を行う時に必要とされる資格となっています。

例えば不動産の売買で売り手と買い手の仲介を行う場合は、宅建士が「重要事項説明」という説明を行わないといけないルールになっています。

重要事項説明では、その購入する不動産に関する詳細な情報を解説してくれます。たとえば、土地はどのような用途なのか(宅地、商業地、工業地など)や、再建築が可能かどうかなどなど、不動産を取引するうえで必要な情報をまとめて解説している書類です。

また不動産の賃貸に関しても、貸主と借主を仲介するためには、宅建士の資格を持った方が「重要事項説明」を行なわないといけないルールになっています。

不動産投資を行う上で、宅建士の資格が必要か?

不動産投資を行う上で宅建士の資格を持っていたほうがいいかどうか?というと、持っておく必要は全くありません。

理由は、重要なことは不動産会社の宅建士さんが全て調べてくれてわかりやすく解説してくれるからです。僕ら不動産投資家は、宅建士さんの話している内容が理解できれば特に問題ないです。

宅建士の試験の内容は不動産売買や賃貸の全般に必要な知識が出題されるため、内容が多岐にわたっており、むずかしい部類の資格になります。

合格率は、だいたい15%くらいの難しい試験です。簡単に合格することはできないでしょう。。

宅建士の受験科目
  1. 土地の形質、地積、地目および種別ならびに建物の形質、構造および種別に関すること
    土地や建物について不動産に関わる者としての常識的な知識
  2. 土地および建物についての権利および権利の変動に関する法令に関すること
    民法、不動産登記法、借地借家法、区分所有法など
  3. 土地および建物についての法令上の制限に関すること
    都市計画、国土利用計画法、都市計画法、建築基準法、宅地造成等規制法、土地区画整理法、農地法など
  4. 宅地および建物についての税に関する法令に関すること
    登録免許税、印紙税、所得税、固定資産税、不動産取得税など
  5. 宅地および建物の需給に関する法令および実務に関すること
    住宅金融支援機構法、不当景品類及び不当表示防止法、統計など
  6. 宅地および建物の価格の評定に関すること
    不動産鑑定評価基準、地価公示法など
  7. 宅地建物取引業法および同法の関係法令に関すること
    宅地建物取引業法、同施行令・施行規則など

不動産投資家として活動するために、これらを頑張って勉強するメリットはほとんどありません。

あるかないかならあったほうが良いけど、なくても全く困らない資格という印象があります。

宅建士の資格を持っていてそこから不動産投資家になったという方よりも、不動産投資家が宅建士の資格を取得したほうがはるかに多いですね。

不動産投資に不動産鑑定士の資格は必要か?

こちらも結論から言うと、不要になります。

不動産鑑定士は、不動産の価値を鑑定する仕事になります。例えば、地価公示や相続税路線価などの国が発表している土地の価格は不動産鑑定士が算出しています。

他にも、会社を設立するときに不動産を出資する場合、その不動産の価値を算定するには不動産鑑定士さんに依頼しないといけなかったりします(一部例外あり)。

不動産投資に不動産鑑定士の資格は使える?

こちらもあれば何かの役に立つかもしれないのですが、ないならないで全然問題がない資格になりますね。公的な機関向けに不動産の価値を論理的に算出するお仕事というイメージなので、実際の不動産投資ではほぼ不要だと考えています。

不動産の価値は、だいたいの市場の価値から予想することができるので、鑑定士の資格を取らなくてもたくさんの不動産を毎日見続けていれば自然と養われていくものと思います。

そして不動産鑑定士の資格は超難関の資格です。宅建士の資格よりもはるかに難しく、不動産投資のためだけに資格を取るのは効率が悪すぎるレベルです。不動産投資の勉強をしたり、物件調査や銀行開拓したほうがはるかに有用でしょう。

不動産鑑定士の資格を持っている方が不動産投資家になられるケースは、たまにいらっしゃいますね。逆に不動産投資家が不動産鑑定士になったというのは、聴いたことがないです(難しすぎるので、軽くとるのは不可能)。

不動産投資で土地家屋調査士や簿記や税理士の資格は必要か?

こちらもすべて不要になります。

土地家屋調査士

土地家屋調査士さんは、土地や建物の間取りなどの図面におこし、その建物の図面を登記したりするお仕事です。

築50年の戸建てを買ったときに建物が未登記でした。建物を登記してもらうため、土地家屋調査士さんに依頼して図面を作ってもらい、建物を登記してもらったことがあります。

他にも購入した不動産の土地の実測値が登記よりもかなり大きかったため、実測値で登記しなおしてもらう時も土地家屋調査士さんに依頼しました。登記の土地の面積を修正することを地積校正といいます。

簿記の資格

不動産投資を行う上で、基本的な複式簿記の知識や決算書の知識や会計の知識は必要となります。ただ、基本的なことを知っているだけで十分なので、わざわざ簿記の資格を取ったほうがいいかどうかといわれると取らなくてもいいと思います。

僕自身、複式簿記の本を買って勉強して、基本的なことを学びましたがそれだけで十分な知識を得ることができました。もし税理士さんに依頼されているのであれば、細かいことは税理士さんに質問すればほぼ解決しますので、簿記の資格は不要でしょう。

税理士の資格

税金の知識は必須ですが、税務署や税理士さんに質問したりすれば事足りるので、資格を取る必要は全くありません。税理士試験も、超難易度が高い資格なので、簡単にとることは不可能です。

不動産投資に必要な資格ではありません。

不動産投資に必要な資格とは?まとめ

ここまで不動産投資に必要な資格はあるのかないのか?なぜ不要なのかについて解説してきました。

僕自身、不動産投資を2014年から行ってきていますが、何か資格を取ったほうがいいと思ったことはありませんでした。資格を勉強するよりも、不動産投資の基礎を幅広く勉強するのが良いでしょう。

この「もふもふ不動産」のサイトでは、不動産投資初心者向けの無料講座があるので、まずはその無料講座で不動産投資の基礎を勉強することをお勧めします。

 

 

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