Japan Real GDP Growth
日本の実質GDP成長率の推移(1956年度〜)
2026年4〜6月期時点の日本の実質GDP成長率
四半期の前年同期比0.73%
四半期ごとの値(1998年度までは年度の値)でみた過去約69年(1956年度〜2026年4〜6月期)の中央値は1.55%、平均は2.13%。いまはその中央値を0.82ポイント下回っています。
1999年3月以前は年度の対前年度増加率(1年に1つの点)、1999年4-6月期以降は四半期の前年同期比(1年に4つの点)です。基準が違うので、ここに出ている平均・中央値は1999年以降の四半期のほうに重みが寄っています。詳しくは下の解説を読んでください。
日本の経済がどれだけ成長したかを示す実質GDP成長率(経済成長率)を、1956年度から直近までの全期間でチャートにしました。年10%を超えた高度成長期、戦後初のマイナス成長となった1974年度、バブル崩壊後、リーマン・ショック、コロナまで、過去の最高・最低と年代別の平均を数字で載せています。
データ更新日:2026/09/20(半年ごとに更新しています)
日本の経済成長率の70年チャート(高度成長期から直近まで)
1999年3月末を境にデータの性質が変わります。それ以前は1年に1つの「年度の対前年度増加率」(1998年度まで・68SNA平成2年基準)、それ以降は1年に4つの「四半期の前年同期比」(現行基準)です。左半分の線がなめらかで右半分がギザギザなのはこのためで、異常ではありません。横軸は点の数で等間隔に並ぶので、年の目盛りの間隔も左半分と右半分で変わります(左のほうが、同じ横幅に長い年数が詰まっています)。国の基準改定をまたぐため、左右の水準は厳密には接続しません。
グラフの網掛けは景気後退期(日本=内閣府の景気基準日付、米国=NBER)、縦の細い線は主な出来事で、出来事の名前と年月を線に付けた旗で添えています。画面が狭く出来事が多いときは線だけになり、線の近くに触れると名前が出ます。
日本の実質GDP成長率の平均・最高・最低は何%か
| 項目 | 時点 | 日GDP |
|---|---|---|
| 直近 | 2026年4〜6月期 | 0.73% |
| 1年前 | 2025年4〜6月期 | 1.87% |
| 5年前 | 2021年4〜6月期 | 8.69% |
| 10年前 | 2016年4〜6月期 | 0.47% |
| 20年前 | 2006年4〜6月期 | 1.54% |
| 期間中の最高 | 1968年度 | 12.40% |
| 期間中の最低 | 2020年4〜6月期 | -9.51% |
| 平均 | 1956年度〜2026年4〜6月期 | 2.13% |
| 中央値 | 1956年度〜2026年4〜6月期 | 1.55% |
最高・最低・平均・中央値は四半期ごとの値(1957年3月〜、152 個の観測値)から計算しています。
直近は0.73%(2026年4〜6月期・前年同期比)です。収録期間でいちばん高かったのは1968年度の12.40%で、これは1968年度の年度値にあたります。いちばん低かったのは2020年4〜6月期の-9.51%で、こちらは新型コロナの影響が最も出た2020年4-6月期です。
平均は2.13%、中央値は1.55%ですが、この2つは目安として読んでください。1999年3月以前は1年に1点、それ以降は1年に4点あるため、点の数が多い最近の四半期のほうに重みが寄っているからです。年代ごとの姿を見るには、下の「年代別の平均」のほうが読み取りやすくなります。
表の下にある「152 個の観測値」は、1998年度までの年度値と、1999年4-6月期以降の四半期値を合わせた数です。1年あたりの点の数が途中で変わっていることに注意してください。
1999年3月でデータの性質が変わる理由(年度の値と四半期の前年同期比)
日本のGDP統計は、国際的な基準(SNA)の切り替えと基準年の改定を繰り返してきました。内閣府自身が「現在までの同一基準による一貫したデータは遡及改定していない」と明記しており、1955年度までさかのぼれるのは平成2年基準(68SNA)だけです(内閣府「長期の一貫したデータはあるか」)。
そこでこのチャートは、次の2つをつないでいます。
- 1956年度〜1998年度:内閣府の平成10年度国民経済計算確報(平成2年基準・68SNA)の、実質国内総支出(支出側からみた実質GDP)の対前年度増加率。年度の値なので、グラフでは年度末にあたる翌年3月末に置いています。
- 1999年4-6月期以降:現行基準の四半期の実質GDPから計算した前年同期比。1年に4つの点が並びます。
基準が変われば、GDPに何を含めるかも、実質化のやり方も変わります。だから1999年3月末をまたいだ比較は、あくまで目安です。たとえば「1968年度の12.40%と2020年4-6月期の-9.51%」は、同じものさしで測った数字ではありません。それでも、年10%を超える成長が続いた時代と、1%前後で動く時代の違いは、このつなぎ方でもはっきり読み取れます。
日本の経済成長率が大きく動いた局面
1950〜60年代|年10%前後の高度成長
チャートの左端、収録開始の1956年度は6.80%です。そこから1960年代にかけて、年10%を超える年度がいくつも並びます。収録期間の最高は1968年度の12.40%。1960年度12.00%、1966年度11.00%、1969年度12.00%と、二桁成長が珍しくない時代でした。
1974年度|戦後初のマイナス成長
1973年10月に始まった第一次石油危機で流れが変わります。1974年度は-0.50%と、収録期間で初めてマイナスになりました。当時の内閣府(経済企画庁)『昭和50年 年次経済報告』にも「戦後初のマイナス成長」という節が置かれ、「49年度の実質GNPは前年度比で0.6%減少(速報)したが、これは戦後初めてのことであつた」と記されています(昭和50年 年次経済報告。速報値と、のちに改定された平成2年基準の数値は一致しません)。翌1975年度は4.00%に戻りましたが、成長率が10%台に戻ることは二度とありませんでした。
1990年代|バブル崩壊後の落ち込み
1990年度は5.50%でしたが、1992年度0.40%、1993年度0.50%、1994年度0.60%と、3年続けて1%を割り込みます。その後いったん持ち直したものの、1997年度は-0.10%、1998年度は-1.90%と2年続けてマイナスになりました。経済企画庁(現・内閣府)の『平成10年度 年次経済報告』は、この時期を「景気の停滞が続く日本経済」と題し、消費税率引き上げ前の駆け込み需要とその反動、金融システムの動揺と「貸し渋り」を要因として挙げています(平成10年度 年次経済報告)。
2008〜2009年|リーマン・ショック
四半期の前年同期比では、2008年4-6月期から2009年10-12月期まで7四半期連続でマイナスが続きました。いちばん深かったのは2009年1-3月期の-8.18%です。海外の需要が一気に消え、輸出と生産が落ちた局面でした。
2020年|新型コロナ
2020年4-6月期の-9.51%が、このチャートの最低です。リーマン・ショックのときの底より深い落ち込みでした。翌年の2021年4-6月期は8.69%と大きなプラスになっていますが、これは前年の落ち込みの反動で、前年同期比という数え方の性質です。
日本の経済成長率の年代別の平均
10年ごとの平均です。1999年3月以前は年度の値を年度末(翌年3月末)に置いているので、たとえば「1960年代」の欄に入っているのは1959年度〜1968年度の10年分です。1990年代の欄は年度の値と四半期の値が混ざり、2000年代以降はすべて四半期の値になります。数え方が途中で変わっていることを踏まえて、桁の違いを見るための表として使ってください。
| 年代 | 日GDP |
|---|---|
| 1950年代 | 7.17%1957年3月〜1959年3月 |
| 1960年代 | 10.29%1960年3月〜1969年3月 |
| 1970年代 | 5.66%1970年3月〜1979年3月 |
| 1980年代 | 3.84%1980年3月〜1989年3月 |
| 1990年代 | 1.52% |
| 2000年代 | 0.49% |
| 2010年代 | 1.32% |
| 2020年代 | 0.48%2020年3月〜2026年6月 |
各年代の四半期ごとの値の平均です。その年代の全部がそろっていない端の年代は、実際に平均した期間を数字の下に添えています。
物価や金利、米国の成長率と重ねて見る
成長率だけを見ていても、伸びた理由や止まった理由までは分かりません。物価(CPI)と並べれば、名目の景気と実質の景気のずれが見えます。政策金利と並べれば、景気の局面と金融政策の順番が読めます。米国の成長率と並べれば、世界共通のショックと日本固有の落ち込みを見分けられます。下のリンクを開くと、その組み合わせのチャートがそのまま出ます。
- 日本の実質GDP成長率 × 米国の実質GDP成長率世界共通のショックか、日本固有かを見分ける
- 日本の実質GDP成長率 × 日本のCPI上昇率成長と物価が同じ方向に動いたかを見る
- 日本の実質GDP成長率 × 日本の政策金利景気の局面と金融政策の順番を並べる
- ほかの指標と自由に組み合わせる(経済指標チャート)日米の金利・為替・株価・PERを2本の軸で重ねられます
データの出典と更新日
1998年度までは内閣府の平成10年度国民経済計算確報(平成2年基準・68SNA)の統計表から、実質国内総支出の対前年度増加率を取り込んでいます(内閣府 統計表(国民経済計算年次推計))。1999年4-6月期以降は、現行基準の四半期の実質GDP(季節調整値)から前年同期比を計算しています。
内閣府が公表している「実質成長率」は、年度の値・暦年の値・四半期の前年同期比・四半期の前期比年率などいくつもの数え方があり、どれを見るかで数字が変わります。ニュースでよく出る「年率◯%」は前期比を1年分に引き伸ばしたもので、このページの前年同期比とは別の数字です。正確な数値は必ず出典元でご確認ください。
- 日本の実質GDP成長率:内閣府 国民経済計算
1998年度までは68SNA(平成2年基準)の年度・対前年度増加率、1999年4-6月期以降は現行基準の四半期実質GDPから算出した前年同期比。基準改定をまたぐため1999年3月末で系列が切り替わり、水準は厳密には接続しない。 - データ更新日:2026/09/20(半年に1回、手作業で更新しています)
このページは公表されている統計データを見やすく並べたものです。特定の銘柄や取引を推奨するものではなく、投資助言ではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。データは出典元の公表値をもとにしていますが、加工の過程で誤りが含まれる可能性があります。正確な数値は各出典元をご確認ください。