US Treasury Yields

米10年債利回りの長期チャート(1962年〜)

2026年9月17日時点の米国債の利回り

10年債4.94%

2年債4.67%

30年債5.29%

10年債について、月末値でみた過去約64年(1962年1月〜2026年9月)の中央値は5.42%、平均は5.80%。いまはその中央値を0.48ポイント下回っています。

米財務省が、市場で取引されている国債の終値利回りから利回り曲線を作り、ちょうど2年・10年・30年にあたる利回りを読み取ったもの(定数満期利回り、CMT)です。30年債は2002年2月19日から2006年2月8日まで公表がなく、チャートの線が途切れます。

米国の10年国債の利回りを、1962年からの約64年分まとめてチャートにしました。2年債・30年債も重ねてあり、1981年のピーク、2020年の過去最低、2022年以降の反転、年限ごとの利回りの差まで、過去最高・最低と年代別の平均を数字で載せています。

データ更新日:2026/09/20(半年ごとに更新しています)

米国債の利回りを年限別に重ねたチャート(2年・10年・30年)

期間

3本とも定数満期利回り(CMT)で、単位は年あたりの%です。収録の始まりは年限ごとに違い、10年が1962年1月、2年が1976年6月、30年が1977年2月からです。30年債は2002年2月19日〜2006年2月8日のあいだ公表がなく、その期間だけ線が消えます(理由は下で説明しています)。短い年限の線が長い年限の線より上に来ている期間が、いわゆる逆イールドです。

グラフの網掛けは景気後退期(日本=内閣府の景気基準日付、米国=NBER)、縦の細い線は主な出来事で、出来事の名前と年月を線に付けた旗で添えています。画面が狭く出来事が多いときは線だけになり、線の近くに触れると名前が出ます。

その他の経済指標のチャート

すべての指標を重ねて比較する(比較チャート) 金利と為替、株価とPERなど、2種類の指標を1枚のグラフに重ねて見られます。

米10年債利回りの過去最高・最低は何%か

項目米10年米2年米30年
直近4.94%2026年9月17日4.67%2026年9月17日5.29%2026年9月17日
1年前4.16%2025年9月末3.60%2025年9月末4.73%2025年9月末
5年前1.52%2021年9月末0.28%2021年9月末2.08%2021年9月末
10年前1.60%2016年9月末0.77%2016年9月末2.32%2016年9月末
20年前4.64%2006年9月末4.71%2006年9月末4.77%2006年9月末
30年前6.72%1996年9月末6.10%1996年9月末6.93%1996年9月末
50年前7.55%1976年9月末6.33%1976年9月末
期間中の最高15.84%1981年9月末16.73%1981年8月末15.19%1981年9月末
期間中の最低0.55%2020年7月末0.11%2020年7月末1.20%2020年7月末
平均5.80%1962年1月〜2026年9月4.95%1976年6月〜2026年9月6.25%1977年2月〜2026年9月
中央値5.42%1962年1月〜2026年9月4.59%1976年6月〜2026年9月5.78%1977年2月〜2026年9月

最高・最低・平均・中央値は、米10年=月末値(1962年1月〜2026年9月、777 か月分)米2年=月末値(1976年6月〜2026年9月、604 か月分)米30年=月末値(1977年2月〜2026年9月、549 か月分)から計算しています。日々の値動きの中では、これより高い日・低い日があります。いちばん新しい1か月ぶんは、まだ月が終わっていないため、それぞれの数字に添えた日の時点の値です。

直近の米10年債利回りは4.94%(2026年9月17日)です。月末値でいちばん高かったのは1981年9月末の15.84%、いちばん低かったのは2020年7月末の0.55%でした。日々の値でみると、最低は2020年8月4日の0.52%です。

この表の平均(5.80%)と中央値(5.42%)が5%を超えているのは、1970年代から80年代の二桁金利の時期が丸ごと入っているためです。いまの水準がどうかを見るときは、下の「年代別の平均」のように時期を区切ったほうが比べやすくなります。

上の表は、数字のすぐ下にその列自身の時点を書いています。2年債・30年債が最高・最低をつけた月は10年債と少しずれ、たとえば2年債の月末値の最高は1981年8月末(10年債は1981年9月末)です。平均・中央値の対象期間も年限ごとに違います(2年債は1976年6月から、30年債は1977年2月から。30年債はさらに2002年〜2006年の空白期間を除いています)。

1981年のピークから2020年の底まで、40年の低下

1981年9月|月末値で15.84%

チャートの左上にある山は、インフレ退治のために金融を引き締めていた時期のものです。1979年10月6日、米連邦準備制度理事会(FRB)は日々の資金供給の目安を金利から銀行の準備預金の量に切り替え、フェデラルファンド金利の許容レンジを同年9月の11.25〜11.75%から11.5〜15.5%へ一気に広げましたサンフランシスコ連銀 Economic Letter 2004-35)。短い金利が跳ね上がり、国債の利回りもこれに続きます。

1981年9月末の10年債は15.84%。同じ月の2年債は16.69%、30年債は15.19%で、短い年限のほうが高い並びでした。同じ月の米CPI上昇率は10.95%です。この時期の政策金利そのものの動きは米国の政策金利のページにまとめています。

2020年|過去最低の0.52%

そこから約40年かけて利回りは下がり続け、月末値の最低は2020年7月末の0.55%、日々の値では2020年8月4日の0.52%になりました。利回りが一気に落ちたのは、世界保健機関(WHO)がパンデミックを宣言した2020年3月11日の前後です(チャートの縦線)。この月の日々の最低は2020年3月9日の0.54%で、その後も低い水準が続き、記録が出たのは数か月あとの2020年8月4日でした。

2022年以降|反転

2022年3月16日のFOMCで利上げが始まり、線は上を向きます。2022年以降でいちばん高かったのは2026年9月16日の5.01%です。なお2007年8月から2021年末までの14年あまり、米10年債利回りが5%台に乗った日は一度もありませんでした。長く続いた低金利のほうが、60年を超える記録のなかでは限られた時期だったことになります。

年限が長いほど利回りは高いのか(2年・10年・30年の比較)

ふつう、お金を長く貸すほど高い利回りが求められるため、30年>10年>2年の順に並びます。チャートでは3本の線の上下関係で確かめられます。

直近は30年が5.29%、10年が4.94%、2年が4.67%です(2026年9月17日)。この順番が崩れることもあります。10年債が最高をつけた1981年9月末は、2年が16.69%、10年が15.84%、30年が15.19%で、いちばん長い年限がいちばん低い並びでした。

短い年限の利回りが長い年限を上回る状態は逆イールドと呼ばれます。月末値でみると、10年が2年を下回ったのは直近では2022年7月末から2024年7月末までで、差がいちばん開いたのは2023年6月末の-1.06ポイント(マイナスは10年のほうが低いことを表します)。直近は0.27ポイントです。逆イールドそのものの説明と、過去に逆転した期間の一覧は長短金利差(10年−2年)のページにまとめています。

米30年債のデータが2002〜2006年に途切れている理由

30年債の線は、2002年2月から2006年2月まで消えています。データの取り込み漏れではありません。

米財務省は2001年10月に30年債(名目・物価連動とも)の発行取りやめを発表し、2006年2月に再開しました(TreasuryDirect の国債の歩み)。これを受けてFRBの統計H.15でも30年の定数満期利回りが2002年2月18日で打ち切られ、2006年2月9日に再開されています。空白のあいだ、財務省は20年の定数満期利回りに加える調整係数を公表して代用に充てていました(FRB Selected Interest Rates (H.15) の注記)。

なお30年債の直近は5.29%(2026年9月17日)、2022年以降の最高は2026年9月10日の5.37%です。

米国債利回りの年代別の平均

10年ごとに月末値を平均したものです。1960年代は10年債だけ、1970年代も2年債・30年債は途中からの平均になります。2000年代の30年債は、上で説明した空白期間を除いた月の平均です。

年代米10年米2年米30年
1960年代4.87%1962年1月〜1969年12月
1970年代7.51%8.02%1976年6月〜1979年12月8.56%1977年2月〜1979年12月
1980年代10.60%10.11%10.57%
1990年代6.66%5.79%6.99%
2000年代4.43%3.24%4.91%
2010年代2.38%0.95%3.15%
2020年代3.12%2020年1月〜2026年9月2.87%2020年1月〜2026年9月3.52%2020年1月〜2026年9月

各年代の月末値の平均です。その年代の全部がそろっていない端の年代は、実際に平均した期間を数字の下に添えています。

年末の米国債利回り一覧

各年12月の月末値です。いちばん下の年はまだ途中なので、データのある最終日の値を「時点」欄に日付つきで載せています。

時点米10年米2年米30年
1962年12月末3.85%
1970年12月末6.50%
1980年12月末12.43%13.06%11.98%
1990年12月末8.08%7.15%8.26%
2000年12月末5.12%5.11%5.46%
2010年12月末3.30%0.61%4.34%
2011年12月末1.89%0.25%2.89%
2012年12月末1.78%0.25%2.95%
2013年12月末3.04%0.38%3.96%
2014年12月末2.17%0.67%2.75%
2015年12月末2.27%1.06%3.01%
2016年12月末2.45%1.20%3.06%
2017年12月末2.40%1.89%2.74%
2018年12月末2.69%2.48%3.02%
2019年12月末1.92%1.58%2.39%
2020年12月末0.93%0.13%1.65%
2021年12月末1.52%0.73%1.90%
2022年12月末3.88%4.41%3.97%
2023年12月末3.88%4.23%4.03%
2024年12月末4.58%4.25%4.78%
2025年12月末4.18%3.47%4.84%
2026年9月17日時点4.94%4.67%5.29%

期間が長いので、2010年以降は毎年、それより前は10年ごとに載せています。すべての年を見たいときは、上のチャートの線に触れてください。

政策金利や日本の金利と重ねて見る

米10年債の利回りだけを見ていても、FRBの決定で動いたのか、物価や景気の見方が変わって動いたのかは分かりません。政策金利や2年債と重ねると、短い金利と長い金利のどちらが先に動いたのかが読めます。日本の10年国債やドル円と並べると、日米金利差としてどれだけ開いているかが見えます。下のリンクを開くと、その組み合わせのチャートがそのまま出ます。

データの出典と更新日

3本とも、FRBが公表する統計「Selected Interest Rates(H.15)」の定数満期利回り(CMT)です。米財務省が、店頭市場で実際に取引されている国債の終値の買い気配から利回り曲線を作り、ちょうどその年限にあたる利回りを読み取ったもので、特定の1銘柄の利回りではありません。

収録の始まりは年限ごとに違います(10年=1962年1月、2年=1976年6月、30年=1977年2月)。30年は2002年2月19日〜2006年2月8日が欠測で、この表の30年の平均・中央値・年代別平均もその期間を除いて計算しています。表とチャートの最高・最低・平均は、断りのない限り月末値ベースです。日々の値動きの中では、これより高い日・低い日があります。

  • 米10年国債利回り:FRB Selected Interest Rates (H.15)
    定数満期利回り(CMT)。米政府著作物。
  • 米2年国債利回り:FRB Selected Interest Rates (H.15)
    定数満期利回り(CMT)。1976年6月1日から。米政府著作物。
  • 米30年国債利回り:FRB Selected Interest Rates (H.15)
    定数満期利回り(CMT)。1977年2月15日から。30年債は2001年10月に発行が停止され、2006年2月に再開された。その間(2002年2月19日〜2006年2月8日)はH.15が30年のCMTを公表していないため欠測とし、線が途切れる。米政府著作物。
  • データ更新日:2026/09/20(半年に1回、手作業で更新しています)

このページは公表されている統計データを見やすく並べたものです。特定の銘柄や取引を推奨するものではなく、投資助言ではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。データは出典元の公表値をもとにしていますが、加工の過程で誤りが含まれる可能性があります。正確な数値は各出典元をご確認ください。