US Federal Funds Rate
米国の政策金利(FF金利)の推移(1954年〜)
2026年9月19日時点の米国の政策金利(FF金利)
FF金利の誘導目標(上限)4.00%
2026年9月17日から4.00%です。米連邦公開市場委員会(FOMC)が決めた日から次の変更まで同じ水準が続くため、チャートは階段状になります。2008年12月16日以降の誘導目標は「0〜0.25%」のようなレンジで示されるので、このチャートはその上限を描いています。
米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)の金融政策を決める会合がFOMCです。そこで決まるフェデラルファンド金利(FF金利)の誘導目標を、1954年からの全期間でチャートにしました。変更の回数、過去の最高・最低、ゼロ金利が続いた期間を数字で載せています。
データ更新日:2026/09/20(半年ごとに更新しています)
フェデラルファンド金利(FF金利)の長期チャート
階段状に描いています。決定した日に水準が変わり、次の変更まで水平に続くためです。線の性質は途中で変わります。1982年9月27日からはFOMCが決めた誘導目標そのもの(2008年12月16日以降はレンジの上限)ですが、1982年8月以前は誘導目標が公表されていないため、市場で実際についたFF金利の月中平均を月次だけで引いています。細かく上下している1980年前後の山と、右側のはっきりした階段は、性質の違う数字がつながっていることに注意してください(理由は下で説明しています)。
グラフの網掛けは景気後退期(日本=内閣府の景気基準日付、米国=NBER)、縦の細い線は主な出来事で、出来事の名前と年月を線に付けた旗で添えています。画面が狭く出来事が多いときは線だけになり、線の近くに触れると名前が出ます。
米国の政策金利は過去に何%だったか(最高・最低と変更回数)
| 項目 | 時点 | 米政策金利 |
|---|---|---|
| 直近 | 2026年9月19日 | 4.00% |
| いまの水準になった日 | — | 2026年9月17日 |
| この期間の変更回数 | 1982年9月〜2026年9月 | 185回 |
| 期間中の最高 | 1984年8月9日〜1984年9月19日 | 11.50% |
| 期間中の最低 | 2008年12月16日〜2015年12月15日 | 0.25% |
この金利は決まった日から次の変更まで同じ水準が続きます(階段状)。上の表の最高・最低は、その水準が適用されていた期間つきで示しています。いちばん新しい1か月ぶんは、まだ月が終わっていないため2026年9月19日時点の値です。
この表は誘導目標が公表されている1982年9月27日以降だけを対象にしています。その期間の変更は185回。いちばん高かった誘導目標は11.50%で、その水準だったのは1984年8月9日〜1984年9月19日です。いちばん低いのは0.25%(レンジ0〜0.25%の上限)で、最初にこの水準が続いたのは2008年12月16日〜2015年12月15日です。
チャートの1980年前後には20%に迫る山がありますが、表の最高(11.50%)とは別の数字です。1982年8月以前は誘導目標そのものが公表されておらず、そこに引いているのは市場でついたFF金利の月中平均だからです。その月中平均の最高は1981年6月末の19.10%でした。同じ1本の線でも前半と後半で意味が違うため、表では後半だけを集計しています。
この表に平均や中央値を載せていないのは、階段状の金利では「何年据え置かれたか」で平均が動いてしまい、水準の目安にならないからです。代わりに変更の回数と、いまの水準になった日を出しています。
FF金利とは(誰がどう決めている金利か)
フェデラルファンド金利は、FRBの説明では預金取扱金融機関どうしが準備預金の残高を翌日物で貸し借りするときの金利です(FRB「Open Market Operations」)。日本でいえば無担保コールレート(オーバーナイト物)にあたります。
FOMCが直接決めているのは、この金利そのものではなく「どのあたりに収まってほしいか」という誘導目標です。会合のたびに目標を決め、ニューヨーク連銀の市場部門がそれに沿うよう資金を出し入れします。このチャートが階段状なのは、公表された決定値を並べているからで、実際に市場でついた金利はその周りで小さく上下します。
示し方も途中で変わりました。2008年12月15日までは「4.25%」のような1つの数字でしたが、2008年12月16日からは「0〜0.25%」のようなレンジになっています(セントルイス連銀 FRED の系列注記:「Effective December 16, 2008, target rate is reported as a range」)。レンジで示されている期間、このページは上限の値を使っています。
1982年8月以前の線は誘導目標ではない(データの読み方)
チャートでいちばん高い山は1980年前後にあります。ここは誘導目標の記録ではありません。
1979年10月6日、FRBは日々の資金供給の目安を金利から銀行の準備預金の量へ切り替え、FF金利の許容レンジを同年9月の11.25〜11.75%から11.5〜15.5%へ一気に広げました(サンフランシスコ連銀 Economic Letter 2004-35)。金利を目標に置くのをやめた以上、この時期には「誘導目標いくら」という数字が存在しません。金利は市場に任されて大きく振れ、連邦準備制度の公式史は1980年後半にFF金利が20%に達したと記しています(Federal Reserve History)。
誘導目標の系列が1982年9月27日から始まるのはこのためです。それ以前としてチャートに引いているのは、市場でついたFF金利の月中平均で、日次の点はありません。月中平均の最高は1981年6月末の19.10%です。平均を取った値なので、日々の値ではこれより高い日がありました。
長期チャートとして1本につないである代わりに、1982年8月以前と9月以降では数字の意味が違うという前提で読んでください。市場でついた長期金利のほうの動きは米10年債利回りのページで見られます。
ゼロ金利と、2022年からの利上げ局面
2008年12月|レンジ方式とゼロ金利の始まり
2008年12月16日、FOMCは誘導目標を0〜0.25%に引き下げました。単一の目標値をレンジに切り替えたのはこのときが最初です。声明は、弱い経済情勢によって当面きわめて低い水準のFF金利が正当化される可能性が高い、としています(FOMC声明 2008年12月16日)。
次に動いたのは2015年12月16日。チャートでは、7年にわたって水平に伸びた線として現れます。
2020年3月|もう一度0〜0.25%へ
新型コロナの感染拡大を受け、2020年3月16日に誘導目標は再び0〜0.25%になりました。2回目のゼロ金利は、2022年3月17日に0.5%へ上がるまで約2年続いています。
2022〜2023年|16か月で5ポイント超の引き上げ
2022年3月から2023年7月にかけて、誘導目標の上限は0.25%から5.50%まで上がりました。階段の1段が0.75%になった回もあり、チャートの右側は急な坂に見えます。その後は下げに転じ、直近は2026年9月17日から4.00%です。
日本の政策金利と並べると、この上げ下げが日米の政策金利差としてどれだけ開き、どれだけ縮んだかが見えます。
年末の米国の政策金利一覧
各年12月末時点で適用されていた水準です。1982年より前の年は、その月のFF金利の月中平均であって誘導目標ではありません。いちばん下の年はまだ途中なので、データのある最終日を「時点」欄に載せています。
| 年 | 時点 | 米政策金利 |
|---|---|---|
| 1954年 | 12月末 | 1.28% |
| 1960年 | 12月末 | 1.98% |
| 1970年 | 12月末 | 4.90% |
| 1980年 | 12月末 | 18.90% |
| 1990年 | 12月末 | 7.00% |
| 2000年 | 12月末 | 6.50% |
| 2010年 | 12月末 | 0.25% |
| 2011年 | 12月末 | 0.25% |
| 2012年 | 12月末 | 0.25% |
| 2013年 | 12月末 | 0.25% |
| 2014年 | 12月末 | 0.25% |
| 2015年 | 12月末 | 0.50% |
| 2016年 | 12月末 | 0.75% |
| 2017年 | 12月末 | 1.50% |
| 2018年 | 12月末 | 2.50% |
| 2019年 | 12月末 | 1.75% |
| 2020年 | 12月末 | 0.25% |
| 2021年 | 12月末 | 0.25% |
| 2022年 | 12月末 | 4.50% |
| 2023年 | 12月末 | 5.50% |
| 2024年 | 12月末 | 4.50% |
| 2025年 | 12月末 | 3.75% |
| 2026年 | 9月19日時点 | 4.00% |
期間が長いので、2010年以降は毎年、それより前は10年ごとに載せています。すべての年を見たいときは、上のチャートの線に触れてください。
米国債の利回りや日本の政策金利と重ねて見る
政策金利はごく短い金利です。これだけを見ても、長い金利や為替がどう反応したのかは分かりません。米国債の利回りと重ねると、FOMCの決定より先に市場が動いていた局面が見えます。日本の政策金利と並べれば、金融政策の方向が逆になった時期がはっきりします。下のリンクを開くと、その組み合わせのチャートがそのまま出ます。
- 米国の政策金利 × 米10年債決定の前に長期金利が動いていたか
- 米国の政策金利 × 日本の政策金利日米の金融政策の方向を並べる
- 米国の政策金利 × ドル円利上げ・利下げの局面と為替
- 米国の政策金利 × 米国のCPI上昇率物価の動きと政策の順番
- ほかの指標と自由に組み合わせる(経済指標チャート)日米の金利・為替・株価・PERを2本の軸で重ねられます
データの出典と更新日
1982年9月27日以降は、FOMCが決定したFF金利の誘導目標です。2008年12月15日までは単一の目標値、2008年12月16日以降はレンジの上限を使っています。1982年8月以前は誘導目標が公表されていないため、市場でついたFF金利の月中平均を月次にのみ表示しており、前半と後半は性質の違う数字です。
数値表の変更回数・最高・最低は、誘導目標がある1982年9月27日以降だけから計算しています。チャートに見える1980年前後の高い山は月中平均のほうで、表の最高には入っていません。
- 米国の政策金利(FF金利誘導目標・上限):FRB(FOMCの誘導目標・FRED経由)
FOMCが決定したフェデラルファンド金利の誘導目標(階段推移)。1982年9月27日〜2008年12月15日は単一の目標値、2008年12月16日以降はレンジ方式のためその上限。誘導目標が公表されていない1982年8月以前はFF実効金利の月中平均を月次にのみ表示しており、性質の違う値の接続になる。月次は各月末時点の適用値(前方補完)。 - データ更新日:2026/09/20(半年に1回、手作業で更新しています)
このページは公表されている統計データを見やすく並べたものです。特定の銘柄や取引を推奨するものではなく、投資助言ではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。データは出典元の公表値をもとにしていますが、加工の過程で誤りが含まれる可能性があります。正確な数値は各出典元をご確認ください。